staff

まるごと玉ねぎのスープ


KIMG2337

玉ねぎの甘い香りの

温かいスープ。

 


三井家のおひなさま

『三井家のおひなさま』展

 

『三井家のおひなさま』展が、ひらかれている。(三井記念美術館、4月8日まで)

日本橋に春を告げる「三井家のおひなさま」展。今年も三井家の夫人や娘が大切にしてきたひな人形やひな道具を、一堂に公開いたします。……  とくに京都の丸平大木人形店・五世大木平蔵が特別に制作した、浅野久子氏の幅3メートル、高さ五段の豪華なひな段飾りは必見です。(パンフレットから)
暗い照明のなかに、ひなの顔が浮かんでいる。

雪みちを雛箱かつぎ母の来る      室生犀星

という句を思い出す。雪国にも、やがて春。


幸福書房、閉店の日

IMG_8185

 

「魔法の本屋さん」40年で幕    代々木上原駅前  幸福書房    という見出しを見た(『東京新聞」2月19日夕刊)。 その記事から ー 。

品揃えの良さで約40年にわたって親しまれ、作家の林真理子さんとの交流でも知られる書店「幸福書房」(東京都渋谷区)が、二十日、閉店する。店舗の賃貸契約の終了が直接のきっかけだが、出版不況が背景にあるという。……
さらに、林真理子さんの話。…… 本はネットで買えばいいという人もいるが、ふらっと行って手応えのあるものを買うという習慣が大切。それがなくなる損失は計り知れない。

閉店の日。店内のあちこちに、ランの花かごのあるのが哀しい。棚に『チルチンびと』が、2冊。こうしてまた、町の本屋さんが消える。


『ミロコマチコ』展 チコク

『ミロコマチコ』展

『ミロコマチコ』展

 

「すばらしかった。圧倒されました」という友人からのメールに誘われて、世田谷美術館へ。というのは、大間違いであって『ミロコマチコ  ー いきものたちの音がきこえる』展は、世田谷文学館のほうだった(4月8日まで)。おかげで、約束の時間にチコクした。京王線・芦花公園駅から文学館への道のところどころに、まだ白い雪が残っているのに驚く。

〈いきものたちの絵を描いている間は、ずっと考えていられる。……〉というのは、会場内にあった作者の言葉だ。ネコがいる。ゴリラがいる。シマウマがいる。あの大きいのは、なんだ。マンモスかな。まさか。しかし、大きいことは、いいことだ。カマキリがいる。まだまだ、たくさんのいきものが登場するが、フトンから足を出して寝ているヒトの子が、かわいかった。

 


電動人形師の世界

電動人形師の世界

 

『ムットーニワールド  からくりシアター』を見に行く(八王子夢美術館・3月27日まで)。ムットーニ氏は、電動人形師である。

人形、光、効果音、背景の転換などの要素を詰め込んだ「箱」が、電動の仕掛けによりストーリーを展開していくという独自の世界を確立する。その作品は「自動からくり箱」と称され、高い評価を得ている。……(展覧会パンフレットから)
たとえば「クリスタルキャバレー」という話は、名もない小さな惑星につくられた一夜限りのステージで、光を放ちながら歌姫は歌う。…… という仕掛け。20いくつ、そういう「自動からくり箱」を楽しんだ。

さきの大雪の日。八王子駅からのテレビ中継が、さかんに流れた。都心で降り始めたとき、八王子ではレポーターが、もう積もった雪を手ですくって見せたりしていた。「雪というと、駅前に中継車が並びます」と、美術館横のレストランの方が、笑っていた。

 


高菜のおにぎり

takana

高菜の葉をそのまま

くるりと巻いて

高菜のおにぎり。


Kit Kat 伝説

Kit Kat

 

受験シーズンになると、きまって、合格祈願のお菓子として「Kit  Kat」が話題になる。キット カツ  という願いが込められているのだという。

キットカットがこの世にデビューしたのは、一九三五年九月である。……と、『チョコレートの世界史』(武田尚子著・中公新書)にある。そして、ここには、キットカットについて、いろいろな話が書かれている。
初めは、チョコレート・クリスプという名前だったこと。クリスプとは、サクサクシャキシャキという食感をあらわす語であること。ウエハースとチョコレートが多層になっているのは、当初から同じであること。誕生までにもっとも難しかったのは、ウエハースを薄く均等な厚さに焼き上げることだったこと。キットカットという名前の由来には、定説はない。伝説では、18世紀のロンドンに Kit -Cat Clubという店があった。それにちなんだものである、というのが、有力だ。

……  などなど、である。 長々ご紹介したけれど、「ムーミン」のように、ここから出題されるかもしれませんよ。

 


今日は「ねこ日和」

竹脇麻衣 作品展    ねこ日和

 

敬愛なる みなさまへ
……  という書き出しで、イラストレーターの竹脇麻衣さんから、「竹脇麻衣 作品展  ねこ日和」のお知らせが、とどいた。それによると、2月22日の「猫の日」にちなんで、とある。いろいろな記念日があるのは聞いているが「猫の日」は知らなかった。展覧会は、伊勢丹  新宿店で、2月14日からだという。行ってみよう。

竹脇麻衣さんは、セツ・モードセミナーの卒業生で、この “ 広場 ”  の「私のセツ物語」にも、登場。「涙のコーヒーブレイク」というタイトルで、セツ先生の懐かしい想いを、繊細に描いてくれたひと。もういちど、読んでみよう。
(竹脇麻衣さんの「私のセツ物語」は、コチラからごらんいただけます)

 


『羊の木』を観に行く

羊の木

羊の木

 

映画『羊の木』を、TOHOシネマズ新宿へ観に行く。…… 国家の極秘プロジェクトとして、港町に受け入れられた6人の 受刑者。その “ 新住民 ” は、すべて元・殺人犯だった。…… というふうにストーリーは展開すると、パンフレットにある。原作は、山上たつひこさん。

———–
始まる前の客席で、テレビで見た金沢の大雪のニュースを思い出したのは、山上さんが、金沢にお住まいだと、うかがったからである。今日の天気は、どうだろうと、ここに来る前に、やはり金沢在住のMさんに聞いたら、とにかく、真っ白。家の前の松の木も雪をまとい、なんの木か、わからない。町バスは、運休。宅配も、今日は中止らしい。雪はふわふわの雪。スーパーに行ったら、パンは売り切れていた。外にいるのは、雪かきの人だけ。平成で二度目の大雪だという。

しらぬまにつもりし雪のふかさかな 久保田万太郎
———–

“ 新住民 ” を迎えに行くところから、映画が、始まった。

 


なつかしき「みんなのうた」

みんなのうた

 

『「みんなのうた」の世界展』へ行く。(杉並アニメーションミュージアム・3月25日まで・入場無料)。
NHKの「みんなのうた」は、なつかしい。「大きな古時計」 が聞こえるかと思えば「おお牧場はみどり」が流れる。そうそう「森へ行きましょう」「山口さんちのツトム君」もあった。歌が流れ、映像が流れ、それに使われた人形などが、展示されている。あっ!宇野亜喜良さんの、作品 もありました!
子どもよりも、ついてきた親のほうが、熱心にビデオをのぞき込み、歌に合わせて、調子をとっていたりする。でも、わかるな、その気持ち。