2012年9月 の記事一覧

緑のカーテン・コンテスト

緑のカーテン・コンテスト

もし、緑のカーテン・コンテストがあったなら、これは、“メダル確実”だろう。阿佐ヶ谷にある杉並区役所の庁舎。青梅街道に面して、グリーングリーンにひろがっている。写真の、遊んでいる子どもたちのうしろに見えるのが、それだ。苗を育て始めたのが、4月なかば。ヘチマ、ゴーヤー、アサガオ、キュウリ。いま、七階建ての建物の六階まで伸びている。カーテンというより、ジュウタンか。眺めているうちに、あのキュウリのトゲは、私の区民税分かな。いやいや、とても、あんなには払っていないな、などと思ってしまうのである。

『チルチンびと』73号に「緑のカーテン」についての特集があり、そのなかに「緑の健康増進効果とその利用」(多田充)という記事がある。海外の研究者によるデータなど、読んでびっくりした。例えば、緑が見える病室の患者は、緑が見えない病室の患者に比べて、入院日数が短い。そして、より弱い鎮痛剤で痛みを抑えられる、という。また、自然の景色を見ることのできる囚人は、ストレスが少なく、病気の発症率が低い、という。それにしても、病院は選べるけど、刑務所は、選べるのかしらん。

『チルチンびと』73号は、9月11日発売。<特集>は「花と緑と暮らす」、「脱原発のために自然エネルギー住宅」の2本立てです。


夏の思い出

昨年に引き続き秋田へ太鼓の演奏をしに行ってきました。

 

演奏は、広場で午後に1回、

夜21:00~のパレードで1回叩きます。

 

天気にも恵まれ、午後の演奏では

思い切り外で演奏することができました♪

演奏中は、無我夢中だし、汗だくになりますが

外での演奏は風が涼しく演奏後に

さぁぁ~と吹く風は本当に気持ち良いものでした。

 

夜には、パレードの前に盆踊りが開かれます♪

ここでの盆踊りは本当にハード。

歌や曲に合わせるものではなく

大きな太鼓と、横笛の音に合わせて

少しずつ進んでいきます。

それも竹の撥で打つ太鼓の音色なので

ズシンと響きます♪

 

毎年、この盆踊りの輪に入れてもらい

一緒に参加させてもらうのですが、すごい運動量!!

涼しい秋田の夜でも汗をかきます…(^_^;

 

ちびっこからご高齢の方まで輪になって

踊るという盆踊りって、すぐに周りと仲良くなれるし

ベテランの方が、私たちにも優しく

教えてくれたので、私たちも随分と上達しました♪

 

ちなみに、秋田へ行くたびに楽しみにしている

ババヘラアイス

(→ババヘラアイスについては

去年のブログを見てください♪)

今年は、チューリップ盛りでした♪

 

ババヘラアイス

 

盆踊りの後のパレードには、たくさんの町民の

方々が集まってくれて、大盛り上がり♪

パレードは何がすごいかというと、

台車の上で演奏をして移動するのですが、

その移動方法は・・・・・・

秋田の男の方々が、みんなで押してくれるのです♪

(うーん♪たくましい!(^^)!)

すごい重いらしいのですが、

それは私たちが重いのではなく(笑)、

乗せている太鼓が重いんですよ~!!

 

太鼓のパレードの様子

太鼓のパレードをしたあとは、ご褒美のように

大きな花火があがります♪

花火の会場はとっても近いので、空いっぱいに

広がる花火の迫力はすごいです♪

また、夜の闇に、余計な明かりがないぶん、

花火の美しさが際立ちます♪

 

 

素敵な思い出がまた1つ増えた amedioでした!(^^)!


境野米子さんからの便り 古民家オープンハウス+陶器展

 

福島県の古民家で暮らす「じぶんらしく、コスメ」の著者、境野米子さんから、ご自宅が9月14日(金)~17日(月・祝)にオープンハウスになります。とのお手紙をいただきました。

大きな古い家の中で、いつもと違った空気を感じてみませんか?人形劇や楽器演奏などもあり、ほっとひといき。たのしいひとときをどうぞ。

 

<イベント内容>
霊山在住の陶芸家・会田恵の作品展
境野米子の野の花の絵、絵葉書、著書の販売
おもてなしセット(500円:15~17日のみ・一日10人限定・予約不可)
14日(金) 船引町在住大河原伸・多津子夫妻による「青柳堂」の有機野菜の販売(終日)
「赤いトマト」の人形劇 14:00~(無料)
16日(日)霊山在住 鈴木栄次のコントラバス演奏 14:00~(無料)

日 時:2012年9月14日(金)~17日(月・祝) 9:00~17:00
問合せ:
「暮らし研究工房」TEL/FAX 024-562-4717 (9月14~17日のみ)
「遊陶窯」会田 TEL/FAX 024-586-1927

 

 


北鎌倉の夏

 

舟あそびさんの紹介で「デンマーク工芸10人と中野和馬展」を観に、北鎌倉古民家ミュージアムを訪ねた。北鎌倉の駅を降りてすぐ、古都の風情を感じる円覚寺門前を通り過ぎると、この周辺の落ち着いた景色にしっくりとなじむ古民家があらわれる。鉄のシャンデリアや、格調高い家具などが品よく配置され、展示されたタペストリーや陶磁器もとても美しく映え、展示されている作品もさることながら、その空間がどれだけ重要か教えてくれる美術館だった。

 

作品はどれも素晴らしく個性的で、美しくて、面白いものばかり。アーティスティックなデンマーク工芸の中で、今回唯一の日本人、中野和馬さんの絵画のような躍動感に満ちた陶芸作品も異彩を放っていて惹きつけられた。そして、ひときわ可愛い!!これ全部欲しい!!!と気持ちが泡立って落ち着かなくなるほど素敵なキースティン・スロッツ (Kirsten Sloth) さんという陶芸家の作品に出会ったのは、今回の大きな収穫。どれもこれも、可愛らしく端正で、繊細で、素朴さや重厚さもあり、眺めても眺めても楽しく、嬉しくなっていく・・・

 

今回の主催者、工藝サロン梓の田中政子さんが、デンマークの陶芸事情について訳してくださった資料のこんな一文に目がとまった。

 

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少数の若い作家たちは、すでに自分の工房で優れた功績を残し、広く一般社会にも活力を与える存在になっています。彼らは特定の形式に縛られることを嫌う傾向があり、世界中の伝統工芸から示唆を得ながら、彼らが表現したい理念に沿って素材と技法を選んで自由な制作活動を行っているのです。

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社会に閉塞感があるのは、日本だけではない、デンマークもそう。でも、どうもデンマークのほうがずっと元気がある気がします、と田中さんはおっしゃっていた。個人の自由な感性を大切にする土壌があるから?自分の表現に強い誇りを持って突き進む力があり、かつ縛られることを嫌う、周囲もそれを許す寛大さがあるのだろう。作品を観る側の問題なような気もする。受け止めるほうのアンテナが鈍っていると、どんなにいい作品を作ろうとしても作り手だって元気はなくなる。本当にいいものをいい!と感じ取れる力を、鈍らせたくないと思う。

 

※「デンマーク工芸10人と中野和馬展」は、明日9月5日(水)まで。今後「デンマーク工芸10人展」のみ、以下で巡回展の予定です。

2012年9月21日(金)〜10月2日(火) 「ガレリア表参道(長野市)」長野市東後町21 グランドハイツ表参道弐番館 TEL 026-217-7660

2013年4月13日(土)〜21(日) しいのき迎賓館ギャラリーA,B (石川県金沢市) 問い合わせ先:ギャラリー舟あそび 076-882-3960

 

 


色が好き

「くりくり展」へ行った。

いろいろな手仕事を見るのが目的だけれど、行ってみようと思ったのは、その会場がなじみの場所だったからだ。夏目漱石が学んだというお茶の水小学校(旧・錦華小学校)の近く。路地を入ると、右手の二階に珈琲・蔵。金子国義さんのギャラリー・Higurashi。気さくなCafe Flug。サケの塩焼きが、ステーキかと思うような厚みの日本料理・きよし。そして、その隣のビルが展示会場Spin Galleryだった。

入ると、店番兼出品者がいた。写真右下の丸いテーブルのうえが、彼女の作品。イヤリング、指輪、ピン止め、など。

「私、台湾生まれ。父がエンジニアで、海外あちこち回りました。色彩の好みって、そういう体験のなかでつくられるんですね。私、色が好き。こころに響く色が好き。ずーっと手芸が好き。どんなに体調がわるくても、編みものを続けているくらい好き。でも、人生迷走中でした。だけど、今回、お店番をしたおかげで、ものを売る、ものをつくる、ということが、少しわかったような気がします」

この「くりくり展」は、えっ、8月30日(木)まで。でした。10月は京都西陣で開催ととのことです。