202412
出雲の伝統的な民藝陶器・袖師窯の尾野真弓さんと、出雲民藝紙の工房に勤めながら籐細工の技術を継承する山野孝弘さん。松江市を拠点に製作をしてきたお二人は、工藝ユニット「工藝 格」として地域の郷土玩具の復刻やグラフィックデザインなどを手掛けています。
ユニット結成のきっかけは、昭和初期に故・伊藤三也さんが製作した「千支車」との出会い。こちらは「松江練物」と呼ばれる郷土玩具で、紙と糊を混ぜ合わせて作る、全国的にも珍しい紙塑(シソ)人形です。とぼけた表情の十二支が台車に乗る愛らしい姿に魅了され、復刻に取り組みました。お互いの得手不得手を補い合い、古作の断面や岩絵具と膠で描く模様を丹念に観察し、試行錯誤しながら三也作の干支車を忠実に再現しています。「生まれた土地の歴史や文化、子への愛情や祈りを含んだ形は人の心に作用し、情緒に訴え、時を超えてもそのもの自体が“いい感じ”の雰囲気を作り出します。先代の追体験で生まれる尊敬や喜びを大切にしながら、ものとして次の世代に繋ぎ、更に新作へと還元、昇華できるよう、製作を続けています」と語るお二人。まずは全12種類のコンプリートが目標だそうです。
今月は、新しい年を迎えるのにふさわしい縁起物として、工藝 格の古玩「干支車 乙巳」を2名の方にプレゼントいたします。どうぞ皆さま良いお年をお迎えください。
袖師窯・尾野真弓と出雲民藝紙・山野孝弘による工藝ユニット。
instagram
応募期間(2024年12月1日(日)~12月31日(火))
プレゼントに応募する
プレゼントに応募する-チルチンびと広場 プレゼント応募規約-
弊社の提供するプレゼントへの応募は、以下の規約に従って行われるものとします。本サイトへのアクセスし、プレゼントへ応募することにより、応募者は以下の規約を承諾したものとみなします。