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オクラのおひたし

ヘタとガクを取り、板ずりしたオクラをさっとゆでて、

冷水にとって冷ましたおひたし。

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今日は立秋。

猛暑が続く中、

暦のとおり

都内は少し過ごしやすい気温になった。


『藤田嗣治展』も、アツイ !

藤田嗣治展

藤田嗣治展

 

『藤田嗣治 展』 ー 没後50年 (東京都美術館。10月8日まで)に行く。

どこそこでは、気温が40℃を超えた。用のない人は、出かけないように。などと言われている日。1歩でも、ムダに歩きたくない日。東京都美術館は、上野駅からだいぶ奥のほうにあるのが、うらめしい。

史上最大級の大回顧展であり、「乳白色の裸婦」10点以上が一堂に会するということが、うたわれている。だから、大勢の方たちが夏ノ暑サニモ負ケズ訪れている。

カフェで、インク瓶とペンと手紙とワインを前に置いて、頬杖をついているひとが、出口の記念撮影のところにも、ショップで買ったチョコレートのケースにも、駅近くのお店の柱にも、顔を出す。暑くて、たいへんねえ、とでも言っているように見える。

 


ニラのおひたし

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ニラの茎の部分を紐で固定して

そのまま茹でるだけ。

シンプルですが美味しいです。


『縄文』展 始末

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縄文  ー  1万年の美の鼓動

 

『縄文 ー 1万年の美の鼓動』(東京国立博物館平成館、9月2日まで)に行く。
混んでいるんじゃないか、コドモたちは夏休みだし。と思ったとおり混んではいたが、ほとんどのオトナの客が、土器や土偶をためつすがめつ動かない。

出版界でも、縄文で大賑わいだという。『東京人』8月号も、特集は「縄文散歩」。そこに「縄文の思考で、未来を切り拓く。」という座談会があり、「土偶女子  代表」という譽田亜紀子さんが、こう語っている。
〈ファッション界も縄文ブームです。「イッセイ  ミヤケ」が縄文土器や土偶の装飾、文様から着想を得たコレクションを展開したり、「吉田カバン」が現代版の縄文ポシェットを作ったりしています。縄文時代に注目する人が増えている気がします。〉

さまざまな土器を見ていると、浮かんでくるのは大相撲の千秋楽の表彰式である。どっしりと大きな賜杯。海外から贈られる、小ぶりだけれどしゃれたトロフィー。たくさんの国宝を見ての帰り、ショップで、みやげのクッキーを買い、記念にと、ベンチで写真を撮り、そのまま忘れてきてしまった。


ワセダ「 三朝庵」最後の日

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7月31日。早稲田 馬場下の蕎麦屋「三朝庵」が、店を閉めると聞いて、でかけた。満員のお客さん。「いやぁ、閉店すると昨日聞いて、今日は会社を休んで来ましたよ」という男の声がする。「もう、私もカラダはボロボロでね。今日は最後だと思って、ここにいるの」と、おかみさん。

のれんに、「早稲田最老舗」の文字。右の壁には「元 大隈家御用  元近衛騎兵連隊御用」とも。會津八一も “ 御用 ”  であったと聞いたことがある。カレーうどん発祥の店とも、かつ丼の元祖とも、聞いたことがある。長い歴史。おつかれさまでした。

年末年始、穴八幡にお詣りし、その帰りにここで、柚子の入った「融通そば」を注文した人も多いだろう。いろいろなことを思い出しているうちに、天ぷら蕎麦が運ばれた。それを口にしていると、胸がつまってきた。

 


紫たまねぎのロースト

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カットしてオーブンにまかせるだけ。

オリーブオイルをたっぷりかけて。


ピータン豆腐

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時々、妙に食べたくなるピータン。

お豆腐と一緒に。


おべんとうは、遠くなりにけり

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『BENTO おべんとう展』(東京都美術館。10月8日まで)へ行った。

……  この展覧会は、日本独自の食文化であり、人と人とをつなぐお弁当をコミュニケーションデザインの視点からとらえ、その魅力を体験しながら、新たな視点を得られる空間になっています。……(展覧会のパンフレットから)

お弁当箱と遊び心、イロイロ  。イーティング・デザイナーの作品。父が子に贈った弁当の日々。おすそわけ見本市、などなど。

見終わったところで、「いかがでしたか?」と係りの人に声をかけられる。「この美術館の地階ですから、駅弁大会のようにはならないとは思ってきましたが」「その期待には、お応えできましたか?」「ハイ、まあ」

今日の昼飯は、Dのチキンカレーだった。昨日は、Pのスープカレーだった。BENTOは、遠くなりにけり。

 


桃のシャーベット

 

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桃と豆乳を

撹拌して、凍らせて

ひんやり冷たいシャーベット。


「いわさきちひろ」伝

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生誕100年ということで、ちひろ美術館と同時に、東京ステーションギャラリーでも「ちひろ展」が、始まった。『いわさきちひろ、絵描きです。」(9月9日まで)というタイトル。
このタイトルは、のちの伴侶と出会ったときに、自己紹介をした、彼女の言葉であるという。

「私の娘時代はずっと戦争のなかでした」から始まって「働いている人たちに共感してもらえる絵を描きたい」「私は、豹変しながらいろいろとあくせくします」「童画は、けしてただの文の説明であってはならない」…… とつづいていく。
見る自伝、でしょうか。