2011年12月15 の記事一覧

太陽がイッパイ

 雑誌の「夢占い」のページを担当していたことがある。これは、面白かった。たとえば、夢の中に「親戚の人」が現れると、それは「常識の代表」を意味する。夢で「血」を見たからといって、怖がることはなく、それは「革命」と解釈されるのである。
 知人から、メールがきた。「太陽が昇ってくる夢を見た。占いの本で調べてください」。 こうだった。太陽は宇宙の中心で絶対的である。太陽が昇る夢は、エネルギーがあなたのハートに射し込むしるし。強く、たくましい待ち人、来る—だという。太陽のことが、頭にあったので『だからОМ 安心の家づくり』(『チルチンびと』別冊40)を開いて、表Ⅲの広告の「太陽はタダ。」というコピーに、オッと思った。太陽熱をつかまえて、冬は温か、夏はお湯、とある。
 そういえば、昔、聴いた歌に、ふりそそぐ太陽、そよ吹く風、本当に高価なものはみんなタダ、というような英語の歌詞があった。そうさ。いい夢を見るのも、タダ。グッドナイト。

別冊40号