2012年2月18 の記事一覧

栃木訪問 響屋さんそして麻紙工房

地域主義工務店の会 響屋さんのHPリニューアルを機に栃木へ。

モデルハウス内の水回りの工事が完成していました。ガラスが入った釉薬を使って微妙な模様を作り出しているタイル、ちょっとだけ高さが普通より高いカウンター、持ち運びが自由自在の収納箱、ブラインドインペアガラスなどなど設計者の細やかなセンスが感じられる仕上がり。

うっかり写真を撮り忘れ、お見せできれば良かったのですが…。

 

響屋さんの手掛けた住宅の一部にも用いられている麻紙、栃木県サポーターの金山さんの後輩が制作されていると言う話を聞きさっそく工房を訪ねる。

納屋外観

外壁はねずみ漆喰

納屋カウンター

重い石を2人で積み上げたカウンター

野州麻紙工房の大森さん夫妻、もともと作品を展示するためのギャラリーとして建物を造り始めた様ですが、造り出すうちに思っていたより大きくなっていったため、cafe[納屋]も併設することにしたそう。古材、石、建具を少しずつ集めて、骨組みと瓦以外は、自分達で少しづつ造りあげ4年の年月をかけて仕上がった建物。そこで、麻紙で制作された照明の光も体感できます。

大森さん家族に麻のこと、建物の事いろいろ話をしていただきました。どうもありがとうございました。

野州麻紙工房/cafe ギャラリー 納屋の詳細情報は近日中にチルチンびと広場に掲載予定。

大森さん

加工用に密植して育てた麻と採種用麻

照明

草木染めした麻紙を使用した照明

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大森さん「麻紙の制作を始めて、僕なんか10年程度、まだまだひよっこです」
大森さんの奥さん「この人が高いところが苦手なんで、天井の色は私が柱に登って塗ったんです。おてんばだから、全然平気なんだけど。私、何やってるんだろうって一瞬思った」
大森さんのお父さん「そうだなー、今度は季節の良い時にきたら、麻畑を見せてあげられるよ」
大森さんのお母さん「麻って真ん中が空洞になってるでしょう。昔はね、それを切ってストローなんかにしたりしてね。」

 

そんな話を思い返しながら、新幹線でうたたね。
温かくゆったりした幸せがあった。季節の良い時期にまた来よう。