夏の夜にクーラーはいらない
チルチンびと 別冊66『民家の再生と創造③』のページをめくっていたら、 「民家の知恵を生かした住まい」(金田正夫) に目がに止まった。
「内外温度差があるほど風が通る 夏の夜にクーラーはいらない」という小見出し。つづく文章は……
〈 室の内外温度差と上下窓の落差があるほど風が流れる通風の原理が
酷暑、電力不足の折、絶好の話題。
………
チルチンびと 別冊66 『民家の再生と創造③』は、小社刊。6月30日発売です。
チルチンびと 別冊66『民家の再生と創造③』のページをめくっていたら、 「民家の知恵を生かした住まい」(金田正夫) に目がに止まった。
「内外温度差があるほど風が通る 夏の夜にクーラーはいらない」という小見出し。つづく文章は……
〈 室の内外温度差と上下窓の落差があるほど風が流れる通風の原理が
酷暑、電力不足の折、絶好の話題。
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チルチンびと 別冊66 『民家の再生と創造③』は、小社刊。6月30日発売です。
『いわさきちひろ と 奥村まこと 生活と仕事』展のご案内をいただいた。
いわさきさんは、ご存じ。おなじみのあたたかい画風、上井草に、
奥村まことさんは、建築家。雑誌『チルチンびと』にも、しばしば
仕事も暮らしも分けることなく
自分らしく生きて自立した
ふたりの女性
…… というのが、展覧会のキャッチコピー。
6月3日から9月8日まで。GALLERY A4 (東京都江東区新砂 竹中工務店 東京本店 1 F ) で。
『チルチンびと』春111号は、特集「オーダーメイドキッチン」。そこに、「キッチンタイルの愉しみ」という企画がある。ベニシアさんのキッチンとタイルについて少しふれている。『ベニシアと正、人生の秋に』(風土社刊」には、工務店の人とのこんなやりとりが、書かれている。
〈「下地の耐火ボードの壁の上にステンレスの板を張るか、タイルや煉瓦、石材などで仕上げるのはどうですか?」「タイルがいいわ!」とベニシアが目を輝かせた。〉
ベニシアさんは、5歳から一年間、スペインのバルセロナで暮らした。スペインの建築物の外壁には、装飾用にタイルがよく使われる。食事の場ともなる中庭の床は、タイルやテラコッタ、石材などが敷き詰められている。そこは、土や芝生で覆われたイギリスの庭とはまったく違う雰囲気だったことをベニシアさんは覚えている。そんな、幼い頃の体験から楽しいキッチンが、誕生した。
………
『チルチンびと』春111 号は、好評発売中。
『ベニシアと正、人生の秋に』も、好評発売中。ともに風土社刊。ぜひ、ごらんください。
『チルチンびと』夏108号の特集は「いい家の条件」。たくさんの事例の中から「無垢の木の香りに包まれる健やかな住まい」を、ご紹介します。
家づくりの依頼にあたって希望したのは「庭や外観は和の趣を感じられるように」(ご主人)「スキップフロアの楽しい家」(奥さん)というものだ。
読後感という言葉があるならば、住後感、というのはどうだろう。「家事動線が効率的なので、使いやすいですね」と奥さん。「調理のときにテーブルが広く使えるのが便利です。コロナ禍で夫婦ともに料理をする機会が増えたこともあって、居心地いいキッチンでよかったと実感しています」。
ステイホーム向き。
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『チルチンびと』夏 108号は、6月11日発売です。お楽しみに!
特集「いい家の条件」から「ゆるやかにつながる二世帯住宅」の施主の話をご紹介します。
家を建てるに当たって、地域との融和性を重視していた夫妻は、景観と調和するデザイン、隣接する住宅との距離感、視線が気にならない窓の配置など、プライバシーに配慮しつつ圧迫感を与えない設計を要望。また、二世帯住宅の間取りについては、完全分離型ではなく、共有部分を介してゆるやかなつながりのあるプランを希望した。
「私も妻も両親も植物を育てることが好きなので、里山の風景のような自然な庭を希望しました。また、リビングの中の土間は段差をできるだけ小さくして、庭へとつながるようにしていただきました。家全体に一体感が生まれ、満足しています」と、ご主人。
新潟の風土を読み解いた家、である。
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『チルチンびと」夏108号は、6月11日発売です。お楽しみに !
トップのページは、「京町家の再生 もみじの小路」。京都下京区の松原通り沿いに軒を連ねる町家店。
夕闇に浮かぶ黒い家並み、眩しいように光る灯。ダークブルーの空
このほか、パッサージュとしての「もみじの小路」 文・木下龍一 / 築100年の古民家を住み継ぐ 重要文化財 栗山家住宅 / チルチンびと「古民家」の会 会員事例 / 古建具のいろは など……豊富な内容の一部をこちらからごらんください。
古民家ファンのあなたへ。
「築400年の古民家を住み継ぐ 重要文化財 栗山家住宅」へ、ご案内します。
大阪と紀伊を結ぶ交通の要衝として、古くから栄えた五條市。五條の街の中心部に建つ栗山家住宅。改修時に1607(慶長12)年の棟札がでてきたことから、建築年代が判明している民家としては、日本最古の建物とされている。栗山家の特徴は、現在も住居として使われていること。このため、内部は一般には公開されておらず、通常は外観のみを見学することができる。この、国の重要文化財をご当主とのご縁で、今号では、特に内も外もごらんにいれることができた。あわせて、住み継ぐ楽しさも、ご苦労話も、たっぷりと。
必読です。
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このほか、
京町家の再生 ーもみじの小路 ー
パッサージュとしての「もみじの小路」文・木下龍一
チルチンびと「古民家」の会 会員事例 傑作選
特集・古建具のいろは
など、在宅で愉しめます。
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チルチンびと別冊62『民家の再生と創造』⓶は 風土社刊、6月3日発売。お楽しみに。
『チルチンびと』103号の記事「空の下の茶の間」から、ご紹介。
〈…… 夫妻は家族の成長と変化に合わせて “ 今の暮らしになくてもよいもの” を潔く手放した。たとえば車は「自転車も家族の人数分、5台停める必要があるので」手放し、夫妻の寝室も和室と兼用にした。実生活に必要な機能を絞りながら、「外の景色を取り込んだ自然と調和した家にできたら」とご主人。「中庭をつくってごはんを食べたい」「小料理屋のような気分のカウンターテーブルのあるダイニング・キッチンにしたかった」と奥さん。そして「食」を中心に家族が集う家ができあがった。〉
春よ来い 早く来い という歌がある。春。早く、この「茶の間」で、食事を楽しみたい、という気持ち、わかります。
……
『チルチンびと』103 春号は、特集「ごはんを楽しむ家」。「スーパー台風に強い屋根」。3月11日発売です。お楽しみに!
『吉田謙吉と12坪の家 ー 劇的空間の秘密』(LIXILギャラリー、5月25日まで)に行
〈 建築家ではない謙吉が設計した、たった12坪の家(約40平米)
『アルヴァ・アアルト - もうひとつの自然』展(東京ステーションギャラリー、4月14日
フィンランドの建築家。個人邸宅から公共建築までを設計。建築に
分厚い展覧会のカタログの 274ページに、アアルトの言葉が紹介されている。
〈近代の形式主義の時代が終わり、今、建築は新しい課題に立ち向