
吉祥寺、キチムへ行く。
ここは、ご存じ、もとはKuuKuu ですね。諸国空想料理ですね。いま、たくさんのデッサンと絵が、行進している。代々木デッサン会の作品展が、開かれている(9月3日まで)。描くことを愉しむ人たちの雰囲気が店の中に漂っていて、それが、とても気持ちがいい。「ここは スペースにゆとりがあるので、お客さんのじゃませず、じゃまされず、作品を楽しめるんです」と、デッサン会の北村さんが、言った。会の方に、ご挨拶する。話をしていると、世間の狭いこと。あっちこっちのご縁が絡み合う。それが、すこしも鬱陶しくなく、会話も行進。
いい夏の午後になった。
2017/08/29 morimori, イベント, 未分類
AUTHOR:admin

『ガラスの仮面展 ― 連載40周年記念』へ行く。(松屋銀座で、9月4日まで)。
たくさんの原画、そこから抜き出されたセリフの数々。その一つひとつをたんねんに読み、見つめる女性たち。見終わって会場を出ると、カフェ「月影」が待っている。紫のバラのソーダフロート(税込 1,070円)など、あり。それ、飲まなかったんですか? と訊かれる。そうなんです。入場してから出るまで、なんか、ずっと、こそばゆくて。落ちつかなかった。メニュの一部をごらんにいれるだけで、お許しください。美内すずえさま。


2017/08/26 morimori, イベント
AUTHOR:admin

「こぐまちゃん」シリーズの作者・わかやまけんさんが亡くなった、という記事を新聞で見て、驚いた。享年85。
『しろくまちゃんのほっとけーき』の奥付けを見ると、1972年初版で、2017年6月に212刷、となっている。この本は、何人ものお母さんに、さしあげた。「おかげさまで、今夜、10回、くりかえし読まされましたよ」と、言われたことがある。「親子で、ホットケーキをつくりました」というメールをもらったりもした。
オトナもコドモも惹きつけるこの作者の素朴な味と香りは、ホットケーキに似ている。だれもが、飽きることなく、これからも、ページをめくることだろう。
2017/08/22 morimori, 書籍
AUTHOR:admin

銀座ロフトのエスカレーターを6階でおりると、左前方の棚にエンピツが並んでいた。 世界各国のエンピツが集まっているペンシル・バーができた、という。そう聞いては、行かざるを得ない。紙にエンピツで書いていくときの、心地よい抵抗感。買い求めたのが、この6本。全部6B。
ヘミングウェイは、原稿をエンピツて下書きして、そのあと、タイプライターで仕上げた、となにかで読んだことがある。愛用したのは、2Bだったという。せめてその3倍の 魅力の文章をと願って、6Bを買った。
2017/08/20 morimori, 雑貨
AUTHOR:admin


『おさるのジョージ展』(松屋銀座)へ行く。Curious George というサブタイトル。会場も、好奇心イッパイ、という子どもたちが多く、賑やかでいい。
レイ夫妻が描く「おさるのジョージ」のシリーズは、岩波書店の本で、何冊も読んだ。ジョージは、主役でありながらワキ役、という感じがする。それが、いい。絵の中で、けして出しゃばらず、うるさくなく、かわいらしく、動くのである。
この展覧会は、8月21日まで。もうすぐ終わりますよ、とジョージからの伝言です。
2017/08/18 morimori, イベント
AUTHOR:admin

オランダから来日したビジネスマンに、どこを見たいか、と訊いたら、「シブヤのスクランブル交差点」と答えたという。案内したら、写真を撮ったり、歩いてみたり、とても満足した様子だったという。
そんな話を思い出し、暑い、シブヤ駅前の人波にもまれながらBunkamura ザ・ミュージアム へ。『ベルギー奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで』(~ 9月24日)を見る。
500年の美術の旅は、奇想のスクランブルのなかを往くのであった。
2017/08/14 morimori, イベント
AUTHOR:admin

8月21日は「噴水の日」であるという。
明治10年のこの日、上野公園で開かれた博覧会に、初めて西洋式噴水がつくられた。それにちなんで、のことであるという。
いまその跡つぎとなっている噴水を、美術館の帰りに見た。
噴水のりちぎに噴けり萬愚節 久保田万太郎
この噴水は、タイマーでいろんなバリエーションを、いろんな季節に、りちぎに噴くのである。
2017/08/10 morimori, その他
AUTHOR:admin