2011年11月19 の記事一覧

埼玉県をぐるっと巡ってきました。

朝、チルチンびと広場にも登場している川越の「tenori」さんのイベントからスタート。古道具のオーナーさんや本日オープンほやほやという「ソコノワ」さんを紹介していただく。皆さんがお互いをよくご存じで「tenori」さんに紹介されてきましたというと「ああ!」と笑顔で迎えてくれて、ほっとする。輪を感じます。

 

東松山の入口へ続く細い裏庭みたいな小道が楽しい「ギャラリー黒豆」さん、旦那さまの手で建てられたお店。もう17年も続けられているのはこのお店の個性含め、奥様の人柄によるところ大と思われる。雑誌「銀花」(休刊淋し過ぎます、ぜひぜひ復刊希望!)の最終回にも載られたんだそう。ずっとこの場所にあってほしいと思えるようなお店でした。

 

ギャラリー黒豆さんの入り口は、この板のある細い小道の奥に。 ちょっとわくわくします

 

 

埼玉県はいままで米どころの印象はなかったけれど、どこまでもどこまでも~続く行田の田園風景は富山のよりも広く大きく感じた。あれだけ広大だとこんなイベントをしたくなる気持ちもわかる。行田は「足袋と衣料のまち」でもあり、足袋蔵のある「カフェ閑居」は広ーい立派な民家と庭で披露宴もできるようなゆったり落ち着く空間。車窓から立て看板を眺めていると行田は「埼玉県名発祥の地」でもあるそうだ。さらに、あちこちにある「フライ・焼きそば」という看板の食べ物屋。そして「ゼリーフライ」?アイスクリームの天ぷらみたいなもの?それは黒ビールフロートどころではございません、謎は深まるばかり。食べる勇気もまるでなく、しかし気になるので帰ってから調べてみると、こういうものでした。これならトライしてみたい。奥深い街、行田。

 

幸手のパン屋「cimai」さんではくるみと黒糖のパン、いちじくのカンパーニュなどあまりの美味しそう加減に思わず購入、帰って早速食べてみると想像をさらに超えて美味しく、都内出張販売の予定をすかさずチェックしました。

 

川口の「senkiya」さんはこつこつ自宅を改装したカフェ兼雑貨屋兼ギャラリー。不思議と異なる空間すべてが自然に溶け合っていて、そのふんわりと透明感のある雰囲気はオーナーご夫婦そのもの。こちらの建物内や離れや庭には布小物や洋服のデザインを手掛ける「sunshine to you!」さんをはじめ、木工作家さん、アクセサリー作家さん、車屋さんなどが集まって、小さなものづくり村が生まれつつあるような面白い所でした。

 

埼玉には建物からかなり手をかけて、背伸びせず、のんびりゆるーっと時が流れるままに、着実に自分のスタイルを作り上げている方が多いようだった。今日訪問した12軒の他にも、素敵なお店情報が増えそうです。皆様お忙しい中突然の訪問にもかかわらず、あたたかく迎えてくださってありがとうございました!