鬼才浮世絵師、芳年

『芳年』展

『芳年』展

 

『芳年』展(練馬区立美術館、9月24日まで)に行く。激動の時代を生きた  鬼才浮世絵師  ー  のサブタイトル。

〈……  明治維新のきな臭い時代背景を通して、武者絵からリアルな戦闘画へと変化を見せます。この頃の作品をして“ 血みどろ絵 ” 、 “ 無惨絵 ”の芳年としたイメージが後世まで強く持たれてきました。…… しかし、それは一時のこと。…… 晩年の10年間に描いた錦絵は芳年画を印象付ける名作・代表作揃いで、最期まで武者絵や物語絵の可能性にこだわり続けた、まさに  “  最後の浮世絵師 ”  と呼ぶにふさわしい画業を展開しました。……〉と、展覧会のパンフレットにある。

最終兵器。浮世絵の鬼才。人気浮世絵師。最後の浮世絵師。そのパンフレットだけでも、こんな絢爛たる言葉が、名前を飾っている。