建築

隈研吾とささやく物質、かたる物質

隈研吾とささやく物質、かたる物質

 

「くまのもの ー 隈研吾とささやく物質、かたる物質」展が、始まった。(東京ステーションギャラリー。5月6日まで)

竹。木。紙。土。石。瓦。金属。樹脂。ガラス。膜・繊維 …… と、展示は進んでいく。この展覧会にちなんだカタログにある、隈研吾さんの「物質にかえろう」という文章に、こうあった。

〈コンクリートの大洪水の結果、20世紀の建築は、かつてないほどに、退屈で貧しいものになった。建築をもう一度、楽しくてやりがいのある仕事に変えようというのが、今回の趣旨である。コンクリートを一旦忘れれば、否が応でも考えなければならず、さぼっているわけにはいかなくなる。〉

 

 


大江健三郎の生家を訪ねる ー 兄・大江昭太郎邸 ー『チルチンびと』95号の予告篇 。その4

大江健三郎の生家を訪ねる ー 兄・大江昭太郎邸 ー『チルチンびと』95号の予告篇 。その4

 

〈大江健三郎のノーペル文学賞受賞をきっかけに、大江文学の里として一躍脚光を浴びることとなった愛媛県内子町大瀬。内子の町並み保存を30年以上手がける、建築家・永見進夫さんがつくりあげた、健三郎の兄、故・大江昭太郎さんの家を訪れた。〉

という前書きで始まる、このページ。

〈内子町の中心から国道379号線を東へ約10キロ。山々が連なる小田川沿いの平地に、大江健三郎が「谷間の村」として小説に描いた、内子町大瀬〈旧大瀬村)がある。江戸時代に和紙産業で栄えたこの町は、内子から久万高原へと向かう遍路道でもあったことから、かつては多くの人びとが行き交い、賑わいを見せていたという。〉

落ちついた佇まいの家。大江文学ファンには、見逃せない。


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『チルチンびと』95  春号は、3月10日発売です。お楽しみに !

 


福島、男女11人春物語 ー『チルチンびと』95号の予告篇。その3

福島、男女11人春物語 ー『チルチンびと』95号の予告篇。その3


『チルチンびと』95号の特集は、3本立て。そのうちの1つが「風土に生きる ― 福島の人びと」。
たとえば、そのうちの1人「食堂 つきとおひさま」の五十嵐加奈子さんの場合。こうです。

〈「何もない町から出たかった」。喜多方市の隣、磐梯山をいただく北塩原村出身の五十嵐加奈子さん。一度は故郷を離れ、東京で調理師学校に通いながら飲食業に就いた。都内の人気カフェで店長を務めていたが、「自分の店を持ちたい」という夢を携え、東京で知り合ったご主人とともに故郷へ戻ることを決意した。…… 「何もない町。だったら自分たちでやってしまおうと思ったんです」と、店ではこれまで映画の上映会や古本市など、数々のイペントを開催してきた。〉

「人とひと、人とものが出会う蔵の町の食堂」とタイトルがついている。このほかに、ティールームあり、カフェあり、ギャラリーあり、電力会社あり。男女11人の春物語が、展開されます。


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『チルチンびと』95  春号は、3月10日発売です。お楽しみに !

 


タイルは、お好き?ー『チルチンびと』95号の予告篇。その2

タイルは、お好き ?ー『チルチンびと』95号の予告篇。その2

 

『チルチンびと』95号の特集は、三本立て。そのうちの1つが「タイルは、自由だ」。
「美しいタイル図鑑」あり、「インテリア実例集」あり。楽しめます。
その特集の中の一つ「大正昭和タイルの巨匠・池田泰山の乱貼りに見る  自由なタイルづかい」で、加藤郁美さんは、書いています。

〈古いタイルをのこす銭湯や映画館に取材に行くと、あるじの皆さんは穏やかで楽しい方ばかりという話題になりました。日本陶磁器意匠センターの桜井氏はにこやかに、「気に入った焼き物茶碗をひとつ手にいれて、毎日それに触れながらお茶を飲んだら、穏やかな心持ちになるでしょう。その焼き物で壁を覆うのがタイルなんですから、何十年もそこで暮らしたら心身ともに変わってくる。それが、焼き物と暮らすっていうことでしょう?」と。〉

そうですとも。ステキな生活スタイルをタイルから。ぜひぜひぜひ。


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『チルチンびと』95 春号は、3月10日発売です。お楽しみに !

 


土間に吹く春風 ー『チルチンびと』95号 の予告篇。その1

土間に吹く春風  ー『チルチンびと』95号 の予告篇。その1

『チルチンびと』95号の特集は、3本立て。そのうちの1つが、「土間のある家」。
「土間がつないだ祖父母の生活風景」「土間も床もあたたか、全館暖房の家」「三和土をつくってみよう」などの記事が並びます。
その土間について、連載「塗り壁の四季」で  小林澄夫さんは、こう書いています。

〈  土間とかニワ(庭)とは、家の外であれ、内であれ、しかるべきところに地をならしてできた、硬く平らな場所のことである。この土間やニワをつくるとき、地べたの土をたたき締めることから、それは「たたき」といわれ、屋内の土間や軒下の犬走りのことを「たたき」と呼ぶようになった。〉
〈「たたき」のことを「三和」とか「三和土」と表記することがあるが、「三和」は、粘土と石灰と苦汁の三つを混和することで「たたき」を三和と書いたのであろう。〉

土間の “ ひんやりした暖かみ ” を、誌上でたっぷり味わっていただけます。


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『チルチンびと」95  春号は、3月10日発売です。お楽しみに !

 


今年最初のバスツアー!

 

今年初めてのバスツアーへ参加してきました!

今回、参加したのは「安房國三社巡りツアー」

千葉県の南端の神社巡りです

 

 

天気もよくて

とてもすがすがしい空気♪

 それぞれの神社で

今年の目標と誓いを立て

頑張るので背中を押してくださいと

お願いをしてきました(≧▽≦)

 

2018年も成長できる一年になるように

努力しようと

決意を新たにしたamedioでした


夜の東京タワー

スカイツリーができても

私はやっぱり東京タワー派!

あのシュッと空へ伸びるフォルムが

かっこいい!!

すごく久しぶりに東京タワーへ行ってみたら

ちょうど夜のライトの切り替えの時間で

2種類のライトアップが見られました!

 

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ダイアモンドヴェール!外に向かってライトが照らされます

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ランドマークライト!定番のライトアップ!冬は暖かい色合いのオレンジです

どちらのライトアップも、素敵でした♪

みなさんはどちらのほうが好きですか??

( *´艸`)

私は、定番のランドマークライトが好きかなぁ~♪

 

旦那さんと、旦那さんの友達夫婦と

4人でのダブルデート♪

 

ちょっぴり学生時代の気分に戻った

 amedio(*^_^*)でした♪


巨大な天狗の下駄

今年のお正月は、家族で熱海旅行をしてきました。

 

熱海へ向かう途中の小田原駅で

大雄山線という電車が目に入り

電車好きな旦那さんが

「乗りたい♪」と・・・笑

 

特に、熱海での観光予定を立てていなかったので

我が家恒例の「風まかせ旅」で

大雄山線に乗ってみました!

終点は大雄山駅。

そこからバスで約10分ほどの道了尊で

下車すると大雄山最乗寺というお寺に着きます!

 

新年ということで

お寺にはたくさんの人が初詣に来ていました。

ここのお寺で有名なのが

天狗の下駄!

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「世界一大きい和合下駄」は

重さは1000貫で3.8トンもあるそうです。

 

調べてみたところ

お寺を建立した了庵禅師の弟子である道了という人が

一人で500人分の力を発揮し

了庵禅師の元で土木業に従事し

了庵禅師の死後、天狗に変身して

お寺を守っているという伝説があるそうです。

 

下駄は二つで一つ。

ここでは和合の象徴として

夫婦円満という意味もあるとのこと( *´艸`)

 

今年も1年夫婦仲良く過ごしていけるといいなと

風まかせの旅で思ったamedioでした♪

 


『建築家の心象風景 ③ 大野正博』の出版を祝う会

『建築家の心象風景 ③ 大野正博』の出版を祝う会

 

1月18日、神田の學士会館で、「大野正博さんの出版を祝う会」 がひらかれた。
この本の中で、夫人のめぐみさんは、大野さんの衣装哲学について、こう書いている。
………
建築以外のことは何度言っても頭に染み込まず通り過ぎていくだけだね、とは家族の共通の見解だ。身につける物には頓着ないのに、若い頃から黒のタートルネックが作業着と思い込んでいたふしがあり、派手な物は一切身につけず模様は問題外。
………
この日。大野さんのネクタイ姿を初めてみた。「あれ、タートルネックではありませんね」というと、「まさかあ」と笑った。式が始まり、大野さんは「こういう高い晴れがましいところにのぼったのは、43年ぶりです。その43年前というのは、結婚式でした」とあいさつをした。ついで、大野さんのご一家が、紹介された。こうして、明るく楽しい会はつづいた。

 


「木の駅舎」を見に行く

戸越銀座 木造駅舎

戸越銀座 木造駅舎

 

「戸越銀座 木造駅舎 多摩産スギ ヒノキで美しく改築」という見出しを、見つけた。(『東京新聞』12月7日夕刊)

築後九十年近くがたち、老朽化した東急池上線戸越銀座駅(東京都品川区)の木造駅舎が、東京産のヒノキとスギを使って美しく生まれ変わった。…… という書き出しである。そして、こうつづく。
〈新しい駅舎の特徴は、プラットホームを弓状に覆う屋根にある。幅四十五センチ、長さ三・五 ~ 一メートルの木材を約千枚、格子状に組み合わせた。…… 職人たちが一年四カ月かけて造った。〉とある。総事業費は七億円、という。

戸越銀座駅へ、行ってみた。ホームのベンチに坐っていると、木の香りがする。なんとも、落ちついて、親戚の家にでもきているような気がした。