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雪は降る

雪は降る

雪は降る あなたは来ない
という歌がある。
もちろん、それからさき、歌詞はつづいていく。

亡くなった 永六輔さんから 教わったのは、この「雪は降る あなたは来ない」というところだけを、曲の初めから終わりまで 繰り返し繰り返し歌うのだという。

東京に大雪が降った 。
雪で前も見えないほどの道を歩きながら 、 頭の中にはこの歌詞が果てしなく 繰り返し聞こえた。
雪は降る あなたは来ない~

あなたも、ぜひ。

 


ユリ根のソテー

おがくずに包まれて スーパーの棚に並ぶユリ根。

さっと炒めるとシャキシャキに、

しっかり炒めるとホクホクに。

yurine


上を向いて揚げよう ー 凧揚げ大会

上を向いて揚げよう ー 凧揚げ大会

 

やっぱり、大野正博さんは、いた。研介君も、いた。大野さんは、本誌でもおなじみの建築家。息子・研介君は、この“ 広場 ” で、凧名人として、有名だ。西荻窪駅近くの公園。手づくり凧揚げ大会である。晴れているが、風が強く、寒い。
大野さんに聞くと「凧揚げ大会は、今年になって今日でもう3回目です」と言う。「暮には、凧市に行っていい凧を買いました。いま揚げているのは、湯沢の凧名人がつくった凧です。でも、今日は風がよくないなあ。乱れているでしょう」。研介君は、会場内の「凧病院」で具合の悪い凧の治療をしたり、うまく揚がらないひとを手伝ったり。大忙しだ。
風が吹かなくても、雨が降っても、凧名人たちは大会に集まってくるという。凧を語るのが、なにより楽しいのだという。
上を向いて揚げよう、幸せは空の上に、ですか。


………
凧名人・大野研介君の作品はコチラでごらんになれます。

 


ユージン・スミスとアジェ

ユージン・スミスとアジェ

ユージン・スミスとアジェ

 

JR 恵比寿駅から、動く通路に乗って東京都写真館へ。右側を足早に通り抜いて行った男が「俺にとっては、盆と正月が来たようなものだから」と話しているのが聞こえた。『生誕100年のユージン・スミス』と『アジェのインスピレーション ー ひきつがれる精神』(1月28日まで)を見に行くのである。あ、盆と正月とは、この2つのことか。
ユージン・スミス夫人のアイリーンさんには、取材でおめにかかったことがある。原宿 セントラルアパートの近くで、だった。それはもう、大昔の話だ。アジェの会場で、清野賀子さんの写真を見る。清野さんは、アジェの作品を見るのを好み、その中に自身の感受性に通じる美意識を見出していた、と解説にある。清野さんとは、同じフロアの隣の部で仕事をした。それももう、大昔の話だ。

 


すぎもりえり個展「もういいよ」

すぎもりえり個展「もういいよ」

すぎもりえり個展「もういいよ」

すぎもりえり個展「もういいよ」
 
1月16日から1月21日まで。小田急  成城学園前駅 近くの cafe gallery Quo vadis で。
 
藁の匂いのする黒髪に頬よせてわれら眠らん山羊寝しあとに
 
という、寺山修司の歌を、この絵を見て、ふいに思い出した。
 
 

ヘプバーン人気

『オードリー・ヘプバーン』写真展

会場内 、平均年齢70歳の男女で満員。『オードリー・ヘプバーン』写真展(日本橋三越本店、1月22日まで)である。
そのオードリー・ヘプバーンについて、淀川長治さんの、こんな思い出。

〈…… ぼくね、えらいことしたのよね。ニューヨークで、オードリー・ヘプバーンの芝居、「ジジ」というのをやってたのよね、コレットの。…… ぼくは、その劇場の前を通ったのよ。…… ポスターを見たら、ロングスカートなの。それで名前が、むずかしいのばっかり出てるのね。オードリー・ヘプバーンと出てたのね。知らないもん、そのころは。(笑)……でも、通り越さずあれ観ておったらねえ。あれを観て、ウィリアム・ワイラーが、『ローマの休日』に使ったのね。もう『ローマの休日』に使う女優がいなくて、この監督、困ってたらしいのよね。…… オードリーの芝居を観ていっぺんで使ったらしいね。……〉(『映画は語る』淀川長治・山田宏一、中央公論新社  から)

 


今年最初のバスツアー!

 

今年初めてのバスツアーへ参加してきました!

今回、参加したのは「安房國三社巡りツアー」

千葉県の南端の神社巡りです

 

 

天気もよくて

とてもすがすがしい空気♪

 それぞれの神社で

今年の目標と誓いを立て

頑張るので背中を押してくださいと

お願いをしてきました(≧▽≦)

 

2018年も成長できる一年になるように

努力しようと

決意を新たにしたamedioでした


戌年の、ホット・ドッグ

戌年の、ホット・ドッグ

 

1901年のこと。ニューヨーク・ジャイアンツの本拠地球場、ポロ・グラウンド 全体 、寒さに震えていた。そこで、球場の飲食物の販売権をもつハリー・スチーブンスは、ソーセージとロールパンを大量に仕入れ、熱いソーセージに辛子を塗り、パンに挟んで売った。冷え込むスタンドにいたファンは、飛びついた。これが、球場の名物となり、やがて「ホット・ドッグ」と名づけられた。(『野球は言葉のスポーツ』伊東一雄、馬立  勝・中公新書から)
ホット・ドッグの誕生には諸説あり、この本にも別の話も紹介されている。しかし、野球とホット・ドッグの縁が深かったことは、間違いない。
〈球場でのホット・ドッグは、高級レストランのステーキよりうまい。スタンドで飲むピールは、ナイトクラブのシャンパンより喉がなる。〉という球場のCMもあったという。
戌年の寒い正月。ホット・ドッグを食べに行った。駅前のドトールで。コーヒーとモーニング・ドッグで、390円。

 


バードウオッチングの季節

『国宝 雪松図と花鳥』展

 

『国宝 雪松図と花鳥』展(三井記念美術館、2月4日まで)へ行く。
新年らしいな、という感じにひかれて、というよりも、「美術館でバードウオッチング」というサブタイトルに誘われたような気がする。
パンフレットに、「国宝 雪松図屏風の新春公開に合わせ、館蔵品の中から、今回は花鳥、なかでも「鳥」に焦点をあわせた展覧会です」とある。屏風や掛軸、茶道具など。ツル、オウム、ニワトリ、キジ…… トリドリ。

日本野鳥の会のホームページによると、冬は、木の葉が落ちて集まってくる鳥たちをみやすくなり、バードウオッチングには、いい季節だという。


冬の満月

スーパー・ムーン

 

正月。ぼんやり天気予報を聞いていたら、今夜のスーパー・ムーンは、とても美しいと話していた。そして、夏目漱石が英語の教師のころ「 I  LOVE YOU  」を、「月がきれいですね、と訳したまえ」と言った、という話題になっていった。
部屋を出て、月を見た。漱石先生がそんなことを生徒に向かって言ったかどうかは、わからない。たしかなのは、こういう句を遺していることだろう。

名月や故郷遠き影法師