かわいそうな桜




「今年の桜はかわいそうだったわねえ、だれも、見にこないで」
「人に見てもらうために、咲くんだからね」
「咲いたと思ったら、雪が降ったりして、寒かったでしょうね」
と、老婦人二人、話していた。
井の頭公園、池にかかる橋の上で。
けふもまた花見るあはれ重ねつつ 山口青邨





「今年の桜はかわいそうだったわねえ、だれも、見にこないで」
「人に見てもらうために、咲くんだからね」
「咲いたと思ったら、雪が降ったりして、寒かったでしょうね」
と、老婦人二人、話していた。
井の頭公園、池にかかる橋の上で。
けふもまた花見るあはれ重ねつつ 山口青邨



『生誕 百四〇年記念 津田青楓』展(練馬区立美術館、4月12日まで)に行く。ウイル
この展覧会にちなんで出版された図録の表紙に〈夏目漱石に愛され
背く画家 津田青楓。

…… 『暮しの手帖』、ボク 被写体はともかく 、 川内倫子さんの写真は、さすがです。25日に店頭に並ぶそうです
さっそく、買いましたよ。「私の手帖 心の垣根をなくしたら」という記事。たとえば、「自由も大事だけ
この「広場」の連載 『私のセツ物語』は、甘酸っぱい青春をセツ卒の人たちが描いて好
「 さっそく、読みましたよ 」とセンセイにメールしたら「笑っていいとも! ですよ」と一昔前のギャグが、返ってきた。
どうか、いつまでも、お元気で。


『もうひとつの歌川派 ⁈ 国芳 芳年 年英 英朋 朋世』展(弥生美術館、3月29日まで)に行く。パンフレットに 「浮世絵から挿絵へ…… 歌川派を継承した誇り高き絵師たち」と、ある。
さらに読んで行くと〈浮世絵から挿絵へ…… 歌川派を継承しているという誇りを胸に掲げ、挿絵の世界で大きく
そして、もう一つの展示は『はいからモダン 袴スタイル展』。卒業式も、ほとんどが流れてしまったなあ、と思

『金子國義展 聖者の作法』(Bunkamura Gallery、3月25日まで)に行く。
あちこちの美術館が、コロナウィルスの影響で閉じているおり、こ
おなじみの、あの顔、あの目、あの唇、あの脚……。『金子國義の
「顔 ー 小さいこと、斜めを向いたときに、頬骨が出ないこと。目はつぶっ


『ハマスホイとデンマーク絵画』展(東京都美術館、3月26日ま
展覧会にちなんで出版された図録の73ページの解説にも、こうあ
〈作品の核となっているのは、幾何学的な画面構成である。左上の
ずっと昔、『ウナ・セラ・ディ東京』という岩谷時子さん作詞の歌

特集〈ごはんを楽しむ家〉 特集〈スーパー台風に強い屋根〉
2つの特集を組んだ『チルチンびと』春号はただいま、好評発売中
好評連載「花に聴く」は、椿がテーマ。
道念邦子さんは、こう書きます。
…… 椿は1年中青々と繁り、
ごはんを楽しむ家とは、春を楽しむ家のことかもしれない。

『チルチンびと』103号は特集二本立て。特集「ごはんを楽しむ
「創業当時、金属屋根はスレート屋根に圧されて、下手をすればあ
……
「チルチンびと』103 春号は、「特集・ごはんを楽しむ家」「特集・スーパー台風に強い

この号の特集は「ごはんを楽しむ家 ー 孤食から家族食へ」。そこに「10人の台所道具作家」という記事がある。10人の作家が、それぞれの作品へよせる想いを書いている。こんなふうに。
たとえば、土鍋。それをつくった陶芸家・城 進さんの文章。
〈器をつくることは、誰かの生活とかかわること。 生活とは、積み重ねること。器を使い込むことは、新しい日々が生まれ、積み重なっていくこと。誰かの台所に食卓にいつもある器になってゆく。いつもの風景の中に。そんな思いをこめて。〉
………
『チルチンびと』103 春号は、特集「ごはんを楽しむ家」。特集「スーパー台風に強い屋根」。3月11日発売。お楽しみに!

春 すみれ咲き 春を告げる という歌がある。春なにゆえ 人は汝を待つ と続いている。さて、103号から「料理家の妻のためのキッチン
〈…… 特注のL字型のキッチンに立つと、ダイニングはもちろんのこと、
………
『チルチンびと』103号は、「特集・ごはんを楽しむ家」「特集