相乗効果

 

「枯白のある風景」を観にpoooLさんへ。webからでも伝わる、雰囲気のある作品の様子に惹かれて一度お会いしたかったので、在廊日を狙っていってきました。

お会いしてはじめてお二人で制作されていると知った。二人は沖縄の芸術大学で同級生として知り合い、意気投合して卒業後、故郷に戻って二人でアトリエ兼ギャラリーを開いたそう。もちろん沖縄で出会うまでは、お互い同郷だとは知らず。人生って縁とタイミングですね。

お父様が木工をされていた乾喬彰さんは木、大学で彫刻専攻で様々な金属を扱っていた松岡直実さんは鉄、と元は役割が分かれていたけれど、今ではその境目はないそう。喧嘩になりませんか? と思わずありきたりな質問をしてしまったのだが、制作のことで喧嘩したことはないと。それよりも相手の中の、自分にはない発想に驚いたり刺激を受けたりするらしい。理想的! どちらがどちらを作ったか一見全くわからないくらい統一感があるけれど、紙にイメージを起こすところから始める発想力豊かな乾さん、直感的でいきなり制作を始める松岡さん、それぞれのエネルギーが交わって作品に厚みが増すのだろう。使い手の想像力も試されるような、置いてあるだけで空間にストーリーが生まれてくるような作品を見ていると、つくづくこういうのが似合う家に住みたくなる。

 

 

お隣gallery re:tailさんでは4人展「コランダム」を開催していた。同じ学校の卒業生という点では「枯白」さんと同じだけれど、こちらはそれぞれ全く個性が違う。小さな箱やハットピンなどをジュエリー制作の手法で制作する塚本聖広さん、真鍮に文字や模様を美しく彫り上げていく芳田慎平さん、緑をテーマにグリーンを持ち歩くガラス管のネックレス、カトラリーや多肉職分の入ったガラス鉢に小さなガラスの動物たちで独特の世界をつくっていた有澤 香予さん、テキスタイルのような気持ちいい曲線と色の組み合わせの絵を描く山本梓さん…4人4様だが同じ空間に展示してあっても違和感がない。

和気藹藹として楽しい展示でした。同じアトリエで「cha箱」として制作をしている4人、来年も同じくre:tailさんで展示をされるとのこと、今度はどんなテーマで四つの世界が広がるのだろう。


学びの時間を共有した仲間と、ずっと一緒に何かができて、お互いの刺激になっているって、とても幸せな関係だなと、思いました。

 

 


音探し♪

東京都にも自然がいっぱいの場所があります。

そのうちの一つが、ここ『等々力渓谷』

等々力渓谷

 

階段を少し降りると一気に車の音が消え

風に揺れる葉っぱの音、せせらぎの音

自然そのものの音でいっぱいになります。

 

私の大好きな癒しスポットの1つです(*^_^*)

 

このような自然がいっぱいの場所へ行くと、

保育士の資格を取るために通っていた専門学校で

先生に「自然の中で音を10個見つけなさい」と

言われたことを思い出します。

 

よーく耳を澄ましてみると

いろいろな音が聞こえてきます。

大人になればなるほど、当たり前のように

耳に入ってきてしまい意識しないと聞こえにくい音です。

 

同じ風に揺れる葉っぱの音でも、

葉っぱの種類によって聞こえる音が違ってきます。

鳥のさえずりも、鳥の種類によって異なります。

 

皆さんも、ぜひ10個の音を探してみてはいかがでしょうか。

意外と簡単なようで難しいですが、

足もとの草花や、頭の上の大きな木、

みんな一生懸命生きているんだなぁと実感できますよ☆

 

amedio(^o^)

 

 


本日は晴天なり

秋が日に日に深まるうれしい季節だが、

気持ちまで晴れるようなお天気の日は、1年のうち、4,5日しかないと思う。

今日はそんな、貴重な日だった。

 


ナンという日

ナン

 

「ここの店、神田カレーグランプリで優勝したはず」「でも、表にナンも出てなかった」「奥ゆかしいんじゃないの」「あ、このナンおいしい」「ナンともおいしい」「ナンとなくおいしい」「ナンかおいしい」(大笑)  私は、神保町のマンダラでカレーBセット1155円を食べている。隣の席のОLふたりの会話だ。ナンだよ、その冗談。

外へ出る。おりから、古本まつり。沿道の屋台を見ると、ナンと『カレーライスの話』(江原恵)がある。100円。喫茶店で読んだ。1872年、福沢諭吉が『学問ノススメ』を発表した年、日本に料理本が出始めた。『西洋料理通』(仮名垣魯文)、『西洋料理指南』(敬学堂主人)がそれで、カレーの料理法も初めて紹介されたとある。

「カレーノ製法ハ、葱一本、生姜半個、ニンニク少シヲミジンニ刻ミ、バター大匙一デ炒リ、水一カップ半ヲ加ヘ、鶏肉、エビ、タイ、カキ、赤蛙等ノモノヲ入レテヨク煮ル。ソノ後、「カレー」ノ粉小匙一ヲ入レテ一時間ホド煮ル。ヨク煮エタトキ塩ヲ加ヘ、又小麦粉大匙二ヲ水デ解イテ入レル。(『西洋料理指南』)

ナンだか疲れた。


それぞれのストレス解消法

「ストレスを解消するために何をしますか?」と聞いてみた。

聞いてどうという訳ではないけど、たまにくだらない質問をしたくなる。

 

morimori「ストレスはあまり感じない。しいて言うなら悪口を言う」

takeko「前はフラメンコだったけど、最近はお風呂と本を読むかな」

kuro「そりゃ、もちろんお酒でしょ。あと、掃除」

amedio「太鼓!太鼓がない日は、おいしいもの食べるとかお茶したりとか」

 

グラス

 

ちなみに自分は、kuroとほぼ近い。お酒もしくは、PABLO CASALSを聞きながら、かたっぱしから棚のグラスをみがきまくる。

 

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トリックオアトリート♪

ハロウィンの日

我が家にも「ぴんぽーん。。。」の音が…。

 

ドアを開けると…

 

そこには恐怖のドクターが…

(((p(>◇<)q))) キャー!!

ハロウィン

友達の子どもたちが

お菓子をおねだりに来ました。

 

ちびっこの弟(幼稚園児)とお姉ちゃん(小学生)

 

衣装は、お母さんの手作りで

弟は、心臓のおもちゃを、お姉ちゃんは手づくりの

目がたくさん入った瓶を持ち…。

ちゃんと手袋までしていました(笑)

 

顔をお見せできないのが残念なのですが

メイクもばっちり顔色悪く仕上がっています(笑)

 

2人で「トリック・オア・トリート」と恥ずかしそうに言う姿も

かわいらしく、お菓子をいっぱいあげました(*’-‘*)

 

すると…

ちびっこの弟が、お母さんから中身が

キャンディーの棒がたくさん出ている袋を渡され

私と旦那に一言

弟「ねぇねぇ。くじ引き引いてごらん?」

お母さん「…くじ引きじゃないんだけど…」

私・旦那「いいの?ありがとう。」

 

棒を引いてみると

…わお…。

飴

油断していた{{{{(+ω+)}}}}

まさかの「指キャンディー」と「歯茎キャンディー」

…徹底している。笑

 

注射器も持っていたので

私の旦那が「注射してもらうかな?笑」

というと

弟「え?!血~でちゃうよ!」

・・・と、真剣に「やめたほうがいいよ~」と伝える姿が

また可愛くて仕方なかったのでした♪

お姉ちゃんの方は、美人なのに、

すごいメイクで…(〃^∇^)

 

毎年、ハロウィンに命をかけている一家なので

どんな仮装で今年は現れるのか

来てくれるこちらも本当に楽しみです(/・ω・)/

 

P・S

ちなみに弟くんは、この前日まで

「名探偵」になるのが夢だったのに

医者の衣装が気に入り「動物のお医者さん」になりたいだ

そうです(*^^)v

 

本格的な医者の仮装は、ちょっぴり怖かったけれど、

子どもたちの言葉がかわいすぎて

ほのぼのハロウィンを過ごしたamedioでした

 


青参道

10月後半になり、ようやく暑さも落ち着いて

街中散歩にはぴったりの季節。


表参道・青山方面をブラブラとしていたら

美味しそうなパン屋さん – bread works- を発見

bread works

 

お昼ご飯を食べたばかりで、かなり迷ったのですが、

店頭に見える焼き立てパンに心を奪われ…。

パン

クロワッサンを買って、テラスでパクリ♪

サックリした食感が最高でした♪

パン

 

そのあと、少し裏側の道を歩いていると

「青参道アートフェア 2012」のポスターや風船が!!

青参道アートフェスタ

予定がありゆっくりは見られませんでしたが通り沿いには

個性的なお店や、おしゃれなお店がズラーリ♪


チルチンびと広場に掲載中のfabre8710さんも参加しているそうなので

改めてゆっくり散歩しに行きたいと思う

amedio(*^^)vでした

 


秋色の展示

flowers primitiveの西別府さんのリース展を見にvigoとアートサロンARKへ。

西別府さんの作品は花の美しさだけでなく面白さ、強さ、脆さ・・・今まで気づかなかったようなさまざまな花の性質を発見することができて、見るほどに惹きつけられる。ハッとするような派手さや華やかさではなく、他の何をも邪魔しないのだけれども、静かに深く存在感を放っていて、花の生命力を感じられる。置いてあるだけで確実にその場の空気が変わって、じわじわと西別府さんワールドに染まっていく。先日教わった「花と遊ぶ」ことを思い出した。西別府さんご自身が花と遊ぶことが大好きで、それを存分に楽しんでいることを感じられる、とても素敵な展示でした。

 

照れつつも枝からちょこんと笑顔を覗かせてくれた西別府さん。

 

アートサロンARKのオーナーは羊毛フェルトの造形作家のYOSHiNOBUさん。リアルなのにほのぼのとした、独特の世界感を持つ動物たちを制作している。初めての動物を制作するときには動物園に行って観察し、専門家に話を聴き、針金で骨格を作り、筋肉などの位置も正確にとる。こういった造形の基本は、元々やっていた粘土の時と変わらないけれど、フェルトと出会ってからは毛並みの方向までリアルに再現でき、固まることもない自由度の高さを得たという。フェルト素材の持つ温かさや柔軟性、軽さのせいか、動物の持つ表情自体がユーモラスで可愛いためか、ことさらにキャラクター化しなくても自然と可愛らしくほのぼのとした表情を持つ作品になるのだそうだ。たしかに、動物ってなんかずるいぐらい面白可愛い表情をするときがありますね。その特徴を作品に映し出す表現力がすごいのだ。

 

オーナーのYOSHiNOBUさん。本物そっくりのロバくんは、温かくて、軽いのです。

 

こちらでは定期的に羊毛フェルトのワークショップも開催している。「ここまで教えちゃっていいの?」というぐらい惜しみのない懇切丁寧な指導なのだと来場者の方が教えてくれた。カップルで来た男性の方が夢中になってしまったりもする、なかなか硬派なワークショップのよう。11月は「ヒツジ」と「オカメインコ」。可愛い・・・。もう受付は始まっていますので、モノづくり欲の高まっている貴方!ぜひチャレンジしてみてくださいね。

 

夕方、「古道具屋の西洋見聞録」の塩見さんを訪ねて青山へ。毎週土曜日、全国から素敵なお店が集まってくるアンティークマーケット。ふと出展ショップカードの中にさきほどのflowers premitiveさんのお名刺を発見。繋がっている~今展示に行ってきたばかりですよ~! などとあれこれよもやま話をしているうちに日も暮れて、だいぶ気温も低くなってきたのに客足は途絶えない。

塩見さん、今日はちょうど”古道具店主コスプレ”だったそうです♪

みなさんも、秋風に誘われて、自分だけの宝物を見つけに出かけてみてはいかがでしょう。

 

 

 


空での芸術♪

ある日の休日、ベランダにいた旦那さんから

「おぉ~いぃ~!!来て来て来て来て!!」

の声。

 

何事かと思って行ってみると

 

「ほら、すごくない?!龍みたいじゃない?!?!」

 

と空を指差していました。

 

 

確かに!!左側が頭で、龍が昇っているような

雲の形!!!

 

 

なんか、いいもの見たねぇ…。

と二人でしばらくぼんやりベランダからの雲を眺め

これまた、のんびりした休日の一コマとなりました。

 

芸術の秋!

空を見るだけでできる

芸術の楽しみ方はいかがでしょ?

 

amedio(*^^)v

 

 


たわしの伝道者あらわる

金曜の晩、東京にくる用事があったということで、高田耕造商店の3代目、高田大輔さんが事務所に遊びにきてくれました。

 

たわしそっくり!?な高田大輔さん

 

棕櫚はかつては紀州の重要な産物だったのが、いまでは輸入品の棕櫚やパームヤシのたわしにとって代わられ、需要がどんどん減って棕櫚山もなくなっていったのだとか。ここでもまた杉や檜と同じく、大量生産大量消費の波に飲み込まれ、衰退する産業、荒廃していく山・・・高田さんは、それまでやっていた調理師を辞め、家を継ぐことになってから、国産の棕櫚たわしの良さをあらためて学んだそう。これなら「たわしは固くて痛くて」という一般的なイメージを払拭していけるという思い、また実際使う人々からの反応があまりにもいいことなどから、数々の失敗にもめげず良質の国産棕櫚の皮を求め、安定的に供給をしてくれる人を確保し、地道に国産棕櫚たわしの普及に勤しむ情熱の3代目! その活動が色々な他分野の職人さんとの繋がりを産み、棕櫚山の再生活動にも繋がっています。

 

国産の棕櫚でつくったたわしの手触りは最高。いつまでも触っていたくなるほど、滑らかで程よい固さで、身体を洗ってもさぞかし気持ちよさそう。実際、頭をシャンプーなしで洗ってもツヤが出るのだとか。その他、料亭で野菜を洗うのにつかわれたり、染物職人さんが布を洗うのにつかわれたりと、良い物を求める人々に「このたわしでなくては」と言わせる、極上の使い心地なのです。もしお近くで見つけたときは、ぜひ手に取って触ってみてくださいね♪

 

 

色々な形のたわし。職人の技でできる最小のものは、ストラップに。かわいい!