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Kit Kat 伝説

Kit Kat

 

受験シーズンになると、きまって、合格祈願のお菓子として「Kit  Kat」が話題になる。キット カツ  という願いが込められているのだという。

キットカットがこの世にデビューしたのは、一九三五年九月である。……と、『チョコレートの世界史』(武田尚子著・中公新書)にある。そして、ここには、キットカットについて、いろいろな話が書かれている。
初めは、チョコレート・クリスプという名前だったこと。クリスプとは、サクサクシャキシャキという食感をあらわす語であること。ウエハースとチョコレートが多層になっているのは、当初から同じであること。誕生までにもっとも難しかったのは、ウエハースを薄く均等な厚さに焼き上げることだったこと。キットカットという名前の由来には、定説はない。伝説では、18世紀のロンドンに Kit -Cat Clubという店があった。それにちなんだものである、というのが、有力だ。

……  などなど、である。 長々ご紹介したけれど、「ムーミン」のように、ここから出題されるかもしれませんよ。

 


今日は「ねこ日和」

竹脇麻衣 作品展    ねこ日和

 

敬愛なる みなさまへ
……  という書き出しで、イラストレーターの竹脇麻衣さんから、「竹脇麻衣 作品展  ねこ日和」のお知らせが、とどいた。それによると、2月22日の「猫の日」にちなんで、とある。いろいろな記念日があるのは聞いているが「猫の日」は知らなかった。展覧会は、伊勢丹  新宿店で、2月14日からだという。行ってみよう。

竹脇麻衣さんは、セツ・モードセミナーの卒業生で、この “ 広場 ”  の「私のセツ物語」にも、登場。「涙のコーヒーブレイク」というタイトルで、セツ先生の懐かしい想いを、繊細に描いてくれたひと。もういちど、読んでみよう。
(竹脇麻衣さんの「私のセツ物語」は、コチラからごらんいただけます)

 


『羊の木』を観に行く

羊の木

羊の木

 

映画『羊の木』を、TOHOシネマズ新宿へ観に行く。…… 国家の極秘プロジェクトとして、港町に受け入れられた6人の 受刑者。その “ 新住民 ” は、すべて元・殺人犯だった。…… というふうにストーリーは展開すると、パンフレットにある。原作は、山上たつひこさん。

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始まる前の客席で、テレビで見た金沢の大雪のニュースを思い出したのは、山上さんが、金沢にお住まいだと、うかがったからである。今日の天気は、どうだろうと、ここに来る前に、やはり金沢在住のMさんに聞いたら、とにかく、真っ白。家の前の松の木も雪をまとい、なんの木か、わからない。町バスは、運休。宅配も、今日は中止らしい。雪はふわふわの雪。スーパーに行ったら、パンは売り切れていた。外にいるのは、雪かきの人だけ。平成で二度目の大雪だという。

しらぬまにつもりし雪のふかさかな 久保田万太郎
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“ 新住民 ” を迎えに行くところから、映画が、始まった。

 


なつかしき「みんなのうた」

みんなのうた

 

『「みんなのうた」の世界展』へ行く。(杉並アニメーションミュージアム・3月25日まで・入場無料)。
NHKの「みんなのうた」は、なつかしい。「大きな古時計」 が聞こえるかと思えば「おお牧場はみどり」が流れる。そうそう「森へ行きましょう」「山口さんちのツトム君」もあった。歌が流れ、映像が流れ、それに使われた人形などが、展示されている。あっ!宇野亜喜良さんの、作品 もありました!
子どもよりも、ついてきた親のほうが、熱心にビデオをのぞき込み、歌に合わせて、調子をとっていたりする。でも、わかるな、その気持ち。

 


冬やさい クワイ

kuwai

芽が出ることから縁起物として用いられるクワイ。

青銅色が美しく、アンティークの置物のようだ。


「ブリューゲル」展の冬景色

「ブリューゲル」展

 

「ブリューゲル」展が、開かれている(東京都美術館、4月1日まで)。「画家一族150年の系譜 」   というサブタイトル。パンフレットには、さらに、「受け継がれた一族の魂」「画家一族がやって来る」という文句が踊っている。一族、一族、一族。家系図も、のっている。

ピーテル・ブリューゲル1世(父)/ ピーテル・ブリューゲル2世(子)/ ヤン・ブリューゲル1世(子)/ ヤン・ブリューゲル2世(孫)/  アンブロウス・ブリューゲル(孫)/ アブラハム・ブリューゲル(ひ孫)/ ヤン・ファン・ケッセル1世(ひ孫)/  ヤン・ピーテル・ブリューゲル(ひ孫)

東京で大雪のすぐあとに行ったから、ピーテル・ブリューゲル2世の、雪に埋もれた村の絵が目についた。「鳥罠のある冬景色」。1601年の作らしい。それから400年以上たっても、雪の積もる様子は同じであることを、うれしく思った。

 


南方熊楠の頭の中

「南方熊楠 」展

「南方熊楠 」展(国立科学博物館、3月4日まで)に行く。100年早かった智の人  ー  というサブタイトルがついている。

南方熊楠は、森羅万象を探求した「研究者」とされてきましたが、近年の研究では、むしろ広く資料を収集し、蓄積して提供しようとした「情報提供者」として評価されるようになってきました。…… とパンフレットにある。
会場では、フィールドワークの道具、菌類図譜その他、活動のアイテムが展示されている。熊楠の頭の中をのぞく旅に出かけませんか、というお誘いであるという。
揃いの制服を着た修学旅行の生徒が、目立つ。そのうちの1人が「私、ここにきて、とても緊張したな」と話していた。よかったよ。東京のお土産が、博物館で味わった緊張感、というのは、いいと思った。

 


セツの残雪

セツの残雪

 

昨日「私のセツ物語」(小池アミイゴ)をアップしてすぐ、Mさんから、こんなメールがとどいた。
「…… それにしても、あの大雪では、セツの前の坂道は上るも下るもできなくなってしまいます。いまは、どなたが雪掻きをしてくれているのでしょうか」。そういう心配は、彼女らしいというか、卒業生らしいというか。

行ってみた。降雪から1週間。さすがに、日向の雪は姿を消している。校舎横の階段も、なんなく降りることができる。坂道の雪も両脇に寄せられて、それが少し残っているだけだ。校舎の左手前に、片づけられて小山になった雪が見える。雪掻きの道具が、並べて置いてある。どなたが、片づけたのか。聞くすべもない。


…………
「私のセツ物語」は、コチラからごらんいただけます。

 


レンコンチップス

renkon

薄切りにしたレンコンを

トースターで焼いて

パリパリのレンコンチップス。

 

 


ムーミン谷、アンコール

MOOMIN ムーミン パペット・アニメーション展

 

「昨年暮。ムーミンの話がブログにのったらしいね。それ、見せてくれないか。なに、娘がセンター試験の地理にそれが出題され、答えられた。あのブログを見ておいて、なんとなく運がよかった気がすると、言うんでね」
「あれか。『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』という映画にちなんだ、松屋銀座の展覧会ね。試験でムーミンがらみの出題があり、物議をかもしたのは知っている。あのとき、谷は、そんな騒ぎになるとも思わず、静かで美しい風景だったよ」