2021年11月30 の記事一覧

小倉織をご存知ですか

『日本の美邸』8号

 

12月2日発売の『日本の美邸』8号のArt & Culture欄に、小倉織 ・ 築城則子さんが、登場している。
〈小倉織は、江戸時代から北九州の豊前小倉で盛んにつくられた木綿布だ。地厚で丈夫なことから武士の袴や帯に仕立てられ、徳川家康が鷹狩の際に羽織を愛用したといわれるなど、日本全国で珍重された。……〉
小倉出身の築城さんが、染色や小倉織に魅せられ創作する経緯は、アトリエでの日々とともに語られる。そして、その築城さんと作庭家・古川三盛さんとは、奇しくも、同じ小倉高校の先輩後輩。「風土と人と工芸品」と題して二人の話ははずむ。
古川 「小倉」と名が付いても、あまり価値がなかったですしね。修学旅行なんかでも、関西に行くと「おぐら」高校と間違われました。
築城 (笑)私が小倉織の再生をはじめてからも、長い間「おぐら」織と言われました。やっと最近、「こくら」と正しく読んでいただけるようになりました。
経糸と緯糸の織りなす美しい世界をお楽しみください。

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『日本の美邸』8号は(風土社刊)、12月2日発売です。