マスクの行列
遠くよりマスクを外す笑みはれやか 富安風生
という句がある。
こんな風情去って、外すなんてトンデモナイ。ということになった
遠くよりマスクを外す笑みはれやか 富安風生
という句がある。
こんな風情去って、外すなんてトンデモナイ。ということになった
八丈島で1931年から90年間発行され、島の人たちに愛されて
そこに、昭和20年代の島にふれている。
〈…… 多種多様な産物を生み出す力にあふれていました。テングサ、トコ
島の歩みとともにあった、島の新聞。『南海タイムス』のスタッフ
えーっ あーっ という声。
閉店のお知らせ 長い間の御愛顧 誠にありがとうございました
という店主の方のご挨拶。神保町 すずらん通りの「包子 餃子 スヰートポーヅ」である。サラリーマンは、あの熱くさっぱりしたギョーザの食感
また一軒、ですか。……
夕刊一面トップを見たら、こんな見出し。〈ロケ聖地居酒屋「酔の
店は緊急事態宣言の出た四月八日から休業している。現在は後片付
神保町は、裏通りに古本屋、コーヒー屋、居酒屋など個性的な店が
郵便受けに、ボンと届いていた。意外な感じ。それというのも、前
小さい、汚い、遅い……などなどと、悪評サクサクのマスクは、こ
マスクしてふところ手して何おもふ
というのは、久保田万太郎の句でしたか。
平良敬一さんが、亡くなられた。享年94。その著書『平良敬一建築論集 機能主義を超えるもの』(風土社刊)に 、建築家 磯崎 新氏が、こういう文章を寄せている。引用させていただく。(写真は、その出版記念会から。中央が平良氏)
………
対抗者 平良敬一
対抗者の視座がある。抑圧されている側によりそって、運動を起こしている。
事件の渦中に好んで入っている。
ユートピアが死んで、マニフェストが無効になった時代の近代建築を
新しい媒体としての建築雑誌(メディア)をつくりだすことによって活性化する。
宮古島生まれのオキナンチュウヒララが記しつづけたのは、
中心にある権力に対して、これを足元からゆすぶりながら
崩していこうとする南島の風土に根づいた記憶にある。
いつも控え目ではにかんでいる。だが編集の手つきは過激である。
ゼネコンのつくった編集部にいながら、
町の工務店の手仕事を扱うメディアをつくりはじめる。
テクノクラートがつくる都市を批判して、エコがつくりだすすまいをさがす。
91歳のいまも、対抗者でありつづける。
…………
ご冥福をお祈り申しあげます。
『平良敬一建築論集 機能主義を超えるもの』は、風土社刊。発売中です。
野村克也さんが、亡くなった。
「ボヤキの人」と語られることが多いようだが、実際に会うと、ボ
東京ドームにある、野球殿堂博物館に、記念の品が展示されている