ビーツとフムス

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ボルシチで有名な野菜「ビーツ」を

スーパーで見付けたので

鮮やかな色を活かして

フムスに混ぜ込んだ。


武田百合子さんのカレー日和

カレー

 

カレーを食べたい気持になるとき。

○カラリと晴れた日。雨の日などはならない。
○体力のある日。(そうはいっても、こんにゃくを食べたくなるほどの体力まではない日)
○強気の日。
○反省していない日。
○気分のいい日。
○気分のふさぐ日にも。(ふさいでもお腹は空く。これを食べて元気を出しましょうと食べる。ふさいでいる日には、悪酔するからお酒類は飲まない。このての食べものは、カレーのほかにもう一つある。鰻重)

『日日雑記』(武田百合子・中公文庫)に、こういうカレーの話がでてくる。今日は、このほとんどが当てはまる気がして、昼にカレーを食べた。

 


気球に乗ってどこまでも~♪

タイトルのように、「どこまでも~♪」とは

いきませんでしたが…

ちょっとだけ、熱気球体験をしてきました!

 

イベント名は、大空体験~日本航空発始の地~

代々木公園、開園50周年の記念イベントでした!

 

秋晴れの空・・・とはいきませんでしたが

風もほぼなく、ぎりぎり雨も降らずに乗ることができました。

気球2

 

ガスバナーで熱い空気を送り込むとすぐに、

ふわぁぁぁ~っと浮き上がる気球。

今回、乗せてくれた担当の方のお話では

「気球は、浮き上がった後の操縦ができないので

上下のあげさげは調整ができても

進む向きは風まかせなんです。

朝のほうが風が弱いので

このイベントも、朝早いんですよ~」とのこと。

 

朝7時~開始ということで、家を出たのは6時30分。

楽しい朝活になりました(笑)

 

今回はロープで固定をされ、一定の範囲からは

でないようになっていました。

上まであがって数分間。

乗ってみると、下から見ているときよりも

高さを感じました。

気球4

ガスバナーの「ゴォォォ~」という音。

ちょっと暑い空気の熱。

ゴンドラの中から気球を見上げた時の

綺麗なデザイン♪

とても貴重な体験でした。

 

また、いつか、機会があれば乗りたいなぁと思う

amedioでした\(^o^)/

 


ゴッホの見た夢

『ゴッホ    巡りゆく日本の夢』展

ゴッホ マグネット

 

『ゴッホ 巡りゆく日本の夢』展 (東京都美術館、2018年1月8日まで)が、始まった。
……  パリ  浮世絵との出逢い / アルル  日本の夢 / 深まるジャポニズム / 自然の中へ  遠ざかる日本の夢 / 日本人のファン・ゴッホ巡礼  …… という展開で、愉しませてくれる。

『ことばの花束』(岩波文庫)に、『ゴッホの手紙』からとして、こういうゴッホの言葉が紹介されている。
〈日本人は素描をするのが速い、非常に速い、まるで稲妻のようだ、それは神経がこまかく、感覚が素直なためだ。〉

帰りに、ショップで、マグネット(900円)を購入した。

 


ほたての燻製

 

hotate

お刺身用のほたてで、

燻製作り。

1/5くらいに凝縮されて

旨みたっぷりの

ほたての燻製になった。


澁澤龍彦展と文章修業

『澁澤龍彦   ドラコニアの地平』展


『私の文章修業』(朝日新聞社)という本の、何人もの方が書いているなかに「嘘の真実・澁澤龍彦」の章がある。
そこでは、高校から大学時代にかけて、熱心に読んだコクトーから、多くのことを教わった気がする、としたあとに、こうつづけている。
………
〈たとえば「軽さのエレガンス」ということがある。文章は、あまり仰々しく重々しくなってはいけないのである。伊達の薄着のように、着ぶくれしないで、しゃんとしていなければならない。軽さもエレガンスも、怠惰や無気力を拒否する精神の特質であろう。〉
………
『澁澤龍彦ドラコニアの地平』展(世田谷文学館・12月17日まで)に行った。遺された原稿のコーナーがあった。原稿は、2B、3Bの鉛筆で書き、直しは、万年筆パーカー21で入れたという。それを見てこの「嘘の真実」を思い出した。文章修業では、軽さのエレガンスのほかに、スピード、スタイル、独創性についてもふれているが、それをここに書くと、重ね着になってしまう。

 


神保町の秋

ランチョン

 

昼に、ランチョンに行って、ハンバーグを注文して『神保町が好きだ!』という雑誌を読んでいたら、ランチョンの話がでてきたので、そのグーゼンに驚いた。
「神保町を世界遺産に!」というタイトルで、鹿島 茂・森まゆみ対談が、載っている。
………
   ビアホールのランチョンの二階から見ると目の前に並んでいた丸窓の風景が楽しかったですよね。昼間に飲むビールがまた美味しい(笑)。あそこも古いですよね。
鹿島   明治四十二年からある。一九七二、三年にランチョンが火事になった時に、僕の友人がその前を通るとビールを持って逃げ出してきた吉田健一に遭遇したそうです(笑)。
   中央大学の先生でしょう。テストの採点をランチョンの人にやらせて自分はビールを飲んでいたとか(笑)。その話を書いて見せに行ったら、そこだけは書かないでくれと言われたことがありました。ランチョンから見える鞄屋さんも古いですよね。
………
間もなく、神田古本まつりと神田カレーグランプリが、開かれる。そうすると、いつもとは少し違った賑わいが通りにあふれ、あ、秋も暮れるなと思うのだ。

 


『怖い絵』展 は、怖い

『怖い絵』展

 

『怖い絵』展(上野の森美術館。12月17日まで)は、満員だった。98%が、女性客である。第1章  神話と聖書。第2章  悪魔、地獄、怪物。第3章   異界と幻視……と、つづき、「そして妖精たちは服を持って逃げた」「切り裂きジャックの寝室」「レディ・ジェーン・グレイの処刑」などと、つづく。

〈想像によって恐怖は生まれ、恐怖によって想像は羽ばたく。〉という中野京子著『「怖い絵」で人間を読む』の一節が、パンフレットに載っている。暗い会場の中を、想像が羽ばたいている。怖い。怖い。

 


ノーベル賞・クリスティ・ピラフ

牛肉ときのこのピラフ

 

神田のカフェ「クリスティ」に行ってきました。というと、ああ、と思われる方も多いでしょう。

ノーヘル文学賞のカズオ・イシグロ作品をはじめ、物理学賞、経済学賞にちなんだ本も出版。ニュースでは、トリプル・クラウンなんて、いわれていた。
書店、取次からの注文電話殺到だったという、その早川書房のビルの1階に「クリスティ」はある。
ランチメニューから、牛肉ときのこのピラフ(アイスコーヒー付き 850円)を注文。素朴な味で、わるくない。食べているうちに、なんだか、いい風が吹いてくるような気がしてきた。

 


上野動物園の塀

上野動物園の塀

上野動物園の塀

上野動物園の塀

 

美術館の帰りに、上野動物園の塀を見た。あれは、なんだ。あんなところにまで、落書きか。いやしかし、近づいたら、様子が違う。犀、亀、鷹、鶴、鹿……… と、しっかりした書体。海豹なら、アザラシ(AZARASHI)などと註が、ついている。近くに立っていた警備の方に、訊いた。
「ええ、落書きと思われること、多いですよ。でも、よく見ると、漢字の横に、書いた方のお名前と年齢が、小さく入っています。海豹なら、しゅうた君、9歳と。うまいですよねえ。こうしてあると、工事現場の囲いも、イタズラ描きされません。私も、ああ、この動物はこういう字を書くのかと、初めて知ったのもありますから。どうぞ、お楽しみください」