書籍

イラストレーター・武藤良子さんというひと

イラストレーター・武藤良子さん

金沢ばあばのまほう手帖』(小社刊)の売れ行きが、好調だという。著者・マスダさんの人生レシピの独特さもさることながら、そこに添えられた武藤良子さんの雪国の春のような、暖かい雰囲気の絵に負うところも大きいように思われる。その武藤さんについて、どういう経歴の方がと聞かれることが多い。
うまい具合に、好評連載『私のセツ物語』の最近版が武藤さんの担当である。それは、こういう書き出しだ。

〈18歳。高校3年の進路相談で「お前はどうしたいんだ」と担任に聞かれ「探検家になりたいんです」と答えたが却下された。
中学高校6年間の女子校の授業の中で、一番好きなのは美術の時間だった。音楽、書道、美術の3教科から選べる中、6年間ずっと美術を専攻していた。大きな窓と高い天井の美術室が好きだったし、男先生と女先生のふたり、どちらも好きだった。……〉

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武藤さんの『私のセツ物語』は、思いが募り一回ではおさまりきれず、さらに、先日 この続編が掲載された。どうかお楽しみください。

 


ラジオでも『金沢ばあばのまほう手帖』が、おたのしみいただけます!

金沢ばあばのまほう手帖

 

tableside story

 

ラジオ J-WAVE  の夕方、『GOOD  NEIGHBORS』というワイド番組がある。「ご近所さん」とでも訳す、気楽な番組である。そのなかにTABLESIDE  STORY  というコーナーがある。もうじき夕飯、美味しい料理によりそうショートストーリーを、クリス智子さんの朗読で、という趣向だ。

そこに、『金沢ばあばのまほう手帖』(マスダさん著、小社刊、発売中)が
1月18日~21日  16時10分~16時15分 
登場することになった。

ここまでお読みになって、えっと思われた方、そうなんです。昨年、『料理旅から、ただいま』(minokamo 著、小社刊、発売中)が、流れたその時刻に、ふたたび。
どうか、みなさん、ダイヤルを合わせてお聴きください。

 


『金沢ばあばのまほう手帖』ベストセラー1位に!

金沢ばあばのまほう手帖

 

12月5日付の『朝日新聞』読書欄の「売れてる本」のコーナーに『ベニシアと正、人生の秋に』(小社刊)がとりあけられたことは、 このブログにも書いた。ベ二シアさんと夫・梶山正さんの京都大原の暮らしが、飾り気なく描かれていることが、好評の原因だろう。
それにつづき、また「売れてる本」つまり、ベストセラーの1位に『金沢ばあばのまほう手帖』が、顔を出した。ブック宮丸 めいてつ・エルザ店調べ、である。地元でしょう、などというなかれ。堂々、中野信子、高樹のぶ子、和久峻三、北方謙三、池井戸潤……という作家たちの作品を抑えての快挙である。
いっぺんに、春が来たような気がする。その春について、この本の中でマスダさんは、書いている。〈来るか来るかと待ち遠しい  大寒過ぎて、節分来れば、芽吹いて来るのはふきのとう。……〉

 

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金沢ばあばのまほう手帖』(マスダさん著)は、小社刊。好評発売中。

 

 

 


コロナと口紅

『日本の美邸』 「Art & Culture」

 

『日本の美邸』の 「Art & Culture」欄に「現代デザインのパイオニア 松葉孝夫」という連載がある。1980 ~ 2000年代を切り拓いた、松葉孝夫の仕事を振り返るという趣向。松葉さんは、クルマ、化粧品など幅広い分野で仕事を手がけている。今号のページをひらいていて、先日聞いたニュースを突然、思い出した。
それは コロナという荒波にあらわれた今年。売れた商品、売れなかった商品はなにか、という小売店調査。もっとも落ち込んだのは、口紅で、前年同期56%減、頬紅34%減。化粧品でも、マスカラ、アイライン、アイシャドウは、落ち込みは小さいという。これすべてマスクのおかげ。売れたのはマスク、といえば、ナットクの話。そして、『日本の美邸』を飾っているのは、懐かしいように鮮やかに紅い、唇。コンセプトはインパクト「キッス・オブ・ファイアー」とある。

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『日本の美邸』7号は、特集「水と庭」。風土社刊。好評発売中です。

 


美味は、美邸にあり ー フランス料理店「ぎんきょう」の場合

日本の美味を訪ねる 東京都「ぎんきょう」泉幸甫建築研究所

フランス料理店「ぎんきょう」


『日本の美邸』7号に、「日本の美味を訪ねる」というページがある。登場するのは、小田急線 東北沢駅から徒歩1分のフランス料理店「ぎんきょう」だ。設計を手がけたのは、建築家 泉 幸甫さん。「ブルガリアやルーマニアで見たロマネスク建築に独特のにおいのようなものを感じたのですが、その印象を参考にしています。各所にとりいれた木の温かみもポイントの一つです」(泉さんの話)。 さて、料理は? レストランからビストロへ。一流の味をカジュアルに親しめる、フランス料理を日常に、というのか根本精神であるという。お好みのものを1品ずつオーダーできるビストロ形式。さ、召し上がれ。

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『日本の美邸』7号は、特集「水と庭」。風土社刊。好評発売中。

 


絵本作家のリノベーション精神

『チルチンびと』冬 106号

 

ジングルベルの聞こえる季節になった。大きなサンタクロース像が迎えてくれるのは、『100にんのサンタクロース』をはじめ数々の作品を描いた絵本作家、谷口智則さんの家。「もともと古いものが好きで、生まれ育った家に愛着がありました。周辺の古い家が次々に新しく建て替わっていくのを見て、自分のところは残したいなと思い、主屋のリノベーションを決意したのです」。
ただいま好評発売中の『チルチンびと』106号の特集「家で働く暮らし」の中に「古民家と離れをリノベーション。絵本作家の感性が光る空間」という記事がある。念願かなって古い家に暮らし、敷地内のアトリエで作品と向き合う日々。そこにいたるまでのストーリーを、ぜひ、ごらんください。

 

絵本作家、谷口智則さんの家

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『チルチンびと』106 冬号、もう一つの特集は「薪ストーブのある住まい」。充実の184ページ。お早めに書店へ。

 

■テレビ番組「住人十色」と雑誌『チルチンびと』のコラボレーション企画「住人十色〜家の数だけある家族のカタチ〜」(毎日放送 MBS)は、毎週1軒の家と住人を紹介する番組。2019年6月8 日に放送された谷口邸の番組動画を、2021年3月9日までMBS「動画イズム」で視聴できます!

 

谷口さんのイラストが絵付けされた有田焼のお皿をプレゼント


さらにWEB「チルチンびと広場」では、谷口さんのイラストが絵付けされた有田焼のお皿をプレゼント!


冬来りなば『チルチンびと』冬 106号、遠からじ。というわけで、12月11日発売 になりました!

チルチンびと 106号

 

『チルチンびと』冬 106号の特集は二本立て。「家で働く暮らし」と「薪ストーブのある住まい」。まさに今の世の中にピッタリの家。『暮らしと仕事を両立させる二つのワークスペース」も、ご紹介しています。

〈…… Kさん夫妻がこの家に暮らし始めて約半年。夫妻それぞれのワークスペースを設けたことで、コロナ禍での在宅勤務も快適に過ごすことができたといぅ。「リビングから離れた2階に、独立性のある書斎を設けたことで、Zoomを使ったオンラインミーティングでも、家族に気を使うことなく声を出すことができるのでよかったです」というご主人。……〉

社会の変化に対応できるフレキシブルな家、ということです。ぜひ、ごらんください。

 

『チルチンびと』冬 106号

『チルチンびと』冬 106号

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『チルチンびと』冬 106号は、発売中。お早めに書店へ。

 


冬来りなば『チルチンびと』冬 106号、遠からじ。近日発売の予告篇!

『チルチンびと』冬 106号

 

冬来りなば『チルチンびと』冬 106号、遠からじ。近日発売の予告篇!

冬号の特集は「家で働く暮らし」と「薪ストーブのある住まい」の二本立て。今の時期にピッタリではありませんか。特集「家で働く暮らし」から「風の通るアトリエ クリエーター夫妻の住まい 」を少しご紹介します。夫はプロダクトデザイナー、妻は画家。郊外のコンパクトな一軒家。
〈…… 北側のアトリエは光が均一だ。さらに画材や作品を傷める南からの強い光を避けられるので、アトリエを設ける上では常識的な配置といえる。ただ、N邸のアトリエは図面から受ける印象よりもずっと明るく広く暖かい。秘密は基礎ギリギリまで下げた床高と、白色で抜けた印象の壁・天井、そして北側の大開口だ。 ……〉
こういう家でこそ、仕事がはかどる、というものですね。

 

『チルチンびと』冬 106号冬来りなば『チルチンびと』冬 106号、遠からじ。近日発売の予告篇!  冬号の特集は「家で働く暮らし」と「薪ストーブのある住まい」の二本立て。今の時期にピッタリではありませんか。特集「家で働く暮らし」から「風の通るアトリエ   クリエーター夫妻の住まい 」を少しご紹介します。夫はプロダクトデザイナー、妻は画家。郊外のコンパクトな一軒家。 〈……  北側のアトリエは光が均一だ。さらに画材や作品を傷める南からの強い光を避けられるので、アトリエを設ける上では常識的な配置といえる。ただ、N邸のアトリエは図面から受ける印象よりもずっと明るく広く暖かい。秘密は基礎ギリギリまで下げた床高と、白色で抜けた印象の壁・天井、そして北側の大開口だ。 ……〉 こういう家でこそ、仕事がはかどる、というものですね。

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『チルチンびと』冬 106号は、12月11日発売です。お楽しみに!

 


冬来りなば『チルチンびと』冬 106号の予告篇です

チルチンびと 106号

 

今号の特集は「家で働く暮らし」と「薪ストーブのある住まい」の二本立て。コロナの影響でステイホームの増える昨今。家で働く暮らしの事例をいくつかご紹介します。まず「ステンドグラス工房『雪ガラス』を訪ねて」。ステンドグラス作家・長野美雪さん、クラフト作家・長野修平さん夫妻の場合。
〈…… 室内に足を踏み入れると、暖かさと開放感に驚く。薪ストーブを中心に、吹き抜けの土間のリビング、ダイニング・キッチン、階段を上がった先の2階、屋根裏部屋へと、暖気が流れる。扉を排した間仕切りの少ない間取りで、いつでも家族に目を配れる。ともに家で働く作家夫妻だからこそ、この形に行き着いた。……〉
たくさんの美しい『雪ガラス』も、ごらんいただけます。

 

雪ガラス

雪ガラス

 

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『チルチンびと』冬106号は、12月11日発売です。おたのしみに!


冬来りなば『チルチンびと』冬 106号の予告篇です

チルチンびと 106号

 

冬 106号の特集は、「家で働く暮らし」と「薪ストーブのある住まい」の二本立て。
季節柄、楽しいのは「堀江さんちの薪ストーブライフ」かな。この日のランチも、奥さんが腕を振るう薪ストーブ料理の数々。チーズの焦げるにおいが食欲を誘うラザニアに、具材たっぷり土鍋ポトフ、ハッセルバックポテトにお子さんたちの大好物だというアヒージョ、カラフルなサイコロサラダ、熾火にのせわずか1分で焼きあがるピザ………。美味しそう。
このほか、薪ストーブマニア堀江さんの住宅、薪割り入門から着火まで。読んでほかほか暖かくなる。毎年恒例「薪スドーブカタログ」も、もちろんついてます。

堀江さんちの薪ストーブライフ

堀江さんちの薪ストーブライフ

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『チルチンびと』冬 106号は、12月11日発売です。お楽しみに!