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『羊の木』を観に行く

羊の木

羊の木

 

映画『羊の木』を、TOHOシネマズ新宿へ観に行く。…… 国家の極秘プロジェクトとして、港町に受け入れられた6人の 受刑者。その “ 新住民 ” は、すべて元・殺人犯だった。…… というふうにストーリーは展開すると、パンフレットにある。原作は、山上たつひこさん。

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始まる前の客席で、テレビで見た金沢の大雪のニュースを思い出したのは、山上さんが、金沢にお住まいだと、うかがったからである。今日の天気は、どうだろうと、ここに来る前に、やはり金沢在住のMさんに聞いたら、とにかく、真っ白。家の前の松の木も雪をまとい、なんの木か、わからない。町バスは、運休。宅配も、今日は中止らしい。雪はふわふわの雪。スーパーに行ったら、パンは売り切れていた。外にいるのは、雪かきの人だけ。平成で二度目の大雪だという。

しらぬまにつもりし雪のふかさかな 久保田万太郎
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“ 新住民 ” を迎えに行くところから、映画が、始まった。

 


なつかしき「みんなのうた」

みんなのうた

 

『「みんなのうた」の世界展』へ行く。(杉並アニメーションミュージアム・3月25日まで・入場無料)。
NHKの「みんなのうた」は、なつかしい。「大きな古時計」 が聞こえるかと思えば「おお牧場はみどり」が流れる。そうそう「森へ行きましょう」「山口さんちのツトム君」もあった。歌が流れ、映像が流れ、それに使われた人形などが、展示されている。あっ!宇野亜喜良さんの、作品 もありました!
子どもよりも、ついてきた親のほうが、熱心にビデオをのぞき込み、歌に合わせて、調子をとっていたりする。でも、わかるな、その気持ち。

 


「ブリューゲル」展の冬景色

「ブリューゲル」展

 

「ブリューゲル」展が、開かれている(東京都美術館、4月1日まで)。「画家一族150年の系譜 」   というサブタイトル。パンフレットには、さらに、「受け継がれた一族の魂」「画家一族がやって来る」という文句が踊っている。一族、一族、一族。家系図も、のっている。

ピーテル・ブリューゲル1世(父)/ ピーテル・ブリューゲル2世(子)/ ヤン・ブリューゲル1世(子)/ ヤン・ブリューゲル2世(孫)/  アンブロウス・ブリューゲル(孫)/ アブラハム・ブリューゲル(ひ孫)/ ヤン・ファン・ケッセル1世(ひ孫)/  ヤン・ピーテル・ブリューゲル(ひ孫)

東京で大雪のすぐあとに行ったから、ピーテル・ブリューゲル2世の、雪に埋もれた村の絵が目についた。「鳥罠のある冬景色」。1601年の作らしい。それから400年以上たっても、雪の積もる様子は同じであることを、うれしく思った。

 


南方熊楠の頭の中

「南方熊楠 」展

「南方熊楠 」展(国立科学博物館、3月4日まで)に行く。100年早かった智の人  ー  というサブタイトルがついている。

南方熊楠は、森羅万象を探求した「研究者」とされてきましたが、近年の研究では、むしろ広く資料を収集し、蓄積して提供しようとした「情報提供者」として評価されるようになってきました。…… とパンフレットにある。
会場では、フィールドワークの道具、菌類図譜その他、活動のアイテムが展示されている。熊楠の頭の中をのぞく旅に出かけませんか、というお誘いであるという。
揃いの制服を着た修学旅行の生徒が、目立つ。そのうちの1人が「私、ここにきて、とても緊張したな」と話していた。よかったよ。東京のお土産が、博物館で味わった緊張感、というのは、いいと思った。

 


ムーミン谷、アンコール

MOOMIN ムーミン パペット・アニメーション展

 

「昨年暮。ムーミンの話がブログにのったらしいね。それ、見せてくれないか。なに、娘がセンター試験の地理にそれが出題され、答えられた。あのブログを見ておいて、なんとなく運がよかった気がすると、言うんでね」
「あれか。『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』という映画にちなんだ、松屋銀座の展覧会ね。試験でムーミンがらみの出題があり、物議をかもしたのは知っている。あのとき、谷は、そんな騒ぎになるとも思わず、静かで美しい風景だったよ」

 


上を向いて揚げよう ー 凧揚げ大会

上を向いて揚げよう ー 凧揚げ大会

 

やっぱり、大野正博さんは、いた。研介君も、いた。大野さんは、本誌でもおなじみの建築家。息子・研介君は、この“ 広場 ” で、凧名人として、有名だ。西荻窪駅近くの公園。手づくり凧揚げ大会である。晴れているが、風が強く、寒い。
大野さんに聞くと「凧揚げ大会は、今年になって今日でもう3回目です」と言う。「暮には、凧市に行っていい凧を買いました。いま揚げているのは、湯沢の凧名人がつくった凧です。でも、今日は風がよくないなあ。乱れているでしょう」。研介君は、会場内の「凧病院」で具合の悪い凧の治療をしたり、うまく揚がらないひとを手伝ったり。大忙しだ。
風が吹かなくても、雨が降っても、凧名人たちは大会に集まってくるという。凧を語るのが、なにより楽しいのだという。
上を向いて揚げよう、幸せは空の上に、ですか。


………
凧名人・大野研介君の作品はコチラでごらんになれます。

 


ユージン・スミスとアジェ

ユージン・スミスとアジェ

ユージン・スミスとアジェ

 

JR 恵比寿駅から、動く通路に乗って東京都写真館へ。右側を足早に通り抜いて行った男が「俺にとっては、盆と正月が来たようなものだから」と話しているのが聞こえた。『生誕100年のユージン・スミス』と『アジェのインスピレーション ー ひきつがれる精神』(1月28日まで)を見に行くのである。あ、盆と正月とは、この2つのことか。
ユージン・スミス夫人のアイリーンさんには、取材でおめにかかったことがある。原宿 セントラルアパートの近くで、だった。それはもう、大昔の話だ。アジェの会場で、清野賀子さんの写真を見る。清野さんは、アジェの作品を見るのを好み、その中に自身の感受性に通じる美意識を見出していた、と解説にある。清野さんとは、同じフロアの隣の部で仕事をした。それももう、大昔の話だ。

 


すぎもりえり個展「もういいよ」

すぎもりえり個展「もういいよ」

すぎもりえり個展「もういいよ」

すぎもりえり個展「もういいよ」
 
1月16日から1月21日まで。小田急  成城学園前駅 近くの cafe gallery Quo vadis で。
 
藁の匂いのする黒髪に頬よせてわれら眠らん山羊寝しあとに
 
という、寺山修司の歌を、この絵を見て、ふいに思い出した。
 
 

ヘプバーン人気

『オードリー・ヘプバーン』写真展

会場内 、平均年齢70歳の男女で満員。『オードリー・ヘプバーン』写真展(日本橋三越本店、1月22日まで)である。
そのオードリー・ヘプバーンについて、淀川長治さんの、こんな思い出。

〈…… ぼくね、えらいことしたのよね。ニューヨークで、オードリー・ヘプバーンの芝居、「ジジ」というのをやってたのよね、コレットの。…… ぼくは、その劇場の前を通ったのよ。…… ポスターを見たら、ロングスカートなの。それで名前が、むずかしいのばっかり出てるのね。オードリー・ヘプバーンと出てたのね。知らないもん、そのころは。(笑)……でも、通り越さずあれ観ておったらねえ。あれを観て、ウィリアム・ワイラーが、『ローマの休日』に使ったのね。もう『ローマの休日』に使う女優がいなくて、この監督、困ってたらしいのよね。…… オードリーの芝居を観ていっぺんで使ったらしいね。……〉(『映画は語る』淀川長治・山田宏一、中央公論新社  から)

 


今年最初のバスツアー!

 

今年初めてのバスツアーへ参加してきました!

今回、参加したのは「安房國三社巡りツアー」

千葉県の南端の神社巡りです

 

 

天気もよくて

とてもすがすがしい空気♪

 それぞれの神社で

今年の目標と誓いを立て

頑張るので背中を押してくださいと

お願いをしてきました(≧▽≦)

 

2018年も成長できる一年になるように

努力しようと

決意を新たにしたamedioでした