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刀剣シルバー

名刀礼賛     もののふ達の美学

 

あれはもう、2年前になるだろう。上野国立博物館に行ったら、女性群に出会った。その人たちを、刀剣女子と呼び、「刀剣乱舞」というゲームをきっかけに、誕生し、名刀を追いかけているのだ、ということはそのあと知った。
いまは、どうなっているのだろう。『名刀礼賛  もののふ達の美学』(8月4日まで。泉屋博古館分館)に行くとき、ちらと、あの女性群を思い出した。別に期待していたわけではない。会場には、刀剣の基礎知識、というコーナーもあり、ふくら、きっさきなどの用語解説をしている。数々の名刀が、絶妙な光を放っている。お客さんは、若い女性の姿はなく、シルバー男子ばかりだった。

 


ハイキングデビュー!

いままで、まったくと言ってよいほど

興味がわかなかった登山…

 

旦那さんが数年前から

山登りに目覚め

何度か誘われたものの

見送ることはあっても

なかなか参加することはありませんでした。

 

でも、あまりに楽しそうに登山用品を

集める旦那さんを見て

(そして、登山用品屋さんに連れて行かれるので(笑))

私も少し挑戦してみようかな?と思い始めたころ

友達から、屋久島一人旅へ行く予定があり

登山靴の靴慣らしをしたいと

相談を受け、旦那さんと3人で

一緒に登山(ほぼほぼハイキング)を

してみることに!

 

選んだのは「御岳山」

ケーブルカーを利用して 

渓谷巡りを含めて2時間強

ハイキングコースの入り口まで運んでもらいます

すでに、良い景色♪

そこから、ちょっと歩いたところに展望台

御嶽山展望台

 

そのあとは、渓谷沿いを散策します 

東京都とは思えないジブリのような世界観♪

苔がとても美しかったです

 ロックガーデン

 

御嶽山ロックガーデン

ひさしぶりに、たくさんのおたまじゃくしも

見つけました(^^)/

 

 ちょっとですが、鎖で岩にも登り

私にとってはなかなかの大冒険でした

 

散策後は、近くの駅にある日帰り風呂へ

最高のご褒美です(*^_^*)

 

山登りを楽しんでいるのか、

山登り後のご褒美タイムを楽しんでいるのか…(笑)

 

きついなぁ。。。と思うところも

正直ありますが

登山やハイキングの良いところは

自分のペースで一歩一歩進みつつ

ゴールに近づいていくところ。

大自然に囲まれて、頑張った自分に

自信もつけて、リフレッシュ!!

 

夫婦でできる趣味が一つ増えた

amedioでした(*^_^*)


「ジャコメッティ 」と 「かりんとう」

ジャコメッティ展

ジャコメッティ展

シャコリントウ

 

人間の存在をつきつめた造形、といわれるジャコメッティのたくさんの作品を楽しんでの帰り。
ショップをのぞくと、「ジャコリントウ」と書かれた袋があった。
すぐに、わかった。この袋の中には、あの「歩く男」の手や脚のような、細く黒いかりんとうが、はいっているのだろう。それを組み立ててみても、よし。かじりながら、彫刻を思い描いても、よし。700円。なんだか封を切ってしまうのが惜しい気がして、まだそのまま置いてある。(ジャコメッティ展は、9月4日まで。国立新美術館で)

 


金沢をアイス

溶けないアイス

 

「夏の味に新作  溶けないアイス」という見出しの記事(『東京新聞』6月19日夕刊)を読んだら、ナント、金沢。金沢の方には、『チルチンびと』春号の取材では、お世話になりました。

……  金沢の観光地、ひがし茶屋街のアイス店「金座和アイス」。今年四月、「溶けないアイス」が発売された。気温四〇度の部屋に三時間置いても溶けず、ドライヤーの熱風を当てても崩れない。
開発したのは金沢大の太田富久名誉教授。運営するベンチャー企業「バイオセラピー開発研究センター」によると、イチゴから抽出したポリフェノールがアイスの成分と油の結び付きを強めて形を保つという。ニ〇一四年に製法特許を取得した。……と、ある。

早速、金沢の知人に、ホットなレポートを依頼。

 

「金沢  やや晴れ間のある曇り   気温27℃。お店から自宅まで約5分程度。

確かに、溶けはしなかった。さらに、時間が経っても(常温で約30分ほど待ってみる)形は崩れないが、生クリームをそのまま食べているような食感。溶けないからと言ってもやはり冷たいうちに食べることをおすすめしたい。1本 650円とアイスの値段にしては高額のため、購入している人もまばらだった。このような技術の展開も含め、これからを期待したい」 
 

大テレビドラマ博覧会、開催中

大テレビドラマ博覧会

 

「大テレビドラマ博覧会」が、開かれている。通称「エンパク」、早稲田大学演劇博物館(8月6日まで、入場無料)。

1950年代、テレビドラマの誕生から、現代まで。台本が、並んでいる。『妖蛇荘の魔王』これは知らない。『水戸黄門漫遊記』こんなときから、あったのか。『私は貝になりたい』見た見た。演出の岡本愛彦さんは、森光子さんの旦那さんだった。『三匹の侍』『花の生涯』…… おなじみの画面が、テレビに映し出されていて、懐かしい。『傷だらけの天使』『七人の刑事』もあった。
同時に『山田太一展』が開かれていて、こちらには、『男たちの旅路』『岸辺のアルバム』などが見られる。雨の中、意外にたくさんの人が訪れていた。

昭和は、遠くなりにけり。茶の間という言葉も、すっかり影が薄くなった、と思う。

 


エリック・カールと遊ぶ

エリック・カール展

 

エリックカール展」に行った。(世田谷美術館、7月2日まで)

展覧会のパンフレットに「すべての子どもたちと、かつて子どもだったおとなたちに」とある。
フシギな色に彩られた、動物、虫、草、花、宇宙…… 遙か昔、子どもだった私は、楽しくみた。
会場で、子どもたちの声がひびく。泣き声がする。それが、少しもうるさくない。やがて、みんな、おとなになる。その幸せを祈らずにいられない。

 


6月19日。桜桃忌

6月19日。桜桃忌

 

1948年6月19日。太宰治と山崎富栄の遺体が、発見された。
明星学園高等学校の近く、万助橋の下を流れる玉川上水。
明星学園の案内板には、「入水した太宰を発見したのは、本校の若き教員で……」と書かれている。
当時は梅雨どきで、水量も豊富で、流れも早かった。川の両岸の下がえぐれていて、ここに入ってしまって、なかなか見つからなかったのだと、噂された。「人喰い川」という名もついていた。
それから69年。いま、橋も新しく、鬱蒼とした木々に覆われて、川面をのぞくこともできない。

 


かたくちいわしの横顔

2

ある日

かたくちいわしの横顔を見ると

驚いた顔が多いことに

驚いた。


行ってきました、バベルの塔へ

バベルの塔

 

4月に「茶の湯」展へ来たときは、上野公園あたり、外国人観光客が多いという印象だったけれど、6月は、修学旅行の生徒が目立つ。みんな、きまって、白い半袖シャツ、リュックサック、手に紙片。元気で!

美術館に入ってすぐ、係の人に「バベルの塔は、どこですか?」と、言っている客がいた。「この階の上の上です」という答えを聞いて、すぐ、上りのエスカレーターに向かって行く。下の階から順々に見て、上がってみると、その人たちが、まだ、バベルの塔の前にいた。「NHKの日曜美術館を、わたし、二度見たのよ」なんて、言っている。「絵の中の働いている人の数、1,300人以上だって」なんて、言っている。

しばらくして外へ出ると、その人たちの動物園に歩いて行く後ろ姿が見えた。「怠け者の天国」か。
(「バベルの塔」展は、東京都美術館で、7月2日まで)

 


藤井聡太さんの若鳥唐揚げ定食

若鳥唐揚げ定食

 

将棋好きの友人に強く誘われて、「みろく庵」へ行った。千駄ヶ谷駅を出て、能楽堂手前の店。ここで、若鳥唐揚げ定食を食べよう、というのである。いま、連戦連勝の藤井聡太さんの対局の様子をテレビで見たとき、その定食をとっていた。将棋に強くなるために、あやかりたい、というのである。
運ばれてきた定食。唐揚げ3つ。冷や奴。漬け物。ご飯。みそ汁。750円。どれも、素朴な味。これで、あやかることができれば、安いものだ。なんだか、つきあったこちらも、運が巡ってくるような気がするから、妙なものだ。
とそこに、テレビのクルーが、取材に入ってきた。店のひとに「やっぱり、影響ありますか?」と聞いている。当たり前だろ。こっちを見ろよ。