イベント

背く画家・津田青楓

『生誕 百四〇年記念  津田青楓』展

『生誕 百四〇年記念  津田青楓』展

『生誕 百四〇年記念  津田青楓』展

『生誕 百四〇年記念  津田青楓』展(練馬区立美術館、4月12日まで)に行く。ウイルスに押されて閉館している美術館は多いが、ここは、背を向けてがんばっている。
この展覧会にちなんで出版された図録の表紙に〈夏目漱石に愛された画家〉の文字が読める。その漱石が、「津田君の画には技巧がないと共に、人の意を迎へたり、世に媚びたりする態度がどこにも見えません。一直線に自分の芸術的良心に命令された通り動いて行くだけです。……」と津田青楓について、1917年に書いた文章が引用されている。

背く画家 津田青楓。


誇り高き絵師たち

『もうひとつの歌川派 ⁈   国芳 芳年 年英 英朋 朋世』展

『もうひとつの歌川派 ⁈   国芳 芳年 年英 英朋 朋世』展

 

『もうひとつの歌川派 ⁈   国芳 芳年 年英 英朋 朋世』展(弥生美術館、3月29日まで)に行く。パンフレットに 「浮世絵から挿絵へ…… 歌川派を継承した誇り高き絵師たち」と、ある。
さらに読んで行くと〈浮世絵から挿絵へ…… 歌川派を継承しているという誇りを胸に掲げ、挿絵の世界で大きく羽ばたきながらも、時の流れに埋もれてしまった絵師たち。知られざる「もうひとつの歌川派」が、今、鮮やかによみがえります。〉とある。
そして、もう一つの展示は『はいからモダン  袴スタイル展』。卒業式も、ほとんどが流れてしまったなあ、と思う。

 


バルセロナ展とはちみつ紅茶

バルセロナ展

バルセロナ展

 

『バルセロナ展』(東京ステーションギャラリー、4月5日まで)に行く。
「奇跡の芸術都市」のサブタイトル。

〈……  アントニ・ガウディをはじめ、リュイス・ドゥメナク・イ・ムンタネー、ジュゼップ・プッチ・イ・カダファルクなど現在のバルセロナの景観を形作った建築家たち、ここで若き日々を過ごしたピカソ、同じくここを足掛かりに世界的に活躍したミロやダリ、そして、カフェ「四匹の猫」を文化発信の場としたラモン・カザスやサンティアゴ・ルシニョルなど、多くの芸術家がこの時期、この街で多彩な活動を繰り広げたのです。……〉(同展のパンフレットから)

帰りにショップで、はちみつ紅茶を買って帰る。スペイン産、とある。

 


ソール・ライターの永遠

『永遠のソール・ライター』展

『永遠のソール・ライター』展

 

『永遠のソール・ライター』展(Bunkamura  ザ・ミュージアム、3月8日まで)に行く。“ ニューヨークが生んだ伝説の写真家 ” のサブタイトル。
そして、
〈…… ほとんど知られていなかった写真家の展覧会がこれほどの反響を巻き起こした背景には、画家として出発し、天性の色彩感覚によって「カラー写真のパイオニア」と呼ばれた個性と才能がありました。……〉と、パンフレットから。


フィクションの愉しみ

浜口陽三記念室「浮かびくるかたち」

武蔵野市立吉祥寺美術館

 

浜口陽三記念室「浮かびくるかたち」(武蔵野市立吉祥寺美術館、2月23日まで)に行く。場内に、こういう浜口陽三の言葉がある

「ぼくはフィクションが好きなんです。たとえば《パリの屋根》は、実際の風景とは全然違うでしょう。ぼくの心象風景のパリの屋根を表現したら、ああなったわけ。西瓜やさくらんぼにしても同じですよ。だから数十年後のある朝、ふと浮かんできた形を絵にすることもあるんです」

パリの屋根も、西瓜も、さくらんぼも眺めて、帰ってきた。

 


サクラを見る会へ、ようこそ

サクラを見る会

 

桜が咲いた。

このいただいたサクラは、長持ちするということで、好評を得ているという。添えられた説明書によると〈2週間 ~ 1ヶ月は美しい花を咲かせることも可能です。〉とあり、その手入れのコツとして、5、6分咲きまでは、暖かいところに置きに置き、そのあと、気温の低い場所に移して楽しむことをおすすめします…… ということだ。

でもとにかく、「サクラを見る会」の名簿づくりを急がないといけない。

 


坂田一男の風景

坂田一男   捲土重来

坂田一男   捲土重来

『坂田一男  捲土重来』(東京ステーションギャラリー、1月26日まで)に行く。
〈 キュビスム以降の抽象絵画の展開を核心で理解し、その可能性を究極まで推しすすめた画家  坂田一男(1899~1956)。世界的にも稀有な高い次元に到達していた坂田一男の仕事の全貌を展示し、その絵画に織り込まれた世界の可能性をひもときます。…… 〉と、パンフレットの紹介文。
〈絵画の潜勢力を解き放つ    絵画そして世界の巻き返し=再生》
〈格納された世界のすべて、風景のすべて〉
の文字も見える。
ステーションギャラリーの前、丸の内北口の風景は、季節によって表情を変える。年末年始の賑わいには、まだ 少し間がある。


人、神、自然

特別展    人・神・自然

特別展    人・神・自然

『特別展    人・神・自然』(東京国立博物館東洋館、来年2月9日まで)に行く。
「世界各地の古代文化が生み出した数々の工芸品」。「ザ・アール・サー二・コレクション」というカタール國王族の殿下が、収集した名品のご紹介。「人」「神」「自然」の3つの展示テーマに沿って古代世界を巡ってみましょう、という企画である。
「人」では、人の姿形、権威を象徴する品々。「神」では、神々とのつながり。「自然」では、動物の姿、興味と畏れ。みな、整然と闇の中に佇んでいる。

 


峰岸達の物語

峰岸 達 個展   芸人とコメディアンと

峰岸 達 個展   芸人とコメディアンと

峰岸 達 個展   芸人とコメディアンと

 

『峰岸 達 個展   芸人とコメディアンと』(成城学園前「カフェギャラリー  Quo  vadis」、12月1日まで)に行く。
『芸人とコメディアンと』(文・ 高田文夫、画・峰岸達、二見書房刊)にちなんでの個展である。〈エノケン、ロッパからサンドウィッチマン、ナイツまで〉というサブタイトル。クレージーキャッツあり、フランキー堺あり、タモリあり、樹木希林あり、たくさんの懐かしい顔が並んでいる。それは、戦後の芸能史であり、峰岸さんのイラストレーターとしての歴史でもあるだろう。
峰岸さんは、セツ モードセミナーから、絵の修業を始めた。そのことについては、この広場「私のセツ物語」に、楽しく懐かしく 綴っているので、コチラからごらんください。

 


花總まりさんの音声ガイド

ハプスブルク展

ハプスブルク展

 

『ハプスブルク展』(国立西洋美術館、1月26日まで)に行く。「600年にわたる帝国コレクションの歴史」というサブタイトル。そして、パンフレットには「驚異の一族、驚異の蒐集。」の文字。「ウィーン至宝の物語。」とも。いや、まだあった。「歴史を彩った、王家の8人の物語。」とも。そこには、当然、マリー・アントワネット、エリザベト、マリア・テレジア、ルドルフ2世、マリアテレジアらの名前が。
そして、音声ガイドのナレーターに、花總まりの名前。かのタカラヅカの、はなちゃんである。宙組の、姿月あさと、和央ようかとのコンビも、懐かしい。「至宝の物語」でしたね。