くるみ味噌

 

SU

くるみをゴリゴリとすり鉢でペースト状にし、

味噌と豆乳を合わせて出来上がり。

 


永六輔さんのおみやげ

永六輔さんのおみやげ

 

永六輔さんが、体調の不良で、すべての番組から姿を消すというニュースがあり、驚いた。何年も前、知り合ったころの永さんは、いつも元気だった。私の勤め先にひょっこり現れた。たいていいつも、竹で編んだ買い物かごをさげて、それもたいていいつも、旅の帰りだった。かごの中から、おみやげをとりだしてくれた。

写真の、顔をかかえこんでいる木彫りの男性も、おみやげの一つで「これは、恥ずかしがって顔を上げられないんです」という説明だった。永さんの一家は、含羞の一家だと言っていた。自宅への道を歩いていて、向こうから父親がくると、どちらからともなく、横道に入ってしまう、と言っていた。「なぜ?  お互い恥ずかしいから」 そして、他人の恥ずかしい行為についても、恥ずかしそうに語るのだった。この木彫りの男を見ると、いつも、そのことを思い出す。永さん、元気になってください。

 


白菜の蒸し焼き

 

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1/6にカットした白菜をお鍋で蒸し焼きにした。

堂々たる主役になった。


『 a day in the life 』

井の頭公園

 

『 a day in the life 』は、安西水丸さんが、14年間にわたり『チルチンびと』に連載していたエッセイだ。それが、一冊にまとまることになって、校正刷を読んだ。(5月末発売予定。お楽しみに)

〈結婚したばかりですぐに家を購入したりしたのも、自分の自由にできる家が欲しかったからだ。その家は井の頭公園の近くにあり、公園の散歩が楽しめたし、また玉川上水なども歩いて5分ほどだった。都会でありながら四季の移ろいは充分に感じることができた。井の頭という土地は電車に乗れば渋谷も近いし、吉祥寺へも歩いていくことができる。もしかしたら東京で一番住みやすい土地かもしれない。〉

読んでいるうちに、井の頭公園に行ってみようと思った。池のまわりの樹々は、緑の重さに耐えかねているように見えた。池に浮かんだスワンボートを漕ぐ、きしむ音だけが聞こえた。

 


鯖のリエット

RI

簡単で失敗することがない、鯖のリエットは材料を混ぜて冷やし固めるだけ。

 

保存がきくし、その都度のアレンジもたのしい。


森のお手入れ-林業体験-2016

第22回彩工房 暮らしと住まいのセミナー 森のお手入れ -林業体験-」に行ってきました。雨で肌寒かった昨年とはうって変わって暑いぐらいの晴天の中、参加者の皆さんに一年でだいぶ背が伸びた杉の枝打ちをしていただく。昨年やり残した奥の方まで進み、山主の山本さんや京都大学山仕事サークルの杉良太郎(すぎよしたろう)の方々にご指導いただきながら、二度目の方もおられたせいか、皆さん手際よく枝打ち作業をされていた。

林業体験

お昼は恒例の山菜天ぷらと釜焚きご飯、ダッチオーブン料理、ヨモギ、タケノコ、三つ葉に椎茸、うどに自然薯、採れたばかりのワラビやタラの芽・・・ノンストップでガンガン揚げっぱなし。しまいにはお好みの摘み立て山菜、なんでも揚げますよー!寄ってらっしゃいみてらっしゃい、と天ぷらスタンドに。みなさん山仕事の後でお腹が空いたのか、ぺろりと平らげてもらえた。

ダッチオーブン料理

天ぷら

お昼は恒例の山菜天ぷらと釜焚きご飯

丸太と板で作ったテーブルとベンチでめいめいご飯をたべたり、山菜を摘んだり、たき火でマシュマロを焼いたり、珈琲を飲んだり。新緑の山を眺めながら気持ちいい時間を過ごした。

新緑の山を眺めながら

新緑の山を眺めながら

 

お昼の後は、のこぎり体験。まずは山本さんに北山杉を一本切ってもらい、参加者の皆さんに皮を剥いてもらう。

のこぎり体験

のこぎり体験

これが驚くほど簡単に手でメリメリと剥けて、中からつるんとした綺麗な丸太が出てくる。成長過程にある杉なので、水にずっと漬けていたかのようにたっぷりと水分を含み、生々しくてちょっと触るのが怖いぐらいだった。乾けばそのまま床柱になるような、滑らかで美しい色合いの木肌。枝打ちしたばかりのところは跡が残っているが、数年経つとかさぶたがかぶってへそのようになり、最後にはほかの木肌部分と見分けがつかなくなるそう。生きているんだな、と思う。

のこぎり体験

のこぎり体験

子供たちにのこぎりで切ってもらった。「腰を入れて―!踏ん張って!」「のこぎりは両手で持って、向こうに送るときは軽やかに手前に引く時に力を入れるんやで」「あきらめるなーがんばれ!」とアドバイスや応援を受けながら、一心不乱に集中する子、時々あきらめそうになる子、いろんな表情を見せながら頑張って最後まで切り落とした後はとても満足げな表情。すごい達成感だったんだろうなと伝わった。貴重な山の体験を、ずっと覚えていてもらえたらいいなと思う。子供たちや学生さんがたくさん参加してくれると、森の未来に希望の光が見えるようで、気持ちが明るくなる。

のこぎり体験

のこぎり体験

 

来年は、またどのくらい杉が成長しているのだろう。山菜天ぷらと共に楽しみな恒例行事です。

 


かぶの温かいスープ

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かぶの葉も一緒に

やわらかく煮て、撹拌したら、

かぶの葉色したグリーンのスープになった。


皇居一般公開2016

今年の春は皇居乾通り一般公開にいってきました。

普段は、出入りすることができない、皇居の中の乾通り!

春には、短い期間ですが一般公開され、お散歩することができます♪

入り口は坂下門という門から入り、一方通行で乾門から出ます。

坂下門までは、東京駅から約20分。

もちろん入る前には、ボディーチェックと持ち物チェックを受けますが
スムーズに坂下門まで入れました。

坂下門

ここが坂下門の入り口です♪

入ってすぐ左には宮内庁の建物

入ってすぐ左には宮内庁庁舎

お正月の一般参賀で、天皇陛下がお出ましになられる、宮殿です

門長屋と桜♪

門長屋と桜♪

 
立派な桜

立派な桜

乾通りの桜

乾通りの桜

お濠と桜

お濠と桜

 

天気は、曇りだったので写真だと桜の色がイマイチだったのですが

なかなか普段見られない景色を見ることができ

のんびりと散歩もできてよかったです♪

 

すぐ近くに千鳥ヶ淵もあるので、

帰りは足を延ばして千鳥ヶ淵も行ってきました♪

千鳥ヶ淵

千鳥ヶ淵の景観は圧巻ですね~!

 

桜の時期は本当に短く、東京の桜は

もう半分以上散ってしまいました(´;ω;`)

 

来年の桜に会えるのが

今から楽しみなamedioでした♪


熊本大震災、そして

『地震雑感 / 津波と人間』中公文庫

 

「私の実家は、益城町まで5キロほど。初めの地震では、食器や本が崩れた程度でしたが、16日未明の地震で家族は駐車場に避難。最終的には、近くの保育園で過ごしたようです。いまも、そこには70人ほどが、避難している模様。連絡したり、ニュースを見たりしていたら寝付かれませんでした。阿蘇大橋のなくなったのが衝撃的。いつも、ふるさと熊本に帰ってきたなあと思うのは、樹々の緑の深さでしたが、それも、どうなりましたか」と、熊本出身『チルチンびと』編集部 Y の話。


……
その日、本を読んだ。
地震の研究に関係している人間の眼から見ると、日本の国土全体が一つの吊橋の上にかかっているようなもので、しかも、その吊橋の鋼索が明日にも断れるかもしれないというかなりな可能性を前に控えているような気がしない訳には行かない。…… と、寺田寅彦は、書いている。(『地震雑感 / 津波と人間』中公文庫)
……


緊急 ! 熊本震災支援要請 ― 会員各位  熊本震災支援をお願いします。現地では特に水が不足 ―  『「チルチンびと地域主義工務店」の会』は動いた。メールのやりとりは、つづく。
―  熊本県・金子典生工房さんより。古い住宅倒壊多い。インフラ復旧のメド立っていない。コンビニ物流再開している。水は欲しい、とのことでした。 ― 

 


ある春の夜

松本直子さん

 

4月13日。『「チルチンびと」地域主義工務店の会』の新年度総会が、ひらかれた。この日、セミナーの講師は、小林澄夫、東賢一、萬羽郁子、松本直子のみなさん。たとえば、松本さんのこんな話が、聞こえてきたり……。(写真)
「最近は、建主さんもプランを読みとる力のついている方が、多いなあと思います。建主さんとしては、気持ちよく暮らせるのは、当たり前。その上で、楽しい豊かな暮らしができるか、という仕掛けを、どう仕込めるか。それは、建主さんが答えをもっているのではなく、われわれが、建主さんのライフスタイルを聞いたり、敷地を見たりしていく中で、ポット出てきたようなことを、それも見て見てという、いかにもでなく、どうさりげなく仕込むか、どう取り込んでいけるか、試されているのではないかと思うことが多いですね。……」
 終って、いつものように懇親会が、賑やかに続いた。

春の夜たちまちふけてしまひけり    久保田万太郎