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アアルトの言葉

『アルヴァ・アアルト   ー  もうひとつの自然』展

『アルヴァ・アアルト   ー  もうひとつの自然』展

 

『アルヴァ・アアルト - もうひとつの自然』展(東京ステーションギャラリー、4月14日まで)に行く。

フィンランドの建築家。個人邸宅から公共建築までを設計。建築にあわせて、家具、壁面タイル、ドアノブなどのデザインもした、という。

分厚い展覧会のカタログの 274ページに、アアルトの言葉が紹介されている。
〈近代の形式主義の時代が終わり、今、建築は新しい課題に立ち向かおうとしている。機械に対して優位な立場に人間をおくことができるのは、芸術家よりも建築家であろう。建築家には明確な職務がある。それは建築材料の機械的な性質を人間的なものにすることである。しかし人間の創造には破壊が付きものだという矛盾を抱えている。………〉


やぎゅうまちこさんの『どこいくの』

やぎゅうまちこさんの『どこいくの』

 

信州  黒姫に住む  柳生まちこさんから、郵便がとどいた。開けてみると、絵本。『どこいくの』(こどものとも  年少版・福音館書店刊)。
女の子、ネコ、カエルたちが、ぶーらぶらと、楽しげに歩いて行くお話。眺めていると、その楽しさが伝わってくる。

柳生弦一郎、まちこさんが、黒姫で暮らすようになって、もう、何年経つだろう。「黒姫は、まだ雪がいっぱいだけど、光はもう春です。」と、そえられた手紙にあった。どうもありがとう。

 


ちひろの好きなワンピース

『ちひろのキッズファッション』展

『ちひろのキッズファッション』展

 

『ちひろのキッズファッション』展(ちひろ美術館  東京、5月6日まで)へ行く。いわさきちひろの描いたたくさんの絵の中の、たくさんの子ども服をみることができる。
「ちひろの好きなワンピース」というコーナーがある。白い丸襟、ふんわり膨らんだパフスリーブ、たっぷりギャザーの入ったフレアスカートを好んでデザインしたという。
館内においてある感想を書くノートに、「母がつくってくれた服を思い出しました」と書いてあった。

 


安らぎの平屋

安らぎの平屋

 

『チルチンびと』99  春号  の特集は「平屋の暮らし」と「古民家の再生と創造」の二本立て。さてその「平屋特集」の記事から、「丘陵に建てた安らぎの平屋」をご紹介します。

〈五感をやさしく刺激する平屋で、2匹の愛猫とともに夫婦は穏やかに過ごしている。設計した泉幸甫さんは「平屋は、真っ平らにつくるとちょっと退屈してしまう」と考察。「構造がよくなければ、見た目も美しくならない」と話し、優美な扇のような形の平屋の家を設計した。〉

なんと、優美な平屋 !


……
『チルチンびと』99 春号は、3月11日発売です。お楽しみに!

 


私、平屋を建てました

私、平屋を建てました

 

ともに、近頃人気といわれる平屋と古民家。『チルチンびと』99  春号 の特集は「平屋の暮らし」と「古民家の再生と創造」。ではその「平屋特集」のなかから、「ゆったりとした里山時間のある平屋」をご紹介します。

〈夫婦は設計について、大きく二つの要望を出した。それはシンプルで開放感のある平屋ということ、みんなが集まれる広さがあること、だった。工務店探しのときから平屋ということは決めていた。「平屋だと子どもの様子が伝わり、大きくなってからも、リビングを通って顔を合わせられる間取りがいいなと思いました」。そう、建主の奥さんは語っている。〉

平屋主義 !

……
『チルチンびと』99   春号は、3月11日発売です。おたのしみに!

 


古民家再生の物語

古民家再生の物語

 

『チルチンびと』99  春号の特集は「平屋の暮らし」「古民家の再生と創造」の二本立て
では、古民家の特集から ー 岐阜県大垣市にある、和洋折衷の館、三宜亭の場合。「記憶と技の伝承。古き良き建物を住みやすく再生する」をご紹介します。

〈改修設計は、数寄屋建築の第一人者・早川正夫氏に依頼した。まず着手したのは、傷みの進んでいた洋館部分。「洋館部分については、完全復元するために、モールディングなどをスケッチするところから始めました」。さらに洋館の壁と天井は、改修前と同じ左官仕上げにこだわった。「左官の技の伝承という面からも、ペンキではなく左官仕上げにしたかったんです。何度か失敗しましたが、腕のよい職人に出会い、きれいに復元することができました」。〉

古民家主義 !


……
『チルチンびと』99  春号は、3月11日発売です。お楽しみに !

 


民家 希少物件情報 !

『チルチンびと』99  春号

 

『チルチンびと』99  春号

古民家 希少物件情報 !

『チルチンびと』99  春号 の特集は「平屋の暮らし」「古民家の再生と創造」の二本立て。では、その古民家の特集から。「新潟県十日町市・築120年  頑丈古民家あります」をご紹介します。

〈新潟県十日町市、雪景色の静かな集落に、その立派な古民家は建っていた。伝統的な中門造の古民家だ。持ち主だった方の話。「中越・中越沖・東日本・長野北部、四つの地震にも頑張って耐えた。冬になれば積雪は2メートルを優に超える。雪の重みに耐えられるよう民家は頑丈につくってあるから、結果的に耐震性にも繋がったんですよ」〉

いかがです?


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『チルチンびと』99  春号 は、3月11日発売です。お楽しみに !

 

 


あなたは「平屋派」?

『チルチンびと』99 春号 平屋ころがし

 

ともに近頃人気、といわれる平屋と古民家。『チルチンびと』99  春号の特集は、二本立て「平屋の暮らし」と「古民家の再生と創造」です。
作家・村松友視さんは「二階派」らしく、「平屋ころがし」というエッセイのなかで、こう書きます。

〈…… 疎開先は祖父の在所にある農家の納屋の二階だった。…… そして東京の大学へ通ったときの下宿の部屋も二階の西日のさす三畳間だった。二階に厄介(八階)になるてえわけでしめて十階の身の上ですな…… てな落語のひとくだりが思い浮かぶが、今こうやって原稿を書いているのも二階の書斎、カミさんを気にしながら細々と物書きをつづけているわけで、平屋の悠然たる雰囲気とはまことに縁遠い暮らしぶりでございます。〉


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『チルチンびと』99 春号は、3月11日発売です。お楽しみに!

 


チェコの人形劇、光りと影

『チェコの現代 糸あやつり人形とアート・トイ』展

『チェコの現代 糸あやつり人形とアート・トイ』展

 

『チェコの現代 糸あやつり人形とアート・トイ』展(八王子市夢美術館。3月24日まで)に行く。

会場の案内に、チェコと人形劇には深い関係があり、「人形劇は、文化の命綱」と言われていると書いてある。

〈…… チェコは、16世紀から第一次世界大戦までの間、オーストリアのハプスブルグ家に支配された歴史があり、プラハなどの都市部では、ゲルマン化のためにチェコ語からドイツ語を使うように強制されました。しかし、人形劇は民衆の為の娯楽、風俗的なものであったために、危険視されなかったことがチェコ語の禁止を免れ、チェコ語を守るために人形劇が意欲的に上演されたと伝えられています。…… 〉

人形の顔に、歴史が刻まれている。

 


『奇想の系譜』観戦

『奇想の系譜』観戦

『奇想の系譜』観戦

 

『奇想の系譜  江戸絵画ミラクルワールド』展(東京都美術館。4月7日まで)に行く。

美術史家・辻 惟雄氏の著作『奇想の系譜』をもとに、「江戸時代の奇想画家、8名の傑作が勢揃い !」。岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曾我蕭白、長沢芦雪、歌川国芳、白隠慧鶴、鈴木其一……。オールスターゲームの愉しさがある。

ショップで、ピーセンとキャンディの詰め合わせ。國芳と芦雪の絵で飾ってある。