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7月10日発売の『チルチンびと』104 夏号の予告篇ですよ!

建築家・松本直子 設計『路地奥の眺めのいい家」

 

「新しい日常」は「コンパクトな家」から、というわけで、建築家・松本直子さん設計の『路地奥の眺めのいい家』にご案内します。その記事の書き出し。
〈建築を体験することは、小説を読むのに似たところがある ー と書いた作家がいる。それなら、小さな家は短編小説だろうか。〉
うーん。こうして、さながら短編小説を読むように坪庭、広いバスルーム和のゲストルーム……と、夢の詰まった家をお見せします。

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『チルチンびと』104 夏号は、特集『コンパクトな家』『住空間リノベーション』『丈夫な青森ヒバのオープンデッキ』『11人の作家のブローチ図鑑』。7月10日発売。お楽しみに!

 


タラの芽のソテー

苦い味が

美味しく感じる季節。

タラの芽は山菜の王様

とも 言われている。


金子國義さんの美少女

金子國義展  聖者の作法

 

『金子國義展  聖者の作法』(Bunkamura Gallery、3月25日まで)に行く。
あちこちの美術館が、コロナウィルスの影響で閉じているおり、こういうギャラリーの健闘はうれしい。
おなじみの、あの顔、あの目、あの唇、あの脚……。『金子國義の世界(『ユリイカ』臨時増刊号・青土社刊)で、澁澤龍彦さんの質問に、金子さんが答える企画〈金子國義へ美少女についての10の質問〉がある。面白い。そこで、「あなたにとって美少女の魅力のポイントはどこでしょうか。肉体の部分をいくつか具体的にあげてください。」という問いに、金子さん、こう答えている。顔についての部分を引用。
「顔 ー 小さいこと、斜めを向いたときに、頬骨が出ないこと。目はつぶったときに、瞼の上から眼球のかたちがはっきりと分かること。鼻は寸がつまっていること。口は小さすぎないこと。鼻と口のあいだが短く、人中がくっきりと割れていること。……」

 


キッチンが主役 ー『チルチンびと』103 春号の発売間近。その予告篇 !

キッチンが主役 ー『チルチンびと』103 春号

 

春   すみれ咲き   春を告げる という歌がある。春なにゆえ  人は汝を待つ  と続いている。さて、103号から「料理家の妻のためのキッチンが主役の家」をご紹介します。その記事の書き出しから。

〈…… 特注のL字型のキッチンに立つと、ダイニングはもちろんのこと、庭やリビングまでが見渡せる。ご主人は「当初から妻が料理教室を開くことを念頭に置いていたので、家の中でいちばんいい場所をキッチンにとお願いしました」と話す。栄養管理士の資格をもち、企業のメニュー開発なども手がける奥さんは「ここでお料理教室がひらけるのは、本当に嬉しいです」と微笑む。


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『チルチンびと』103号は、「特集・ごはんを楽しむ家」「特集・スーパー台風に強い屋根」。3月11日発売。お楽しみに。

 


裸足健康法 ー 『チルチンびと』102号予告篇

裸足健康法 ー 『チルチンびと』102号

 

お待たせしました。『チルチンびと』冬   102号の発売間近です。特集は「薪ストーブのやすらぎ」「裸足と健康と木の家」の二本立て。その中から「裸足生活で治った冷え性」(金子 潤)ご紹介します。金子さんはこんなふうに書いています。

〈……  恥ずかしい話ですが、私は冬になると、冷え性がひどくて寝る時は靴下を履いて布団にくるまって寝ていました。しかしながら裸足ランニングを始めて2年で冷えを感じることがなくなり、今は冬場でもはだしにサンダルでいられるようになったのです。足のゆび間隔が広がり、ゆびが脂肪でふっくらしたことで足そのものの保温性能が上がったのでしょう。寒いから何かモノを使って温めるのではなく、自らの身体が温まるように使う。使えばそこに適応できるのだと、人間の適応能力の高さを思い知らされました。……〉
このほかにも、裸足の心身にもたらすたくさんの効用を語ります。


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『チルチンびと』冬  102号は、12月11日発売です。お楽しみに。

 


絵本作家の願い

しろ と くろ きくちちき絵本展

『しろ と くろ きくちちき絵本展』(武蔵野市立吉祥寺美術館、11月10日まで)に行く。展覧会のパンフレットに、書かれた文章。

〈デビューから現在までわずか7年間で生み出された絵本は20冊以上。きくちは、自身の絵本を  “ 100年越しの手紙 ” であって欲しいと願っています。今、絵本を手に取ってくれている人、そして100年後の誰かの心にも寄り添えるように……〉

 


水をいける

チルチンびと100号

 

『チルチンびと』夏 100号の連載「花に聴く」(花・文    道念邦子、写真   ニック・ヴァンデルギーセン)を、読む。ここに、こういう文章がある。

〈  玄関先に水が打たれていると、それだけでも涼を誘う夏。いけばなも「夏は水をいける」という気持ちも添えて花と器を見立てなければね。と言っても何を、というわけではなく、たとえば広口の器を選んだとすれば、水際から立ち上がる花の姿に相当配慮することになる。そうやって「いける」ことに戸惑う自己自身を水面に映していると、水に流せない幼い日の記憶が呼び戻される。…… 〉

この記事のタイトルは、「夏は来ぬ」である。

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『チルチンびと』100号は、好評発売中。お早めに、書店へ。

 

 


親子が暮らしやすい家

親子が暮らしやすい家

 

間もなく『チルチンびと』夏  100号の発売です。特集は〈木と土の家〉〈親子の距離と間取り〉の二本立て。

〈親子の距離と間取り〉から、こんな記事をご紹介します。建築家・松本直子さんが、N邸をつくったときの「親子が暮らしやすいN邸のポイント」です。ごらんください。

①母親の定位置(たとえばキッチン)から
家中の気配を感じ、適宜見通せること
② 家族それぞれが、のびのびと時間を過ごせる居場所と、家族同士のさまざまな距離感
③ 回遊動線、家事動線に無理や不自然さがないこと
調理などは家族全員が自然に参加できること
④ 朝から明るい水まわり、まとまった収納
(ファミリークローゼット、パントリー、ライブラリー)
⑤緑と火、空を取り入れて光や風を愉しむ
自然とともにあり、自然を愉しむ

母親建築家、らしい視線があちこちに。


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『チルチンびと』100  夏号は、6月11日発売です。お楽しみに。

 


KAIE さんの訃報

KAIE さんが亡くなられたことを、うかがった。川村 都さんのスタイリストの学校から、セツにすすんだ方だった。この「広場」の『私のセツ物語』でも、そのことを、書いている。もう一度、彼女の『私のセツ物語』を掲載し、ご冥福をお祈りいたします。
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KAIE

「あのね。私はセツで解放されたの!」

KAIE(アーティスト)
1997年~2000年在籍
 

 入学した当時は、セツの大先輩である川村都さんが運営するスタイリスト学校を卒業したばかり。痩せっぽっちのケイト・モスに憧れていて、あんなガリガリの人が描けるオシャレな場所はないかと探していたら、この学校にたどり着いたんです。
 そしたら、雑誌Oliveから抜け出てきたみたいな、「前髪パッツン&ボーダー似合いすぎ」の生徒さんが多いのにビックリして、私の着こなしがまだまだ未熟だと落ち込んだり、勝手にライバル視してみたり(笑)。でも本音は、「この人達とお友達になれたらなぁ」だったんですけどねぇ♪

 人物水彩の授業では、どう描けばいいのかわからなくて、周りの人達の絵を覗き見してたら、目や手だけを画用紙いっぱいに描いてたり、下絵もなく色だけベタベタ塗ってたり、綺麗な色を塗り重ねてるだけの人とか、もう、なんでもOKだったんです!!
 むふっ!ニヤリ♬
 その時に私は気付きました。
 「ここでは、みんなと同じじゃなくていいんだねぇ!」
 「なんでも受け入れてくれる場所なんだねぇ!」ってコトを!
 とっても心地良くて、自分の存在価値を認められたような気持ちでした♫

 初めてセツ先生に「うん、これいいねーA☆」と評価された時の嬉しさは今も覚えています。
 「見せて見せて!」と生徒さんも私の絵の前に集まってきて、あっという間に友達も沢山できました。それからは、セツに通うことが、セツ友と会う為か、絵を描く為か分からなくなってきたけど、楽しかったからどっちでも良かった。

 そうそう、セツ先生と一緒にデッサンをしている時、「いいこと教えてあげる! セツに来て有名になっている人はね、毎日真面目に来てるやつか、たまーにしか来ないやつのどっちかなの!」
 そう言ってたコトが記憶に残っているんですが、その言葉の意味はどういうことなんだろうか?今でもずっと考えているんですが。。

 私はセツで、「自由でいいんだよって」教えてもらったんです!
 だから20年が過ぎても、やりたい事を精一杯やれてます!

 セツの庭で、星先生の淹れてくれたコーヒーを片手に、ブリキの灰皿を囲んで、どうでもいい話をしながらタバコを吸っていた時間が愛おしいです!

 


 
星信郎 より:

吉澤さん、なるほどセツ先生をこう描きましたか! すっきりと味わい深い、年齢性別不詳 、そして上品さを保って。
たしかに先生は訳のわかんないコトを言うことあったよね、だからそのコトをずうっと考えてしまって、いつか解ったり解らなかったり???
でもね、先生が生徒に対する希望は唯一つだけ、それは美のわかる人になって欲しいということだったらしいよ。いくら有名になっても美のわかんない人はなにか下品だ、と言ってましね。
だからね、吉澤さん大丈夫よ?

 

KAIE より:

星先生、素敵なコメントありがとうございます。20年前の記憶をたどって、セツの思い出を書くことは、あまりにも遠い記憶になってしまい、忘れられない断片だけを何とか見つけて、繋ぎ合せていく作業でした。
「美のわかる人」がセツ先生の希望だったんですね。少し謎が解けた気がします。
星先生の淹れてくれるコーヒーが一番美味しいと思うのは今も変わりませんよ!!

 


ル・コルビュジエの原点

ル・コルビュジエ  絵画から建築へ ー  ピュリスムの時代』展

クッキー

 

『ル・コルビュジエ  絵画から建築へ ―ピュリスムの時代』展(国立西洋美術館、5月19日まで)に行く

〈世界遺産で、「ル・コルビュジエ」の原点を観る。〉というフレーズがパンフレットにある。そして、こういう文章も。
(…、本展はル・コルビュジエと彼の友人たちの美術作品約100点に、建築模型、出版物、映像など多数の資料を加えて構成されます。ル・コルビュジエが世に出た時代の精神を、彼自身が作り出した世界遺産建築の中で体感できる、またとない機会となるでしょう。…〉

もう一つ。こういう言葉も。〈見つかった。何が?― 建築が。〉
ショップで、クッキーを買う。