フルーツ人生!

映画「人生フルーツ」の暮らしに憧れた山村さん夫妻

 

『チルチンびと』夏   112号、好評発売中です。今号の特集は「60、70代   夢を叶えた家」。そのうちの一つ「緑と暮らす喜び   小さな家の豊かな暮らし」を、ご紹介しましょう。
〈映画「人生フルーツ」の暮らしに憧れた山村さん夫妻。自然豊かな町に建てた畑庭のある家で、緑に触れ、季節の移ろいを感じる生活をスタートした。〉という。
〈この家に越して来て、二人一緒に過ごす時間が増えたという夫妻。家中どの場所もお気に入りだが、なかでも畑のある広い庭は「なかったら、楽しさ半減です」と言うほど、二人の暮らしに欠かせないものになった。手を入れた畑には、竣工前に苗木を植えた金柑、ブルーベリー、ジューンベリー、無花果、林檎といった果樹や、スナップエンドウ、ブロッコリー、玉ねぎなどの野菜を中心に植物が育つ。〉
夢を叶えた家で、夢を育てる。
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『チルチンびと』夏  112号は好評発売中です。お早めに書店へ。

 

『チルチンびと』夏  112号


おふたりさまの老後

チルチンびと 11号 60代70代夢を叶えた家

 

『チルチンびと』夏 112号の発売です。特集は「60代、70代  夢を叶えた家」。夢を叶えた家との事例。その世代のたちに贈る識者のアドバイスが、面白い。

ひとりさま老後』など、ベストセラーを書いた上野千鶴子さんの『「空の巣」期の住宅』という文章がある。こんなふうな……
〈…… そのうち子どもたちは成長して家を出て行く。住宅はたいがい家族規模が最大ときをねらって設計されているが、ひとりやふたりの子ども数では、子育て期はあっというまに終わる。子どもが巣立った後の夫婦だけの暮らしを「空の巣」期と呼ぶ。「空の巣」期のカップルは、生を抵当に入れてローンを支払い終わったいささか広すぎる住宅を、どんなふうに使っているのだろうか?……〉
そう。「ふたりさま老後」である。夫婦別寝室になるのか、それが大問題だ。
………
『チルチンびと』夏  112号は、好評発売中!早めに書店へ!

 


アンティークの魅力、ここにあり

『チルチンびと』夏  112号 HANAMIZUKI

 

お待たせしました。『チルチンびと』夏  112号発売です!  今回特集は「60代、70代   夢を叶えた家」。いつもよう、事例が並びます。例えば、そうち一本。「錆鉄美を楽しむ暮らし」。主役は、店主・吉本千秋さん。
〈…… 店を始めて10年ほど経った頃、知り合い紹介で古い鉄工所転した。「見行ったらもすごく寂れて埃だらけで、今も倒れそうなすごい建物でした。でもそこあった錆びた鉄景色一目で惚れてしまって、ここでやりたいと思いました。名前もそれまで“花水木”から“ JUNK  STYLE  HANAMIZUKI”変えて、そ時から錆鉄一筋です。……
また、10年後、さらなる転機が訪れた。骨董市メッカ、北野天満宮へ移転。いろんなご縁があり、現在へ。ここあるは、人生事例よう思われる。
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『チルチンびと』夏  112号は、6月10日発売です。お楽しみ

 


ベニシアさんの指輪外し

「チルチルびと』夏  112号 ベニシアさんの指輪

 

お待たせしました 。6月10日「チルチルびと』夏  112号の発売です。特集は「 60代、70代    夢を叶えた家」。もちろん、ベニシアさんファンのあなたへ。「きつい指輪外してあげよう」という、ベニシアさんの近況をお伝えするページも。
いま、グループホームにいるベニシアさんから、梶山さんに「指輪が痛いので、外してほしい」という注文。指輪は左手の薬指に一つと右手の中指に二つ。
〈……まず最も容易に取り外せそうな、左手の薬指の指輪に挑戦する。指輪が滑りやすいように、彼女の指と指輪に石鹸を塗り、水を付けてヌルヌルにしてジワジワとずらす。膨らんだ第二関節のところでスタックしている。「痛い!痛い!」「ちょっとだけガマン。すぐに終わるから……」となだめつつやると5分間くらいで外せた。続いて右手中指にかかるがベニシアは痛みに対して我慢することが苦手のようだ。「キヤー、痛いー」と大声で喚くのでとてもできないと思った。……〉
その日は帰宅して、指輪外し方を学習したした梶山さん……さて、翌日。
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『チルチンびと』夏 112号は、6月10日発売。お楽しみに!

 


しがらきの里へ、ご案内します

しがらきの里の四季


お待たせた!『チルチンびと』夏   112号発売間近です。今号特集は「60代、70代   夢叶えた家」。そて、新連載とて、「らき四季」NPO法人  秀明自然農法ネットワーク(SNN)、はじまります。滋賀山深い里山にある、らき里。
〈…… らき里は、20世紀初め哲学者であり、宗教家であった岡田茂吉師思想伝えるために設立た。岡田師は、自然持つ力活かすために肥料使わず、農薬も使わず、そ自家採種行う秀明自然農法提唱されまた。そ根本は「健康真諦は自然順応であり、自然尊重である」「すべては自然教えている」という師教えにあります。……〉
折から、夏。総出で田植え。里山自然。たくさん動植物。たっぷり写真で、土に触れ、育むよろこび、ごらんいただきます。
…………
『チルチンびと』夏  112号は、6月10日発売です。お楽みに!

 


村上春樹さん、おめでとうございます

村上春樹ライブラリー

柚子猫  Orange  Cat

 

「村上春樹さんに仏文学賞」いうニュースが、新聞を飾った。
イタリア出身の文化人チノ・デルドウカ氏の名前を冠した世界文学賞の今年の受賞者に村上春樹さんが選ばれた。賞金は20万ユーロ(約二千七百万円)で、ノーベル文学賞についで、高額とされる。

ちょうど、前の週に、ワセダの村上春樹ライブラリーを訪ねたばかりだったので、なんとなく、うれしい、おめでたい気がした。そのことは、このブログに書いたけれど、予約していなかったので、中には入れず、柚子猫  Orange  Cat という地階のカフェでドライカレーを食べて帰ってきた。その写真を再掲載します。

村上さんのエッセイに「占い師としての短いキャリア」というのがある。昔々、暇だったので、カード占いの研究をした。友だちの間では、占い師としての評価はそれなりに高かったが、誰も見料を払ってくれなかったからやめてしまった、という。
エッセイの最後は〈で、今はもっぱら小説を書いています。それなりに疲れはするけれど、いちおう原稿料は入るし、当たらなかったからといって叱られることもない。ありがたいことだ。〉で、終わっている。才能のある人はなにをやっても、当たる。

 


『野田九浦 ー〈自然〉なること ー 』展 へ

野田九浦  ー〈自然〉なること ー

 

野田九浦(1879~1971)は、武蔵野市ゆかりの日本画家です。幼少期から絵画に秀でた九浦は10代半ばで日本画家の寺崎廣業に入門。その後、東京美術学校に進学します。同校中退後は日本美術院で研鑽を積むかたわら、正岡子規に俳句を学び ……
と、展覧会のパンフレットの野田九浦紹介は始まります。

……  九浦の中心的主題は画業の最初から一貫して歴史人物ですが、彼が子規の自然主義芸術論に触れたことが画業の大きな転機になったと語っているのは注目に値します。
……… 武蔵野市、こと吉祥寺地域には古くから多くの文化人が集い、多様な個が大らかに受容されてきました。50年近くを吉祥寺で過ごした野田九浦は、こうした地域性をまさに自ら然るべく体現したとも言えるでしょう。

住みたい街として、常に上位にランクされる吉祥寺のもう一つの顔。『野田九浦』展は、6月5日まで、武蔵野市立吉祥寺美術館で開かれている。

 


『宮本三郎 西洋の誘惑』へ

宮本三郎  西洋の誘惑

 

石川県小松市に生まれた宮本三郎(1905~1974)が、画家を志して上京したのは、1920年代のこと。ヨーロッパに留学し、帰国した先達の画家たちによって、日本の洋画に多数の展開がもたらされた頃でした。宮本もまた、1938年に初めてヨーロッパの地を訪れます。パリに拠点を置き、ルーブル美術館に通って模写をしたり、イタリア各都市の史跡や美術館を巡るなどして、深遠なる西洋の美術の歴史にじかにふれることになりました。………宮本の作品には、さまざまな画家の絵筆をなぞるようにして、多様なスタイルがかわるがわるに立ち現れます。それは西洋の発祥である油彩画を、日本人の画家として自らのものとし追求していくための、果てしない旅でもありました。宮本三郎がその絵画のなかに辿った西洋美術への共感と憧憬、そしてその先に続く制作の展開を追います。

…… と、展覧会のパンフレットに描かれている。『宮本三郎 西洋の誘惑』展は、宮本三郎記念美術館(世田谷美術館分館)で、9月11日まで、開かれている。

 


村上春樹ライブラリーへ

村上春樹ライブラリー

 

連休のさなか、ワセダへ行く。
国際文学館  村上春樹ライブラリーへ行く。
村上春樹さん寄贈の小説執筆の資料、レコードなどが収められている、という。建築のリノベーションは、隈研吾。建設資金を提供したのは、ユニクロ柳井社長だ、という。予想どおり、予約のない方は入場できない、と言われ、地階のカフェに。カフェの名は「柚子猫  Orange  Cat」。学生時代にジャズ喫茶を経営していた村上春樹さんを、追体験するため、学生たちで運営・経営 されている、という。
客の9割は若い女性で、みんな髪が長い。そのほとんどが、リュックサックか大きめの布の袋を肩から下げている。ドライカレーとコーヒーで1400円(だったかな)。
 
 
柚子猫  Orange  Cat
 
ドライカレーとコーヒー

『芸術家たちの住むところ』展〈うらわ美術館〉のご案内

『芸術家たちの住むところ』展〈うらわ美術館〉

 

〈…… いつの頃からか「鎌倉文士に浦和絵描き」という言葉が聞かれるようになりました。1923年の関東大震後、東京から幾人かの芸術家がさいたま市の浦和地域に移り住んだことが背景として挙げられますが、他にもこの土地が絵描きの街となった要因は種々にありました。なぜ彼らはこの土地を選び、居住の地にしたのでしょうか。そしてここでなにを感じ、どのような作品を生み出したのでしょうか。……〉
とパンフレットにあり、「ここに住むようになってから  創作欲がもりもり湧いてくるような気持ちがするのです。」という瑛九の言葉も、そえてある。
これぞ、地域主義。
この展覧会は、うらわ美術館で、前期4月23日~6月19日。後期6月28日~8月28日まで、開かれる予定。