2013年8月20 の記事一覧

アツサノナツハヨロヨロアルキ

賢治のパネル

 

「気温は35℃で、熱中症警報は出たし、夕方は雷雨だというし、今日は行くのはやめようよ」と友人から連絡があった。じゃ、一人で行ってくると、私は、返事をした。どこへ?  「没後80年   宮沢賢治    詩と絵の宇宙     雨ニモマケズの心  展」(~9月16日)である。

いゃあ、暑い。しかし、雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ丈夫ナカラダヲモチ  、じゃありませんか。会場の世田谷文学館の入口で、賢治のパネルが迎えてくれる。説明によると、クラシックをこよなく愛した賢治が、尊敬するベートーヴェンのうつむきながら散歩する姿を真似て、写真を撮らせたという。黒のソフトに黒いコート姿の写真が、パネルのもとだ。「雨ニモマケズ手帳」も見た。黒い表紙の手帳に、エンピツで詩が書かれている。そのほか、いろいろな作品を見た。親子連れが多く、それがいかにも夏休みらしくいい感じだった。

帰り道。いゃあ、とんでもなく暑い。来なかった友人に、メールを送る。アツサノナツハヨロヨロアルキ。