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野口哲哉展 ― 野口哲哉の武者分類図鑑 ― @練馬区立美術館
鎧武者をモチーフにした像や絵画が、約90点ほど展示された個展、「野口哲哉展」に、なんとか最終日に間に合い、行ってきた。
博物館などで見る鎧や兜は、どこか恐怖のようなものを感じるが、ここで出会えたのは、真っ赤なソファに腰掛ける鎧武者、シャネルのロゴが家紋の鎧武者、ヘッドホンを着用した鎧武者、プロペラ付きの兜で浮遊する鎧武者、スニーカーを履いた鎧武者、手のひらサイズの鎧武者などなど、空想と歴史が行ったり来たりする、とてもユーモラスな鎧武者だ。切ないような、哀しいような、リアルな表情やポーズが、どこかとぼけていて滑稽なのだが、鎧や兜の精巧さに、うなる。完全にオートクチュールだ。
会場ロビーで野口さんご本人をお見かけするという、うれしいサプライズ付きだった。
■会場構成
・華麗なる有職故実の世界
・仮装現実の中で
・過去からの手紙
しあわせランチ@たまな食堂
人気のお店なので、いつもお客さまが並ばれているイメージで、
行きたい!行きたい!と思いながら
なかなか伺う機会がなかった『たまな食堂』さんで、念願のランチを実現。
食に感心がある人たちが、ゆっくりと、味わいながら食事をすることができる空間、
まじめな「食堂」だ。
本当においしい玄米とお味噌汁、
バーニャカウダ、自家製厚揚げ+醤油麹、テンペ、在来種の納豆などなど。
締めはお番茶で。
ごちそうさまでした。
アーブル美術館 大贋作展へ
昨年末に、馬喰町のアムコ カルチャー&ジャーニーさんで開催されていた、
アーブル美術館 大贋作展に行ってきた。
8歳と7歳の作家が世界の名画などを模写したものの展示だ。
映画ポスターは、ベティ―ブルー、BASQUIAT、ラン・ローラ・ランなど、
名作はフェルメール、ゴッホ、クリムト、ピカソなど、
音楽はシド・ヴィシャス、デヴィッド・ボウイ、ダスティ・スプリングフィールドなど、
そして布のバッグに描かれた麗子像。
とにかくどの作品も、色、構図、それぞれの表情と、模写する作品を選ぶセンスに圧巻。
あまり時間を掛けずに描くそうだ。
節分の頃に、来場のお礼ということで、ポストカードをいただいた。
こちらこそ、ありがとうございました。
東京都目黒区「大岡山の家」完成見学会に行ってきました
愛知県 有限会社 高蔵の「大岡山の家」完成見学会にお邪魔してきました。
裏木曽の木材を使用しているという室内に入ると、さっそく木のよい香りが。
木の温もりが伝わるバリアフリーのフローリングと琉球畳の和室。
高蔵の田立さんのお話しを楽しく伺いながら、木組みの美しい構造、まあるい栓継ぎ、
真っ白い和紙の襖と漆喰の壁、強度のためにくるみ材を使用した水回りの床、
竹を施した扉、桜の木の大きなダイニングテーブル、1枚が分厚い木材の階段や、
気持ちのよい吹き抜けホールなどなど、たっぷりと体感することができました。
仙台・東北の出張手しごと展@渋谷ヒカリエ 8階COURT
渋谷ヒカリエ 8階COURTで開催されている
「手とてとテ」×東北STANDARDが企画したイベント「仙台・東北の出張手しごと展」を訪ねた。
手しごととして継承されてきた伝統と技術。
こけし(仙台木地製作所)/ 白石和紙(白石和紙工房)/ 吉見紙子工房 / 佐藤紙子工房
仙台箪笥(八重樫仙台タンス金具工房)/ 仙台堆朱(仙台堆朱製作所)
仙台張子(本郷だるま屋)/ 玉虫塗(東北工芸製作所)/ 堤焼(堤焼乾馬窯)などなど。
日常の生活に寄り添っていて、実直という言葉がぴったりの工芸品たち。
これからもずっと受け継いでいくという力強さがあり、堂々としていて、無駄がない。
特に仙台箪笥の飾り金具の圧倒的な美しさが印象的だった。
日々を丁寧に生きようと改めて感じさせてくれた。
BEAMS<fennica(フェニカ)>と連携した工芸品の新しいプロダクトや、
『東北STANDARD』による東北六県の工芸品などを、
実際に見て、触れて、購入することもできる。
1/26(日)まで