浜田知明さん 逝く
浜田知明さんの訃報が伝えられた。
〈旧日本軍に入隊し、戦地に赴いた体験を基に、戦争の不条理などを表現した作品で知られる版画・彫刻家の浜田知明さんが十七日、老衰のため死去した。百歳。……〉(『東京新聞 』7月17日夕刊)
今年の春、町田市立国際版画美術館で「 浜田知明 100年のまなざし展 ー 戦争を経て、人間を見つめる」がひらかれた。そのとき、この “ 広場 ” でも ご紹介した。ポスターの「月夜」という作品が忘れられない。
浜田知明さんの訃報が伝えられた。
〈旧日本軍に入隊し、戦地に赴いた体験を基に、戦争の不条理などを表現した作品で知られる版画・彫刻家の浜田知明さんが十七日、老衰のため死去した。百歳。……〉(『東京新聞 』7月17日夕刊)
今年の春、町田市立国際版画美術館で「 浜田知明 100年のまなざし展 ー 戦争を経て、人間を見つめる」がひらかれた。そのとき、この “ 広場 ” でも ご紹介した。ポスターの「月夜」という作品が忘れられない。
暑いのなんの。八王子駅から美術館へ歩いて行く途中、アイスクリームと水を喫茶店で飲む。やっと一息。『エドワード・ゴーリーの優雅な秘密』展(八王子市夢美術館、9月2日まで)に、辿り着く。
モノクロームの世界。著書、挿絵、ポスターなど、作品の数多く、それも、小さめのものが多く、みんな、顔を近づけて、線画にみいる。
帰りに ショップでクリアファイル(380円)を買う。ゴーリーさん、これが、三連休の遠出でしたよ。
豆腐の水気をきって
ピクルス液に漬けておくと
フレッシュチーズのようになる。
その後冷蔵庫で保管し
水分を飛ばすと
さらにチーズらしくなった。
他にも
味噌に漬けたり
塩麹に漬けたり
オイルに漬けたり
いろいろな方法があるようだ。
『ミケランジェロと理想の身体』(国立西洋美術館、9月24日まで)に行く。
4ページほどの展覧会のパンフレットに、キャッチコピーが、いっぱいだ。
〈「神のごとき」と称えられた史上最高の芸術家。〉
〈天才の生み出した傑作 ー 奇跡の初来日。〉
〈20歳。早くも古代の理想美に到達。 ー ミケランジェロ初期の傑作〉
〈あの「ダヴィデ像」を超えた? ー ミケランジェロ壮年期の傑作〉
〈力強さと気品、躍動感と安らぎ、清らかさと色香 ー その完全なる調和は、ミケランジェロが50代半ばを過ぎてようやくたどりついた美の境地だ。〉
〈幼さを残しながらも、大人への成熟を予感させる肉体の生命力 ー〉
〈古代より受け継がれた理想の身体〉
見終えて、ミュージアムショップへ立ち寄る。肉体の理想美を追求する催しらしく、「糖質をおさえた ようかん」が並んでいる。製造元も、「からだに えいたろう」である。864円であった。
2年前の七夕の日。永六輔さんは、旅立たれた。
『見上げてごらん夜の星を』という歌をつくっておいて、七夕に亡くなるなんて。
大ベストセラーとなった「大往生』(岩波新書)では、こんな、どなたかの言葉を紹介している。
「死ぬということは、宇宙とひとつになるということ」
「うちは仏教ですから、父は天国へ行ったんじゃなくて極楽に行っているんです」
いい旅を。
『西郷どん』展(東京藝術大学大学美術館 、7月16日まで)へ行く。
「NHk大河ドラマ特別展」というサブタイトル。そのせいか、会場には、どちらかというと年配の、いかにも、大河ドラマファンという人が多いような気がした。入ってすぐの「西郷隆盛肖像画」に群がり、「アームストロング砲の砲弾」に感心している。「船出」「流転」「飛翔」…… と展示は進んで行く。
『西郷どん』の原作者・林真理子さんが、「青年時代は年上の人にかわいがられているけれど、年齢が上がるにつれ、慕われたり、頼りにされたりするキャラになっていく。そのあたりの変化も見どころでしょうね」と、ドラマについて語っている(『本の旅人』4月号)のを思い出しながら、回った。
『ガレも愛した清朝皇帝のガラス』展(サントリー美術館。
清朝皇帝のガラスの美を、ガレの作品とも比較しながら、
これより前 、ガラス展を観た人がこんなことを言ってきた。「古代中国では、
さあ。
辰巳渚さんが、26日、交通事故で亡くなった、というニュースが、流れた。著書『「捨てる!」技術』は、100万部を超えるベストセラーだった。
辰巳さんは『チルチンびと』42号に登場。「住まい観」をこんなふうに語るひとだった。
〈家が道楽なんですよ。…… もともと、たとえば障子の張り替えを手伝うのが好き、家を触っているのが好きという子どもでしたね。廊下の床板の溝の感じが好きとか。家は単なるうつわじゃなくて、自分自身という感覚がありました。……〉
〈 生活のことをきちんとやっていく、そのときの心の動きや体の動きそのものが、また生きていく力になっていくというのは、誰でもあって当然。今までの歴史のなかで、みんなやってきたことなんです。それが普通にできなくなっている今というのは、本当に厳しい時代です。……〉
『うるしの彩り』展(泉屋博古館分館、7月16日まで)へ行く。
能とうるし ー 楽器と衣桁 / 宴の器 / 伝統文化とうるしの美術 中国から琉球、そして日本へ / 伝統と革新 ー 明治時代の漆芸家たち …… と続いて見ていく。
見ているうちに、家に帰ったら以前読んだ『うるしの話』(松田権
その本の「漆 ー そのふしぎな樹液」の章に、こうある。
〈…… 漆という文字は中国で「うるし」を意味する文字をそのまま日本の