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革小物工房をのぞいてみませんか

革小物工房・一粒舎の仕事部屋

 

『チルチンびと』春111号 の発売間近。
その誌面から。「革小物工房・一粒舎の仕事部屋」というカバンなどをつくる制作現場を訪ねた記事はいかが。そこには、こんなこだわりがあった。
〈 …… 二人が始めた「一粒舎」は、できるだけ土に還る素材を使うことがモットー。主要素材である革も、植物由来のなめし剤を使う植物タンニンなめしによるものを使用する。古典的な手法であるため、時間も手間もかかり流通数も少ないが、環境にやさしく、経年による変化を味わえるためファンも多い。〉
このほか、革小物の製造工程も追って、仕事部屋をたっぷりのぞかせてくれる。

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『チルチンびと』春 111号は、3月11日発売、特集「オーダーメイドキッチン」。特集「全国木育イベント『森のとびら』レポート」。おたのしみに。


薪ストーブの家コレクション

 

『チルチンびと』冬110号は、ただいま好評発売中です。特集は「暖かくて木の香りのする家」「SDGsと住宅」「薪ストーブカタログ2022」の三本立て。
その特集にぴったりなのが、「新しいまちでの、薪ストーブ暮らし・後からZEHにできる家」(設計・施工 ㈱未来工房)。
「展示場での打ち合わせで焼いてもらったパンが美味しくて。あの体験が薪ストーブを入れる決め手になりました。それから、建主を集めた薪ストーブの会なんてものがあるんですよ。そのおかげで知識や地域の仲間を増やしています」。
家が建って2年余り。住んでみての感想は、「薪ストーブを焚くと家中が暖かく、温度差を感じません」「夏は風が通って気持ちいいです。8月中旬に豪雨が続いた時も、湿気を感じずに快適でした。また杉やオークの材は明るい印象で綺麗。香りにも癒されます」と大満足だ。

薪ストーブの家コレクション。

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『チルチンびと』冬110号は、全国書店で発売中。お早めに !

 

チルチンびと 110号 暖かくて木の香りのする家


炎と緑を囲むしあわせ

「炎と緑を囲む家」(設計・松本直子)

 

『チルチンびと』冬 110号の特集は「暖かくて木の香りのする家」です。誌面から、暖かな、木の香りのする家をごらんにいれます。「炎と緑を囲む家」(設計・松本直子)は、いかが。

〈……シックな板張り外壁のアプローチに導かれ、玄関に足を踏み入れると、漆喰壁の白が眩しい。リビング・ダイニングには、庭が広々と映る大開口が。視線を流すと、スタイリッシュだ薪ストーブから吹き抜けの天井へ、すっと煙突が伸びる。煙突を辿り、天井へ視線を伸ばすと天窓からやわらかな光影が落ちる。〉

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『チルチンびと』冬 110号は、好評発売中です。お早めに書店へ。

 

チルチンびと 110号 暖かくて木の香りのする家


春支度は「なげいれ」から

花としつらえ

 

『チルチンびと』冬 110号、12月10日発売です!
特集は「暖かくて木の香りのする家」。新年を前に「花としつらえ」という、横川志歩さん指導による“なげいれ花”の話題も、用意してあります。

〈安土桃山期、茶席を飾る茶花として千利休が大成したとされる「なげいれ」。その信条は、日本の四季に生まれた草花のひと時の輝きを、なるべくありのままに生かすこと。〉というのが、なげいれのご紹介。さらに、文章はつづく。
〈「花を生けることによって、気持が変わりますよね。1輪でも命のあるものが入ると、家にも命が宿るんです」。横川さんのなげいれの魅力は、花と器、そして、空間の響き合いにあるようだ。〉
たくさんの美しい なげいれ の実例がごらんいただけます。

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『チルチンびと』冬110号は、12月10日発売です。お楽しみに。

 


小倉織をご存知ですか

『日本の美邸』8号

 

12月2日発売の『日本の美邸』8号のArt & Culture欄に、小倉織 ・ 築城則子さんが、登場している。
〈小倉織は、江戸時代から北九州の豊前小倉で盛んにつくられた木綿布だ。地厚で丈夫なことから武士の袴や帯に仕立てられ、徳川家康が鷹狩の際に羽織を愛用したといわれるなど、日本全国で珍重された。……〉
小倉出身の築城さんが、染色や小倉織に魅せられ創作する経緯は、アトリエでの日々とともに語られる。そして、その築城さんと作庭家・古川三盛さんとは、奇しくも、同じ小倉高校の先輩後輩。「風土と人と工芸品」と題して二人の話ははずむ。
古川 「小倉」と名が付いても、あまり価値がなかったですしね。修学旅行なんかでも、関西に行くと「おぐら」高校と間違われました。
築城 (笑)私が小倉織の再生をはじめてからも、長い間「おぐら」織と言われました。やっと最近、「こくら」と正しく読んでいただけるようになりました。
経糸と緯糸の織りなす美しい世界をお楽しみください。

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『日本の美邸』8号は(風土社刊)、12月2日発売です。


『小林清親』展のお知らせ-練馬区立美術館から

小林清親展

 

〈小林清親は、“最後の浮世絵師”とも呼ばれる、明治期を代表する浮世絵師です。明治9年のデビュー作、東京名所シリーズは淡く明るい色調で光と影、天候や時間をも表現した、まるで水彩画のような木版画で“光線画”と呼ばれ人々の絶賛を浴びました。……〉というのが、パンフレットに書かれた紹介文。

そして、この美術館では、2015年に、『小林清親展』を開催、それが縁で作品、資料、遺品などを寄託された。この展覧会では、そうした未公開資料などを展示。それが、2015年の「増補」サプリメントとして開催するゆえんであるという。
期日は、11月23日から来年1月30日まで。
おっと、忘れるところでした、入場は無料 !

 


古建具が人気です

古建具図鑑


『民家の再生と創造』②(チルチンびと別冊 62号)が、好評であるという。コロナ禍で、外出もままならぬ折、古民家を、読んで楽しむ人が多いのだろう。その楽しみの一つに、古建具がある。今号の「古建具図鑑」は、こういう書き出しである。
〈近頃、古い建具の人気が高まっているらしい。古民家にあこがれて、これをそのまま移築しようとする動きもあるが、それには新築と同様、あるいはそれ以上の費用がかかる。したがって、より手軽に古民家の風情を楽しむためには、古材の一部を再利用してということになるが、これと同じような感覚で古い建具が求められているのだろう。……〉(「古建具の魅力と使い方・松本昌義)。
そして、格子戸をはじめ、障子、襖、間仕切り、欄間などの品々が紹介され、アンティークのお店、古色図鑑とつづいている。

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民家の再生と創造』②チルチンびと別冊62号 は、風土社刊、好評発売中。お早めに書店へ!

 


左官になった青年『チルチンびと』108 夏 号の予告篇!

左官になった青年『チルチンびと』108 夏

 

その青年、深町徹さんは、福岡県出身の33歳。10代の頃からブロック屋、土間屋、住宅メーカーの下請けの左官屋などの仕事に就き、20歳の時に左官職人に弟子入り。8年ほどの修業を経て、「深町左建」を開業した。
「テレビで左官職人の仕事を見て、『これが本当の左官仕事だ』と思って。京都や名古屋で修業を積んで弟子上がりした親方のもとに入りました。……
「なるべく昔からある素材で、味が出ずさらっとした、伝統的な仕事がしたい」というのが、彼のめざすスタイルだ。こんなふうに人生を塗り続ける。

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『チルチンびと』夏108 号は、特集「いい家の条件」。6月11日発売です。お楽しみに。

 


冬の公園へ

冬の公園

 

公園は、冬のほうがいい。
という書き出しの、山口瞳さんのエッセイが、好きだ。

冬の公園は空いている。
空気が澄んでいる。
暖い日の冬の公園はいい。すこしぐらい寒い日でもいい。木の葉がすくないから、すきとおって見える。遠くまで見渡せる。乾燥しているから、音がひびく。静かだ。落ち葉がないから径も固くかわいている。陽差しが薄いから森が美しく見える。

と、つづいていく。
また、読んでいるうちに、公園に行きたくなって、井の頭公園に行った。

公園は冬のほうがいい。

 


眠り展の目覚め

眠り展

 

『眠り展』(東京国立近代美術館、2月23日まで)に行く。「アートと生きること  ゴヤ、ルーベンスから塩田千春まで」というサブタイトル。
序章の「 目を閉じて」から始まって「夢かうつつか」「生のかなしみ」「私はただ眠っているわけではない」「目覚めを待つ」「存在の証しとしての眠り」「もう一度 目を閉じて」とつづいていく。
観ているうちに、この間、ラジオの情報番組で知った「人間は7時間、睡眠をとるのがいちばん体にいい。長生きする」という、研究結果を思い出した。たくさんの絵や写真の眠る人に、もう起きたほうがいいんじゃないか、と語りかけた。