その他

八丈島『南海タイムス』の休刊

八丈島『南海タイムス』

 

八丈島で1931年から90年間発行され、島の人たちに愛されてきた『南海タイムス』が、休刊することになった。時の流れに圧された無念さが、しのばれる。「休刊します」というタイトルの文章が、一面にある。
そこに、昭和20年代の島にふれている。
〈…… 多種多様な産物を生み出す力にあふれていました。テングサ、トコブシ、トビウオ、カツオなど。黒潮の海の恵みも豊かでした。……  当時の田畑の多くはいま、森林化しています。クサヤの原料となるトビやムロもほとんど獲れなくなり、自然環境社会構造の変化を痛感させられます。……〉
島の歩みとともにあった、島の新聞。『南海タイムス』のスタッフのみなさん、お疲れさま。

 


さよなら「包子 餃子」スヰートポーヅ

スヰートポーヅ

スヰートポーヅ

 

えーっ  あーっ という声。前を歩いていたサラリーマンの二人連れの視線の先には   こんな 貼り紙。

閉店のお知らせ  長い間の御愛顧  誠にありがとうございました 
という店主の方のご挨拶。神保町  すずらん通りの「包子 餃子 スヰートポーヅ」である。サラリーマンは、あの熱くさっぱりしたギョーザの食感を頭と口の中に思い浮かべ、歩いてきたに違いない。店内、いつも、満員でご相席だった。手際よく座る場所をつくってくれたお店のひと。お疲れさまでした。あ、いつか食べようと思いながら、水餃子は、まだだった。

また一軒、ですか。……

 


燻製日和

鉄鍋でゆっくりスモークすること約2時間。

よく晴れた週末に燻製作り。


おさらば、酔の助

酔の助

酔の助

 

夕刊一面トップを見たら、こんな見出し。〈ロケ聖地居酒屋「酔の助」幕。神保町  老朽化  コロナ追い打ち〉(『東京新聞』5月23日夕刊)。
店は緊急事態宣言の出た四月八日から休業している。現在は後片付けなどをしており、再開することなく、のれんを畳む。「売り上げが二千九百円という日があって……。それで心が折れてしまった。融資の制度があっても、今、借金して頑張ろうなんて気力はもう湧いてこない」という店長さんの話が載っている。大衆居酒屋として、映画、テレビのロケでも、おなじみだ。
神保町は、裏通りに古本屋、コーヒー屋、居酒屋など個性的な店が並ぶ。そこにも、不景気の風が吹いてきた。


アベノマスク、來る

アベノマスク

 

郵便受けに、ボンと届いていた。意外な感じ。それというのも、前日、国会中継を見ていたら、まだ、全国4パーセントしか配られていないようだが、そんなものは、もうやめて、別のお金の使い途を考えたらどうかというやりとりがあったからだ。まだ 都内の家なんかに届くのは、先のことだと思っていた。
小さい、汚い、遅い……などなどと、悪評サクサクのマスクは、これかい。写真でお見せしても、なんていうこともないでしょうが。

マスクしてふところ手して何おもふ     
というのは、久保田万太郎の句でしたか。

 


追悼 平良敬一さん

平良敬一さん

 

平良敬一さんが、亡くなられた。享年94。その著書『平良敬一建築論集 機能主義を超えるもの』(風土社刊)に 、建築家 磯崎 新氏が、こういう文章を寄せている。引用させていただく。(写真は、その出版記念会から。中央が平良氏)

………

対抗者 平良敬一

対抗者の視座がある。抑圧されている側によりそって、運動を起こしている。
事件の渦中に好んで入っている。
ユートピアが死んで、マニフェストが無効になった時代の近代建築を
新しい媒体としての建築雑誌(メディア)をつくりだすことによって活性化する。
宮古島生まれのオキナンチュウヒララが記しつづけたのは、
中心にある権力に対して、これを足元からゆすぶりながら
崩していこうとする南島の風土に根づいた記憶にある。
いつも控え目ではにかんでいる。だが編集の手つきは過激である。
ゼネコンのつくった編集部にいながら、
町の工務店の手仕事を扱うメディアをつくりはじめる。
テクノクラートがつくる都市を批判して、エコがつくりだすすまいをさがす。
91歳のいまも、対抗者でありつづける。

…………

ご冥福をお祈り申しあげます。

平良敬一建築論集 機能主義を超えるもの』は、風土社刊。発売中です。

 

平良敬一建築論集 機能主義を超えるもの

 


野村克也さん逝く

野球殿堂博物館

野球殿堂博物館

野球殿堂博物館

 

野村克也さんが、亡くなった。
「ボヤキの人」と語られることが多いようだが、実際に会うと、ボソボソでもなく、話好きの人という印象だった。
東京ドームにある、野球殿堂博物館に、記念の品が展示されていると聞いて行ってみた。想像していたより、ささやかな陳列だった。それは、「自分は月見草」という言葉にふさわしいもののようには思われた。


クリームチーズ×黒豆

 

煮た黒豆をラム酒に漬けて

クリームチーズと和えたディップ。

ラム酒に漬ける時間はお好みで。


黒い大根

表面が ごぼうのような 黒い大根。

黒いのは皮だけで、中身は白い、黒い大根。


新宿伊勢丹の門松

新宿伊勢丹の門松

 

今年もまた、新宿伊勢丹百貨店に出かけた。1月2日から、初売りということで、賑わっていたが、目的は福袋ではなく、門松見物。毎年恒例。またかと思われるかもしれないが、ご説明すると、こうだ。この「広場」に、「この竹、あの竹」というコラム(竹工家・初田 徹)がある。その29回目  “ 冬の青、春の青”で、初田さんは、こう書く。

〈  一口に門松と言っても姿形には多様なバリエーションがあるもので、三年前の正月に都内各地の門松を見て回った際には、竹の種類や門松としての仕上げもそれぞれに違うことに驚きました。個人的には素材としての竹の素晴らしさナンバーワンと感じたのは、新宿伊勢丹百貨店の門松でしたが今年はどうでしょう。…… 〉

今年も、伊勢丹の門松は、青い竹がすっくと立ち、シロウト目にも、すばらしく見えた。