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KAIE さんの訃報

KAIE さんが亡くなられたことを、うかがった。川村 都さんのスタイリストの学校から、セツにすすんだ方だった。この「広場」の『私のセツ物語』でも、そのことを、書いている。もう一度、彼女の『私のセツ物語』を掲載し、ご冥福をお祈りいたします。
………

KAIE

「あのね。私はセツで解放されたの!」

KAIE(アーティスト)
1997年~2000年在籍
 

 入学した当時は、セツの大先輩である川村都さんが運営するスタイリスト学校を卒業したばかり。痩せっぽっちのケイト・モスに憧れていて、あんなガリガリの人が描けるオシャレな場所はないかと探していたら、この学校にたどり着いたんです。
 そしたら、雑誌Oliveから抜け出てきたみたいな、「前髪パッツン&ボーダー似合いすぎ」の生徒さんが多いのにビックリして、私の着こなしがまだまだ未熟だと落ち込んだり、勝手にライバル視してみたり(笑)。でも本音は、「この人達とお友達になれたらなぁ」だったんですけどねぇ♪

 人物水彩の授業では、どう描けばいいのかわからなくて、周りの人達の絵を覗き見してたら、目や手だけを画用紙いっぱいに描いてたり、下絵もなく色だけベタベタ塗ってたり、綺麗な色を塗り重ねてるだけの人とか、もう、なんでもOKだったんです!!
 むふっ!ニヤリ♬
 その時に私は気付きました。
 「ここでは、みんなと同じじゃなくていいんだねぇ!」
 「なんでも受け入れてくれる場所なんだねぇ!」ってコトを!
 とっても心地良くて、自分の存在価値を認められたような気持ちでした♫

 初めてセツ先生に「うん、これいいねーA☆」と評価された時の嬉しさは今も覚えています。
 「見せて見せて!」と生徒さんも私の絵の前に集まってきて、あっという間に友達も沢山できました。それからは、セツに通うことが、セツ友と会う為か、絵を描く為か分からなくなってきたけど、楽しかったからどっちでも良かった。

 そうそう、セツ先生と一緒にデッサンをしている時、「いいこと教えてあげる! セツに来て有名になっている人はね、毎日真面目に来てるやつか、たまーにしか来ないやつのどっちかなの!」
 そう言ってたコトが記憶に残っているんですが、その言葉の意味はどういうことなんだろうか?今でもずっと考えているんですが。。

 私はセツで、「自由でいいんだよって」教えてもらったんです!
 だから20年が過ぎても、やりたい事を精一杯やれてます!

 セツの庭で、星先生の淹れてくれたコーヒーを片手に、ブリキの灰皿を囲んで、どうでもいい話をしながらタバコを吸っていた時間が愛おしいです!

 


 
星信郎 より:

吉澤さん、なるほどセツ先生をこう描きましたか! すっきりと味わい深い、年齢性別不詳 、そして上品さを保って。
たしかに先生は訳のわかんないコトを言うことあったよね、だからそのコトをずうっと考えてしまって、いつか解ったり解らなかったり???
でもね、先生が生徒に対する希望は唯一つだけ、それは美のわかる人になって欲しいということだったらしいよ。いくら有名になっても美のわかんない人はなにか下品だ、と言ってましね。
だからね、吉澤さん大丈夫よ?

 

KAIE より:

星先生、素敵なコメントありがとうございます。20年前の記憶をたどって、セツの思い出を書くことは、あまりにも遠い記憶になってしまい、忘れられない断片だけを何とか見つけて、繋ぎ合せていく作業でした。
「美のわかる人」がセツ先生の希望だったんですね。少し謎が解けた気がします。
星先生の淹れてくれるコーヒーが一番美味しいと思うのは今も変わりませんよ!!

 


ル・コルビュジエの原点

ル・コルビュジエ  絵画から建築へ ー  ピュリスムの時代』展

クッキー

 

『ル・コルビュジエ  絵画から建築へ ―ピュリスムの時代』展(国立西洋美術館、5月19日まで)に行く

〈世界遺産で、「ル・コルビュジエ」の原点を観る。〉というフレーズがパンフレットにある。そして、こういう文章も。
(…、本展はル・コルビュジエと彼の友人たちの美術作品約100点に、建築模型、出版物、映像など多数の資料を加えて構成されます。ル・コルビュジエが世に出た時代の精神を、彼自身が作り出した世界遺産建築の中で体感できる、またとない機会となるでしょう。…〉

もう一つ。こういう言葉も。〈見つかった。何が?― 建築が。〉
ショップで、クッキーを買う。

 


ベニシアさん、東京 銀座へ

ベニシアさんの手づくり暮らし展

 

『チルチンびと』や、この『広場』で、おなじみのベニシアさん。いま『ベニシアさんの手づくり暮らし展』が、ひらかれている。(松屋銀座で、3月11日まで)

「京都大原の庭とキッチンから」というサブタイトル。大原の四季、人生の四季が、たくさんの写真で語られる。展示の途中に、庭が設えられていて、そこは撮影自由。いろいろな花が咲き、おや、薪も積んである。会場では、ファンのもとめでサインする姿も。その列は、長く続いていた。

 

 


おじいちゃんとの思い出の味

ゆっくりカフェで過ごすのが好きなamedioですが

カフェ好きになったのは

おじいちゃんの影響が強いように思います。

 

子どものころ、おじいちゃんの家に遊びに行くと

「一緒に行くか?」と

よく近くの喫茶店に連れて行ってもらいました。

 

おじいちゃんは、決まって珈琲とサンドイッチを注文。

喫茶店の店員さんとも仲良しで

プカ~とたばこをふかして、珈琲を飲みながら、

新聞を読んだり、店員さんと冗談を言い合ったり…

 

私と弟は、必ずアイスココアとパリジャンを

頼んでいました。

アイスココアのうえにある

アイスクリームに

きれいなスプレーチョコが乗っていて

それをそ~っとすくって食べるのが

幸せな時間でした!

失敗すると、アイスが沈んでしまい、氷がたくさん

くっついて食べにくくなるので、

そ~っとそ~っと、慎重に食べていたのを

今でも覚えています。

パリジャンは、ジャガイモグラタン♪

パンとグラタンが両方

ちょうどなくなるように

一生懸命考えながら

食べていました( *´艸`)

 

おじいちゃんは、あまりおしゃべりをしない人でしたが

私たちが、食べている姿を見て

「いっつも、それ頼むな~」とニコニコしていました。

 

私も弟も、このメニューが大好きだったのですが

私たちが住んでいたところには

この喫茶店がなかったので

おじいちゃんの家に行くことになると

「パリジャン食べられるかな~♪」なんて

楽しみにしていました( *´艸`)

 

大人になった今は、アイスココアではなく

おじいちゃんと同じように珈琲を飲むようになりましたが

この喫茶店に行くと、今でもパリジャンを

注文してしまいます(*^_^*)

 

「一緒に行くか?」の声はもう聴けないけれど

思い出の味とともに、おじいちゃんのことを

思い出すamedio  でした(*^-^*)

 


『イグ・ノーベル賞』のトガった研究

イグ・ノーベル賞の世界展

「世界のトガった研究、続々!」というキャッチのついた『イグ・ノーベル賞の世界展』(東京ドームシティ Gallery  Aamoで、11月4日まで)に行く。
イグ・ノーベル賞とは、1991年に創設された「人々を笑わせ、そして、考えさせてくれる研究」に与えられる賞で、「裏ノーベル賞」とも言われているという。「床に置かれたバナナの皮を、人間が踏んだときの摩擦の大きさ」で、日本人も受賞している。「なぜ、キツツキは頭が痛くならないのか」の研究もある。「ガスマスクに変形できるブラジャーの発明」の研究もある。会場出口のショップで、もしこのマスクを売っていたら、おみやげに買おうと思ったが、ザンネン、ありませんでした。


歌舞伎と文楽のエンパク玉手箱

 

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夏休みの前だからか、人の少ないキャンパスを通りぬけて、エンパク(早稲田大学演劇博物館)へ。開館90周年記念。
『ニッポンのエンターテインメント 歌舞伎と文楽のエンパク玉手箱』という長いタイトルの催し。(8月5日まで)。
 I  歌舞伎の玉手箱  II 人形浄瑠璃劇場  III  きらびやかな歌舞伎舞踊の世界   と三部にわかれ、衣装や人形のかしらや浮世絵が、楽しませる。
それとは別に、入ってすぐの部屋で、「女優 京 マチ子」の特別展示もひらかれていた。映画『八月十五夜の茶屋』のスナップ写真がある。雨の日、傘をさした京マチ子さんの姿が、懐かしい。

 

 


フルーツパフェ♪

morimoriのエッシャーとミラクルパフェのブログを

見ていたら、久しぶりにパフェを食べたいな~と思い

旦那さんのリサーチで、浅草の

フルーツパフェのお店に行ってきました♪

 

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フルーツパフェ

 

ここのお店では、苦手なフルーツがあれば

ほかのフルーツに取り換えてくれます♪

 

私は、ちょっとキウイが苦手だったので、

チェリーに交換してもらいました(≧▽≦)

店内も明るくて、とても居心地の良い

お店です♪

 

フルーツパフェは、数種類あり

私が頼んだのは「本日のフルーツパフェ」

一つ一つの果物がとっても

美味しかったです★

生クリームも甘すぎないので

フルーツそのものの味を楽しめます♪

  

とっても幸せなひとときでした♪

 

今度はまた違う季節に行って

旬のフルーツを楽しみたいな~と思う

amedioでした(*^_^*)

 

 

 

 


6月23日。セツ先生 命日

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1999年6月23日。セツ先生は、亡くなられた。

『セツ学校と不良少年少女たち』(三宅菊子著・じゃこめてい出版)をいまでも、懐かしく読み返すことがある。

たとえばそのなかの「ヘタクソが情熱を燃やして変わるとき」という章では、こんな言葉。

〈セツの2年間は、色をタブロオで、形をデッサンで勉強して、どうやら絵ということがおぼろげにわかってくる時間。絵描きにならせるための教育でも何でもないんです。ただ、ここで描いているうちに、その人の、その後の感じ方、生き方を変えると思う。あとは、そこから先は知らないよ。デザイナーになろうが、絵描きになろうが、勝手に自分で勉強してちょうだい。〉

……
セツに通った方々が、想い出を描く  「私のセツ物語」は、好評連載中。コチラからごらんいただけます。

 


八丁味噌と木の家

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『チルチンびと』96 夏号は、6月11日発売です。今号の特集は、
復活する「梁」
ガラス越しの夏  ー  創作の現場から
東海特集・八丁味噌と木の家
の充実三本立て。
〈東海特集〉には「八丁味噌のふるさとを訪ねて」という  minokamoさんの「カクキュー」からの、芳醇レポートがあります。

……

まずは、よい香りが漂う味噌蔵を案内していただきました。大きな木桶が並ぶ姿は、美味しいものができるに違いない !  と感じる光景。木桶は高さ1.8メートルもあり、上には山型に美しく積まれた石。この石を積むには10年以上の修業が必要で、重心が中心に向かうよう石の向きが少し斜めになっています。この積み方によって揺れると締まるようになっており、これまでに起きた地震で一度も崩れたことはないそう。

……

このほか、地域に根ざす木のお店、地元の工務店がつくる、心地よい木の家5題  などの話題も満載です。

……

『チルチンびと』96 夏号は、6月11日発売です。お楽しみに。

 


ガラス越しの夏 ー 創作の現場から

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『チルチンびと』96 夏号は、6月11日発売です。
今回の特集は、
復活する「梁(はり)」
ガラス越しの夏  ー  創作の現場から
東海特集・八丁味噌と木の家
の充実三本立て。
特集〈ガラス越しの夏 ー 創作の現場から〉は、ガラス作家、ガラス建具店を訪ねて、レポートします。たとえば、草花ガラスをつくる 藤木志保さん。その記事から。

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藤木さんのガラスは、植物から取った型からつくられている。川沿いに生えた草を一つひとつ眺め、手折る。採取するのは、形や表情が素敵だと思うもの。ガラスに置き換えるとどうなるだろうと考えて……。「植物は一度型を取ってしまうと萎れてしまう。命をいただいているという感覚です」。……
このほか、keino  glassさん、荒川尚也さん、西荻窪の建具店・駱駝、も登場します。
……
『チルチンびと』96 夏号は、6月11日発売です。お楽しみに。