
平岡淳子さんから つぎのようなご案内をいただいた。
そこにあるように、平岡さんの詩に、イラストが寄せられ、それにまた詩を、という往復書簡のような試みだという。外苑前のギャラリー ダズル DAZZLEで。
おわかりのように 平岡さんは詩人である。ふだんお目にかかるのは、成城学園前のギャラリー クウオバデイス のことが多い。そのクウオバデイスでの一枚を、ごらんいただく。

POETRY-詩によりそう- vol.9 イラストレーショングループ展
2020年10月27日(火)~ 2020年11月01日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)
石川ゆかり 上野幸男 すぎもりえり
ちぎらはるな 吉泉ゆう子 TAIZO
詩:平岡淳子
詩人平岡淳子さんから一篇の詩が提供され、6名のイラストレーターが描きその絵から次の詩が読まれ、それをまた描くという往復書簡のように詩と絵が折り重なってゆきます。
6名それぞれに違う展開になってゆきます。
2020/10/28 morimori, ギャラリー
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遠くよりマスクを外す笑みはれやか 富安風生
という句がある。
こんな風情去って、外すなんてトンデモナイ。ということになった。マスクも、日用品、ファッション。専門店ができても、フシギでない。八重洲地下街に、Mask . com というお店が誕生したと聞いて行って見た。なんと、いや当然、か。平日の午前、10人を超える列。あの、パンダの行列のときのように、「最後尾 」の看板を持った人がいる。それでもまだ、少ないと思ったら、一応、そこで列が切れているだけで、離れたところに、列の続きのマスク顔が並んでいる。諦めて帰って来た。だから、噂の10万円のマスクも見ていない。
2020/10/24 morimori, その他
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『石元泰博写真展 - 生命体としての都市』(東京都写真美術館、11月23日まで)に行く。
入り口で 手の消毒。検温。無事通過。検温の時は、いつも熱があるような気がする。9割が、白黒の写真。白黒の写真はいいなと思う。この人の写真集が、一冊、家にあるのを思い出した。少女が壁に寄りかかっているのが表紙。『シカゴシカゴ』だったかな。
コロナの街を撮ってもらいたかった。
2020/10/18 morimori, ギャラリー
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『逆引き広辞苑』で、「あめ」の項をひくと、秋雨、朝雨から始まって、霧雨、小ぬか雨、鉄砲雨、天気雨、にわか雨、花の雨、やらずの雨、若葉雨………などと、多いこと。こんなことをしてみたのは、『図解 雨仕舞の名デザイン』(堀 啓二著・学芸出版社)という本を見たからである。この本のもとになる調査に編集部の Oさんが、学生時代に参画していた、と聞いたからである。
本のはじめに〈…… 雨の処理は設計者・施工者にとっていつも悩ましい問題です。一方で、日本の自然環境に対応した深い庇や水平の庇は、気持ちよいスケール感と陰影のあるファサードをつくります。……〉〈……先人たちがつくってきた建築には、ファサードや景観を引き立たせるような、雨を導くデザインの工夫が数多くある。……〉
として、葛西臨海水族館、パレスサイドビル、国立博物館 東洋館、ルイ・カレ邸、待庵など、美しい39の雨仕舞の事例が描かれている。
昨日までの「長雨」がやんで、今日は、やっと晴れた。これも、雨仕舞。
2020/10/15 morimori, 書籍
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『料理旅から、ただいま』(小社刊)が、好評。各地で話題です。たとえば10月7日付『岐阜新聞』。「全国を料理旅 お土産レシピ」という見出しのこの記事の中で、minokamo こと、長尾明子さんは、こう、語っている。
〈…… 料理とは「毎日元気に過ごすためのものであり、誰かとつながれるもの」離れていても同じ料理を作って食べれば、相手を思うことができる。「みんなとご飯を食べておいしいね、と言い合えるのは素敵なこと。そんな料理を紹介していきたい」……〉
そんな料理が、いっぱい、ごちそうさまの本です。
………
そして今夜は、料理家と料理僧のこんな“異食”トークも、中継で。お楽しみください。

………
『料理旅から、ただいま」(minokamo 著) 絶賛発売中です。chilchinbito STOREにてご購入いただけます。
2020/10/11 morimori, 書籍
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新総理大臣の好物は、パンケーキであるという。そういうことから、なにか庶民的で親しみやすいと思われ、支持率も高いのではないか、という人がいた。いやしかし、お好みのパンケーキは、ホテルニューオータニのもので、2800円するという。「パンケーキといえば、神保町の TAM TAM でしょう、もう行ったかな」といった人がいる。でも、この夏も、開店前から日傘をさした人の行列ができていたから。それに、注文して運ばれてくるまでに、1時間かかりましたからね。忙しい総理には無理でしょう。でも、高さ5センチの石窯焼きは、Go To パンケーキ の価値ありますよ。並んで待って食べてこそ、庶民。
2020/10/07 morimori, 食べ物
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『チルチンびと』秋 105号、特集「緑と暮らす」が、好評です。
秋。青空。澄んだ空気。とくれば、誰だって、庭にでてみたくなる。庭のいろいろは、幸せのいろいろである。たとえば、「ビオトープのある住まい ー 静かな流れがつくった新しい時間」のページを開いてみる。
…… 泉が湧くように静かに流れる水と、ここで生まれ育ったかのように、生き生きと呼吸するさまざまな植物のある庭。それを臨む空間でゆったりと時間を過ごすのは、Eさん家族。驚かされるのは、豊かな自然とともにあるこの家が、郊外の住宅地にあるということ。……ご主人のお気に入りの場所は、ビオトープの滝口に向かう濡れ縁だという。この場所で、新たな習慣ができた。「濡れ縁に腰をかけて流れの音を聴きながら酒を飲む。贅沢で幸せな時間です」(ご主人)。
読むと、いい気分になりますよ。
……
『チルチンびと』秋105号は、好評発売中。お早めに書店へ。
2020/10/03 morimori, staff, 書籍
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Go To travel と Go To eat をおいしく和えたような一冊。『料理旅から、ただいま』(小社刊)が、好評です。
先日、銀座松屋8階で開かれた「手仕事直売所」に行った。器その他いろいろな台所用品が並び、ホウキづくりの実演販売もあり、賑やかだった。その一角の土鍋などが並ぶコーナーに、minokamo こと長尾明子さんがいた。知り合いのお店の手伝いだというが、そりゃあ、料理はお手のものだから、土鍋を手にとって道具のよさを強調。「今朝も、わたし、これで目玉焼きつくったんです」とすすめる。うまいものだ。その合間に『料理旅から、ただいま』を手にとり、いかに楽しい本かPR。たちまち「私、買いますよ」の声。
『中日新聞』9月29日の夕刊に、minokamo さんと著書の紹介が載った。
「レシピ本 食文化郷有」の見出し。長尾さんが料理好きになったのは、小学生のころ。祖母の影響だと書かれている。
2020/09/30 morimori, 書籍
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『チルチンびと』別冊『住空間リノベーション』は、マンション、戸建、古民家の再生を語って、楽しい。たとえば、「徹底的に磨いた技巧で古民家が快適に蘇る」は、築80年の古民家改修のレポート。改修設計を手がけた勇建工業・加村義信さんの話がある。
…… 構造面の大きな変更は「まず台風対策で、屋根を入母屋型から切妻型に架け変えました。切妻に変更することで空間を明るく広くする狙いもあります。またリビング・ダイニングは、以前に増改築した跡があり、柱梁が弱っていたので、新たな柱を追加。梁が出るので、下がり壁のついたしつらえとなりました。和室は18メートルの本ツガの梁を建具の上部に移動させています」。こうして、随所に見せる職人技が古材と溶け合い、完成した。
温故而知新。
………
『チルチンびと』別冊『住空間リノベーション』は、9月29日発売。お楽しみに。
2020/09/26 morimori, 書籍
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