「SCUGNIZZO」さんにいってきました
タイルびとやvigoと共にパウル・クレー展を見に行った後、場所がちょうど近かったこともあってルーラルカプリ農場さんのチーズが食べられるという「SCUGNIZZO」さんへ行ってきました。
材料は北海道、北陸、北関東・・・さまざまな場所から厳選して仕入れられたフレッシュなものばかり。今回われわれの一番のお目当てはこれです。
「岡山ルーラルカプリ農場山羊フロマージュブランと群馬 『湯あがり娘』枝豆のクリームソース‘カサレッチェ’」
濃厚でクリーミィなのに後味がさっぱりしているルーラルさんのフロマージュブランと普通の枝豆よりもずっと大きく、色も鮮やか、味もぐっと濃い「湯あがり娘」の絶妙なハーモニー!どちらの材料も主役級の存在感のあるソースが溝のあるショートパスタ、「カサレッチェ」にとってもよく合っていて、夏にふさわしい爽やかなクリーム系パスタでした。しかし湯上り娘とは色っぽい名前をつけましたねーいったいどこが湯上りなんでしょう?お肌つるつるっていう意味かな?あやかりたいものです。。。
前菜でいただいたカプレーゼのトマトも信じられないくらい甘い!メインでいただいた白子にハムを巻いてソテーしたのも甘みがあって癖がなくてふわっとして、、、添えられたレンズ豆の煮込みとディルの風味が最高に合っていて贅沢なお味。食後のラズベリーソルベにもルーラルさんのフロマージュブランが使われているということでした。ちょっとコクがでてリッチな味わいになるんですね。
ワインもお料理も、すべてリーズナブル美味しく、こぢんまりとした入口からは想像がつかないくらいゆったりとした店内です。少人数でも大勢でもよさそう。事務所からも近いしまた絶対行っちゃいます!
パウル・クレー展は、「おわらないアトリエ」というだけあって見ても見ても終わらない迷路のような展示。時代順に見てもいいし、好きなところから見ても構わない感じが自由でよかった。知っている作品はほとんど登場しておらず、そのかわり新しい発見がたくさん。素描と色づけされたものを同時に見られたり、切断された作品の元を見ることができたり…創作の秘密を覗き込んだ気がしました。糊絵具をつかって紙がくしゅっとなった質感や、額縁もふくめたバランスなど、ツボ過ぎる!!というのもいくつか。画集などでは絶対に再現できないので記憶にとどめるしかないですね。所蔵作品展「近代日本の美術」+緊急企画「特集 東北を思う」、小企画の「路上」もとてもよかった。7月31日までです。