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夏の終わり 秋の始まり

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ふと気が付くと、8月が終わり…

夕方に

虫の音が聞こえるようになった。


私、ドーナツの味方です

ドーナツ

 

ドーナツの売れ行きが落ちている、という。コンビニでも、ひと頃の勢いがないらしい。糖分があり、脂分があり、からだにいかがなものかというのが、不人気の理由の一つらしい。そんなぁ。私は、ドーナツの味方である。どなたか、他にいないか。『なんたってドーナツ』(ちくま文庫)を読んだ。41人の方が、ドーナツへのアツイ想いを書いている。そのなかに、おや、西淑さんがいた。西さんは、この「広場」のトップを飾るイラストを描いたひとである。まるでそのイラストのような味の文体で、「わたしのドーナツ」を書いている。


……
ドーナツには、コーヒー。
コーヒーが飲めるようになってからは、ずっとそう思っている。
コーヒーを飲みたくてか、
ドーナツを食べたくてか、
たばこの煙でくもった、うす暗い喫茶店に向かう。
……


そして、なんと “ 西流レモンドーナツのつくりかた ” を、4 ページにわたって披露している。ドーナツの輪、です。

 


卵のピクルス

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日持ちするので、ちょっとゆで卵が欲しい時に

とても便利なのです。


とうもろこしの日

四万六千日

 

今年も長い階段をのぼり長谷川観音院へ。四万六千日 の日に観音さまにお参りすると、四万六千日分のお参りをしたのと同じご利益があると言われていますが、私にとってはとうもろこしの日。

魔除けや商売繁盛、ひげが長ければ長いほど良いそうですが…

 


白いゴーヤ

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色をどこかに置き忘れてきてしまったような、

白いゴーヤ。

サラダにしたら

みずみずしくて

まるで、梨のようだった。


田中角栄論

『旦那の意見』(山口瞳・中公文庫)

 

田中角栄についての本が、ベストセラーの上位を占めている。書店でも『天才』(石原慎太郎・幻冬舎)、『田中角栄 100 の言葉』(宝島社)などが、目立つ。『天才』という角栄の生涯を書いた本の帯には、「 90 万部突破」とあった。それなら、ぜひこれも、読んでいただきたいと思うのが、『旦那の意見』(山口瞳・中公文庫)に収められている「下駄と背広・私小説的田中角栄論」だ。山口さんは、その文章のはじめのほうで、こんなふうに書いている。

〈私が敗戦の報を聞いたのは、八月十五日、鳥取の山中の小学校の教室(それが兵舎だった)のなかだったが、私が直観的に得たものは、これからどういう世の中になるかということはわからないが、今後は「才あって徳なき」人たちの世界になるだろうということだった。 ……  しかし、まあいいや。「どうせ生き永らえるに値しない」世の中になるのである。〉

まもなく、その八月十五日がやってくる。

 


フローズン フルーツ

 

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この季節、フルーツを凍らせると、

シャーベットのようになって美味しい。

今日は巨峰。


金子國義さんの世界

 「金子國義 生誕 80年記念」展

 

「金子國義 生誕 80年記念」展へ行く。たくさんの作品を見ていると、金子さんの色校正をチェックするときの声が聞こえてくる。「ぼくの赤は、血の色なんです」「このグリーンは、ビリヤードの台の色で」

会場で販売されている『金子國義スタイルブック』(編著・金子修、岡部光。アートダイバー刊)で、金子さんの多彩な言葉にふれることができる。たとえば………

〈目でスケッチしなさい。〉
〈1 ミリのこだわりが  世界を変える。1 ミリが見えない人は、何も見ていないも同じ。〉
〈人間はキュートに生きないとね。〉


…………
「金子國義生誕 80 年記念」展は、恵比寿・シス書店で。8月 21日 まで。

 


世界遺産の恍惚と不安

国立西洋美術館

 

「国立西洋美術館  世界遺産へ」「やった  台東区歓声」という見出しが新聞に踊った。アメ横に行ったら、あちこちに「祝  世界文化遺産登録」のポスター。夏休み、見物客の人出と混乱も、心配されているという。富岡製絲場の場合、登録される前の年の4倍、130万人以上の人が訪れたという。

『ル・コルビジュエを見る』(中公新書・越後島研一)に、こうある。
〈…… ロンシャン教会堂についてのインタビューで、無神論者であることを指摘された彼は、「私は信仰の奇跡を経験したことはありません。しかし、言語にできない空間の奇跡はしばしば経験しています」と答えてもいる。……〉

 


断捨離×引っ越し

 

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物への執着を捨てる、いい機会になった引っ越し。

収納に入るだけの物しか所有しない。

すっきりして快適だ。