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久米宏さんと小林澄夫さん


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「久米宏   ラジオなんですけど」という番組がある。東京だと、TBSラジオ、土曜日午後1時から。その番組が、このほど開始10周年を迎えた。記念の日の放送の初めに、10年を回顧して久米さんは、こう言った。いろいろな方をゲストにお迎えしたけれど、いちばん印象に残っているのは、小林澄夫さんですね。そして、小林さんの髪型にふれ、後頭部のほうが立っていたなあ、あの方、どうしていらっしゃるかなあ、と言ったのである。ビックリした。どちらかと言えば、ゲストの中でも、地味なほうだ。

その日の放送は、よく覚えている。始まると、まず小林さんの服装や髪型が話題になり、「最後に床屋に行ったのは、いつですか」と訊いた。小林さんは「最後に行ったのは、学生時代です。いまは伸びると、束ねて自分で切っています」と答えた。ゲストの人は、お気に入りの容器を持参することになっていたが、小林さんの持ってきたのは、ピースの缶だった。

久米さん。小林さんは、お元気ですよ。いまも『左官読本』(風土社刊)の責任編集者です。お知らせまで。


トーマス・ルフ展へ

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東京国立近代美術館で開催中、

日本初の本格的回顧展、トーマス・ルフ展へ。

 

トーマス・ルフ(1958~)はドイツの現代写真家。

「Interieurs」や「Portrats」シリーズの他、

インターネット上の画像やコレクションの古写真など、

あらゆる写真イメージを素材に用い

作品にしているアーティストだ。

 

「sterne 星」、「cassini カッシーニ」や、

3Dメガネで鑑賞する「ma.r.s.」シリーズが特に印象的だった。

ルフは少年の頃、カメラよりも先に望遠鏡を手に入れたという。

 

今回は会場の全作品が写真撮影可で、これがとても楽しい。

 

東京国立近代美術館では約125点、

12月から開催される金沢21世紀美術館では約160点の作品が展示予定。

東京国立近代美術館~11月13日(日)まで。


神保町古本まつり

神保町で 「神田古本まつり」が、開かれている(11月6日まで)。例年のように、並んでいる本をのぞき込む人は多いが、毎日雨模様でお気の毒だ。今日も、降ってきた。あわてて、本の上にビニールを広げる店員さんたち。一軒の店で『神保町が好きだ』という雑誌をもらった。食事をしながら読むのに、ちょうどいい。「作家・逢坂剛さんに聞く    神保町のグルメあれこれ」というインタビューが載っている。読み始めたら、こんな箇所が ……。

逢坂     「食事をしながら本を読むこと厳禁」て張り紙がしてある店もありましたね。
―    ええーっ、それこそ神保町文化に合わない。
逢坂      それを集英社の人から聞いて、そんな店には絶対行かないって、一度も行きませんでした。 ……

まさか、この店がと、ギョッとする。

神保町古本まつり


自炊×外食

日頃、

出来るだけ自炊を心掛けているが、

例外がある。

そのTOP3が「小龍包」と「お蕎麦」と「水炊き」だ。

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栗蒸し羊羹の季節

栗蒸し羊羹

 

日本橋・長門で。栗蒸し羊羹。

「うちのは、新栗ですから」と、お店のひとが言った。「十一月まで、やっています」
栗の、少し固い歯ごたえが、快い。お菓子に、秋。

神妙に栗をむくなり剥きにくき    という久保田万太郎の句を思い出した。

 


ノーベル文学賞 ?

ボブ・ディラン

米国音楽の偉大な伝統のなかに、新たな詩的表現を創造した、として、ボブ・ディランが、ノーベル文学賞に決まった。つぎの日。神田神保町の書店では、書泉グランデでも、三省堂でも、さっそく、コーナーができた。しかし、ボブ・ディランからは、なんの音沙汰もないという。それなのに、祝 ?    『ボブ・ディラン ー ロックの精霊』(湯浅  学、岩波新書)を求め、ミロンガへ行って、なんとなく開いたら、252ページだった。そこに…… 〈他人に対して、勝手にレッテルを貼り分類し、その人物のありようを決めつける人間をボブはつねに嫌悪してきた。理解するための判定を自分の物差しだけでやって納得してしまう人物も同様に拒絶するよう努めてきた。〉 とあった。

米国音楽の偉大な伝統のなかに、新たな詩的表現を創造した、として、ボブ・ディランが、ノーベル文学賞に決まった。つぎの日。神田神保町の書店では、書泉グランデでも、三省堂でも、さっそく、コーナーができた。しかし、ボブ・ディランからは、なんの音沙汰もないという。それなのに、祝 ?    『ボブ・ディラン ー ロックの精霊』(湯浅  学、岩波新書)を求め、ミロンガへ行って、なんとなく開いたら、252ページだった。そこに……


〈他人に対して、勝手にレッテルを貼り分類し、その人物のありようを決めつける人間をボブはつねに嫌悪してきた理解するための判定を自分の物差しだけでやって納得してしまう人物も同様に拒絶するよう努めてきた。〉


とあった。

 


「ちりめんじゃこ」の酢漬け

 

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ちりめんじゃこは

痛みやすいので

お酢に漬けると便利。

クコの実と一緒に漬けたら

お酢に、ほんのり色が付いた。


ダリ好き ?

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雨が降っていて、平日の午前。六本木・国立新美術館の「ダリ展」( – 12月12日まで)へ。空いているかと思ったら、トンデモナイのであった。


「日本人がダリ好きな理由とは? 」(『美術手帖 』10月号)で、横尾忠則氏が、こう、語っている。〈 ……  日本人は、そのかゆいところに手が届く、懇切丁寧な部分が気に入ったんでしょうね。日本の社会そのものがサービス過剰で、なんでも説明したがるから。僕はそこが不満なんだけど。 …… 〉


全部を熱心に見て、具合の悪くなった人がいるから、気をつけたほうがいい、と言われて行ったが、そんなこともなく、無事、「クアトロえびチーズ」というお菓子をオミヤゲに買って (1,200 円 )帰ってきた。

 


ゴジラ湯

前回のブログでゴジラについて

熱く語ったamedioですが

ゴジラ湯があると聞き

早速行ってきました!!

 

このゴジラ湯、期間限定で

10月いっぱいやっています

ゴジラ湯

 

さすがに、浴室の撮影はできないのですが

壁に大きなゴジラが描かれています(≧▽≦)

 

日本唯一の女性絵師・田中みずきさんが

描いたそうです!

 

入り口のゴジラ湯の暖簾もかわいいのですが

男湯と女湯の暖簾もキュート!

 

お風呂上がりは

フルーツ牛乳を飲みながら

たくさんのポスターに囲まれ

至福のひととき♪

ポスターいっぱい!

銭湯大好き

ゴジラ大好き

幸せいっぱいのamedioでした(≧▽≦)


一面のデッサン

「デッサン行進」展

吉祥寺の東急百貨店の裏の通りを行って、少し路地に入ると、カフェ・キチムだ。階段を危なっかしく降りると、「デッサン行進」展(10月23日まで)の会場だ。

この展覧会のネライを、参加者の一人、星信郎センセイにうかがったことがある。
「デッサン行進の深い意味はないのですが、毎回やってるデッサン会を、公開する気分でしょうか?  デッサンだけの展覧会では面白くないと思って、  会場でモデルを描いたら、その場で順不同に、どんどん横に一列に貼って進む遊びです。もし好きなデッサンがあったら売り買いもしようというわけ、そんなこと何処もやってないので面白いかなと思いました。しかし、このたびのキチムでは、スペース上無理なので、単にデッサンを貼るだけになってます」

コーヒーを飲みながら、誰と話をするわけでもなく、壁一面のデッサンをただ眺めるのは、ちょっとゼイタクな気分になる。

(キチムのデッサン会には、コチラから、どうぞ)