チェコの人形劇、光りと影

『チェコの現代 糸あやつり人形とアート・トイ』展

『チェコの現代 糸あやつり人形とアート・トイ』展

 

『チェコの現代 糸あやつり人形とアート・トイ』展(八王子市夢美術館。3月24日まで)に行く。

会場の案内に、チェコと人形劇には深い関係があり、「人形劇は、文化の命綱」と言われていると書いてある。

〈…… チェコは、16世紀から第一次世界大戦までの間、オーストリアのハプスブルグ家に支配された歴史があり、プラハなどの都市部では、ゲルマン化のためにチェコ語からドイツ語を使うように強制されました。しかし、人形劇は民衆の為の娯楽、風俗的なものであったために、危険視されなかったことがチェコ語の禁止を免れ、チェコ語を守るために人形劇が意欲的に上演されたと伝えられています。…… 〉

人形の顔に、歴史が刻まれている。