ギャラリー

『細江英公の写真 暗箱のなかの劇場』展のプレスリリースから

細江英公の写真 暗箱のなかの劇場

 

『細江英公の写真 暗箱のなかの劇場』へお誘いである。会場は、清里フォトミュージアム K’ MOPA。

写真パンフレット文章。
〈……「カメラ」はラテン語で「部屋」を意味する言葉です。18細江デビュー作となった《ポーディちゃん》を撮影したは、上から覗き込んで撮るタイプ大きなカメラで、文字通り暗箱」でした。そ世界に魅了された細江は、やがて芸術家肖像や舞台空間などを捉え始めます。写真家は被写体と関係性によって表現をつくり出していくも認識に立ち、エロスと肉体というテーマを正面から取り上げた『おとこと女』(1961年〕〉………。
後も、三島由紀夫、土方巽らをテーマに、作品をつぎつぎに発表した。
写真は、7月17日から12月5日まで。

 


この夏、『日本美術』に、ざわつく?

『ざわつく日本美術』展

 

ざわつく日本美術』展、今開幕、というお知らせがとどいた。サントリー美術館  開館 60周年記念展、ということである。
たとえば、「うらうらする」というテーマ。〈いつもは正面や表側ばかりが見える作品の、知られざる「裏の顔」とは?  作品の裏側もよく見える展示で、裏側に隠された意図や技量、裏側にこだわる美意識が明らかに。〉
そのほか、「ちょきちょきする」「じろじろする」「ばらばらする」「はこはこする」「ざわざわする」とテーマはつづいている。
-   作品との出会いによって沸き起こる、自分自身の「心のざわめき」に耳を傾けると、日本美術の魅力にぐっと近づけるような、意外な発見があるかもしれません。ー  ということです。
〈これは、「見る」を愉しむ展覧会だ。〉というキャッチフレーズつき。
サントリー美術館で、7月14日から8月29日まで。

 


安西水丸さんの絵と文とカレー

イラストレーター  安西水丸 展

イラストレーター  安西水丸 展

『イラストレーター  安西水丸 展』(世田谷文学館)へ行く。懐かしい絵、色、文、文字……を、たくさん楽しめる。
安西さんといえば、カレーだと思っていたら、隣接するカフェの入り口に、チキン   インドカレーの看板。サラダ、コーヒー付き、1000円。それをいただいて、ショップによると、たくさんの著作。『a  day  in  the  life』(風土社刊)も、ちやんとならんでいました。ありがとうございます。
コロナ禍で、スタートがおくれたが、その分、会期は、9月20日まで延長。また、行ってみたくなる。


まるごと馬場のぼる展

まるごと馬場のぼる展

 

〈描いた  つくった  楽しんだ   ニャゴ !〉というキャッチフレーズがついている。
パンフレットに、曰く。
〈絵本『11ぴきねこ』シリーズで知られる漫画家・馬場ぼる(1927 -2001)を、様々な側面から紹介する覧会を開催します。
馬場は青森県三戸町に生まれ、1949年漫画家を目指して上京します。1950年には少年誌でいち早く連載漫画を手がけ、手塚治虫、福井英一とともに「児童漫画界三羽ガラス」と呼ばれるほど人気を博しました。児童漫画界主流が活劇モノに変化し始めると、大人向け漫画雑誌に連載しながら、徐々に絵本世界に活動場を移します。1967年に刊行された『11ぴきねこ』(こぐま社)はロングセラーとなり、現在まで絵みならずキャラクターグッズや人形劇など様々な媒体を通し、世代を超えて愛され続けています……〉
7月25日-9月12日まで、練馬区立美術館で。ニャゴ!

 


風景画のはじまり-SOMPO美術館のプレス・リリースから

風景画のはじまり

休館中だった美術館も、動き出したようだ。
SOMPO美術館「風景はじまり    コローから印象派へ」(6月25日から9月12日)ご案内が、届いた。
〈コローからクールベ、バルビゾン派から印象派まで、フランス近代風景をたどる展覧会です。フランス、シャンパーニュ地方にあるランス美術館は、フランス国内ではルーヴル美術館に次いでコロー作品を多く所蔵するなど、19世紀風景が充実しています。本展では、こランス美術館コレクションから選りすぐり名品を通じ、印象派でひとつ点に達するフランス近代風景展開をたどります。……〉
無事、開かれますように、願う。


『グランマ・モーゼス展』この秋のおたのしみ

グランマ・モーゼス展

 

ただいま休館、ばかりでは寂しいので、この秋の話題も。プレスリリースから、お届けします。『グランマ・モーゼス展』(9月14日 – 11月7日)が、静岡市美術館で。
〈グランマ・モーゼスの愛称で親しまれる素朴派の画家、アンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス(1860-1961)は、70代で本格的に絵筆を取り、101歳で亡くなるまで1,600点以上の作品を遺しました。モーゼスは、生涯をアメリカ北東部の農村で暮らした経験をもとに、四季の移ろいや日々の仕事、季節ごとの行事などを、豊かな色彩と素朴な筆致で詳細に描き出します。……〉
というのが紹介文。本店の見どころの一つに「すべてが自給自足だった “ 古き良き時代 ” の暮らしを体感 !」とある。
9月14日、緊急事態の静まるのを祈るのみ。


型絵染、お待たせ

『型絵染  三代澤本寿』展

 

緊急事態宣言の発出に伴い、4月25日から緊急事態宣言発出の期間中は休館することになりました。というお知らせが、ここ大阪日本民藝館でも。
本来なら、『型絵染  三代澤本寿』展(3月6日 ~ 7月13日)。 のはずだった。

〈……長野県松本市に生まれた三代澤本寿(1909-2002)は、染色家として数々の優れた作品を手掛けると共に、信州の民藝運動の普及に多大な貢献を果たした人物です。……1939年には民藝運動の創始者である柳宗悦と出会い、三代澤は生涯を通して師と仰ぎます。柳もまた若き三代澤に大きな期待と信頼を寄せ、民藝運動の機関誌である『工藝』の他、『諸国の土瓶』『日田の皿山』といった柳の代表的な著作の装丁を任せました。……〉と、展覧会のパンフレットにある。
 もう少しの辛抱ですね。せめて、この画面で。

 


「イサム・ノグチ 発見の道」展へ

イサム・ノグチ  発見の道


ゴールデンウイークは、美術館めぐり、と思っていた方も、多いことでしょう。ザンネン。あちらこちら休館でしたね。せめても、パンフレットから、紙上展へ。

『イサム・ノグチ 発見の道』(東京都美術館、4月24日から8月29日まで)。
〈…… 東京都美術館で開催する「イサム・ノグチ 発見の道」は、晩年の石彫に至る道行きを多様な作品で辿り、ノグチの精髄に迫ろうとするものです。そのため、彫刻と空間は一体であると考えていたつくり手に相応しい、特色ある3つの展示構成を試みます。 イサム・ノグチの作品は、われわれが今、希求してやまない何かを示してくれるに違いありません。……〉
その3つの展示構成とは。
1 彫刻家ノグチの精髄に迫る 2 かつてない“ノグチ空間”の体感型展示 3 ノグチ芸術の到達点・牟礼の石彫群が初めて東京へ。

………

いつの日かの再開を楽しみに!

 


「安西水丸」展へ、行こう 

『イラストレーター 安西水丸』展

 

ゴールデンウイークは、美術館めぐり、と思っていた方も、多いことでしょう。ザンネン。あちらこちら休館ですね。せめても、パンフレットから、ウエブ上で。

『イラストレーター 安西水丸』展(4月24日 – 8月31日、世田谷文学館)も、休館中。
〈……「 小さい頃よりずっと絵を描くことが好きだった」という安西の幼少期から晩年に至るまでの足跡を、原画と関連資料あわせて500点以上によりご紹介します。……〉ということである。『a day in the life』(小社刊)などでおなじみの、あのなんとも言えぬ柔らかく暖かい雰囲気を楽しみにしていたのに。でも、会期もまだまだたっぷり。安西さん、行きますよ。

………

5月12日の “再会”を楽しみに!

 


「画家たちのキセキ」展へ

8つの意表

 

ゴールデンウイークは、美術館めぐり、と思っていた方も、多いことでしょう。ザンネン。あちらこちら休館ですね。せめても、パンフレットから、ウエブ上で。

『8つの意表』(練馬区立美術館、4月30日から6月20日まで)も休館中。「絵を描く、絵に描く、画家たちのキセキ」というサブタイトル。8 Surprises, 8 Painters とも。さらに、こういう。
「意表をつく」という言葉があります。おおむね「相手の予期しないことをする」という意味で用いられますが、「意表」は字義に近く「こころをあらわす」という意味で使われることもあります。本展ではこれをキーワードに、当館のコレクションから、練馬にゆかりの深いアーティストを含む8名を選びました。近現代美術にユニークはキセキ〔軌跡〕を残した彼らそれぞれの二重の意味での「意表」を、複数の個展形式でご観覧ください。……8人とは、大沢昌助、古沢岩美、野見山曉治、小野木学、草間彌生、中村宏、近藤竜男、鏑木昌弥。

………

5月12日 8人との“ 再会”を楽しみに!