新政府展へ
久しぶりにワタリウム美術館にvigoと行ってきた。
展示中の「坂口恭平 新政府展」は、平日にもかかわらず、若者たちで混雑していた。
襖に無数の建築物を連続的に描いた作品、彼が観察した数々の路上生活者の描写を、見つめるていると、気の遠くなるような時間を重ねただろう、その作品たちが、じりじりと迫ってくるようだ。
なぜ人間だけがお金がないと
生きのびることができないのか。
そしてそれは本当なのか。
車のバッテリーで
ほとんどの電化製品が動くのに、
なぜ原発をつくるまで
大量な電気が必要なのか。
坂口恭平『独立国家のつくりかた』(2012年)より
展示会は2月3日(日)まで。