甦れ、トニー

よみがえる赤木圭一郎

 

神保町シアターで、『よみがえる赤木圭一郎』シリーズが上映されている。

と思っていたら、10月20日までだから、もう何日も残っていない。最終日の最後の回は、『紅の拳銃』で、笹森礼子、白木マリ、吉行和子らが、共演している。ハリウッドスターのトニー・カーチスに似ていたことから、トニーという愛称で呼ばれた。1961年、ゴーカートの事故で21歳で亡くなった。『ゴシップ10年史』(三一書房)に、当時の芸能記者が、〈 …… 彼が行ってみたかった場所はポリネシア群島。イタリアの映画『最後の楽園』は四度も見た。ロマンチストだった……〉と、書いている。

 


東急池上線フリーきっぷ


東急池上線が90周年を迎え

東急にかけて、109の

10月9日に

一日フリーパスを配布という

イベントを行いました☆

 池上線

池上線沿線は

住宅街が多く、観光名所は

そこまで多くないですが

生活名所はたくさんあります。

 

池上本門寺や、洗足池のような

お寺や公園、季節を感じられる場所

 

戸越銀座や蒲田など

賑やかな商店街やビルが

たくさんある駅も☆

 

池上線沿線は、暮らすには

とっても良い場所だと思います♪

 

そして、イベントメインの池上線♪

レトロな3両の電車も

可愛らしくて私は好きです☆

 

無料で一日フリーパスを配布という

イベントは首都圏初だそう。

 

このイベントを機に、

池上線沿線の良さを知ってもらえると

嬉しいな〜と思う

地元住民のamedioでした

\(^o^)/

 

 

 


今日の『運慶』

『運慶』展

『運慶』展

 

運慶』展(東京国立博物館 平成館。11月26日まで)に行くつもりだと、友人に言ったら、すごい混みようだったと、教えてくれた。30分待ちで、中に入ったら満員電車状態だった、と言う。
「天才仏師の傑作、集結」「史上最大の運慶展」という謳い文句だから、それも、当然か。運慶が、生涯につくった31体のうち、22体が、集まるという。行ってみた。満員電車ほどではなかったが、ガラスケースの中のものは、人の黒い頭で見えなかった。それでも、像は、十分に鑑賞することができた。
帰ってきて「0分待ち」だったよ、とメールしたら、「それは運慶」と返信がきた。

 


勝手にシャガール

『シャガール   三次元の世界』展

 

シャガール   三次元の世界』展(東京ステーションギャラリーで。12月3日まで)に行った友人が、「画家と妻」 という絵葉書を、みやげにくれた。

〈…… 展覧会場で道に迷った経験はないだろうか。順路が明示されていないと、次にどの作品を見たらいいのかわからない。こんな苦情は多いが、自由に見てほしくてわざと順路を出さない場合もある。今回の展覧会も作品を年代順に並べないので、順路は出さない方針だ。……〉と、東京ステーションギャラリー・館長の冨田章さんが、書いているのをネットで読んだ。

絵葉書をくれた彼は「絵も彫刻も陶器も全部見てから、今度は逆に絵だけ見て帰った。それが、オレの順路」と言った。

 


東郷青児の時代

『生誕120年  東郷青児』展

 

『生誕120年  東郷青児』展(損保ジャパン日本興亜美術館。11月12日まで)へ行く。生誕120年ということは、1897年の生まれ。その年に、尾崎紅葉が『金色夜叉』を書き、ブラウン管が発明されている。

作品を見ながら、浮かんでくることは…… 宇野千代『色ざんげ』。昭和30年代はじめの『婦人公論』の表紙絵。たしか、お宅は久我山だった。垣根越しに大きな飼い犬が見えた。二科展のオープンのド派手な前夜祭。娘の東郷たまみさんは、歌手で、朝丘雪路さんたちと歌っていた……  など、そんなあれこれである。みんな、戦後のよき時代のことだったな、と思う。

 


ししとうがらしのグリル

ししとう

焼いただけのししとうがらし。

本当に焼いただけ。

あっという間に完食。


フィンランドは近し

フィンランド・デザイン展

 

『フィンランド・デザイン展』(10月22日まで)に行った。いま、府中市美術館で、ひらかれている。
そう言ってはなんだけれど、都心の美術館にくらべたら、府中は遠い。時間的には違わなくても、感覚的に遠い。おまけに、この日はバスを乗り間違えて倍の時間を要した。……  と、そんな話を知人にしたら、フィンランドへ行くことを思えば、府中くらいなんだ、といわれた。そりゃ、そうです。

〈なぜ、遠く離れた国フィンランドのデザインが、これほど私たちの心をとらえるのでしょうか〉と、展覧会のパンフレットにある。椅子、織物、器、布…… そして、やっぱり、ムーミンかな。黒い線で描かれた原画に見入る人が多い。

 


『安藤忠雄』展、初日

『安藤忠雄』展

『安藤忠雄』展

『安藤忠雄』展

『安藤忠雄』展

 

『安藤忠雄   挑戦』展が、始まった。(国立新美術館。12月18日まで)。
会場に入って、すぐのところに「アトリエ」があった。書棚がみえる。『小説  森鷗外』がある。立花隆、大江健三郎といった作家の著書。『フィレンツェ』『現代科学論の名著』『物語  イタリアの歴史』『生命世界の非対称性』といった「中公新書」が、並んでいる。
「直島プロジェクト」を見て、野外展示の「光の教会」を見て、あれも見て、これも見て。ショップで、絵葉書を買う。Church  of  the  Light  と  Row House  in  Sumiyoshi の2枚。後者のカードは、撮影は安藤さん自身、ということである。トークショーが、ひらかれている。そこから、笑い声がたえない。どこにも、活気があった。

 


青梗菜を岩塩で

C

茹でた青梗菜をヒマラヤの岩塩で。 

ミルで挽きたての岩塩は

まるい旨みと

カリカリとした食感がたのしい。


フランスの人間国宝

フランス人間国宝展

 

『フランス人間国宝展』(11月26日まで、東京国立博物館  表慶館)へ行く。

「15人の匠による美と技の嬌艶」というキャッチフレーズ。陶器がある。グラスがある。革、鼈甲、金銀、ガラス、真鍮、羽根の細工がある。おや、メガネがある。壁紙がある。布がある。傘がある。おや、扇がある。彫刻がある。それらの作品が、黒い部屋の中でライトに浮かび上って艶やかだ。
フランスの人間国宝は、日本の人間国宝にならって、フランスでも生まれた制度だという。伝統工芸の最高技能者に与えられる。認定を受けた人は、自分の技術を弟子に継承する任務を帯びる、と説明にある。

出口のところで、15人の作家のモノクロームの写真を眺めた。そして、突然、まったく関係なく、永六輔さんが『職人』(岩波新書)に書いた言葉を思い出した。〈上手は下手の見本なり、下手は上手の見本なり〉。