南相馬市からの便り

チルチンびと本誌、広場のコラム「自分らしくコスメ」の著者である

境野米子さんは、福島県の古民家で暮らしている。

昨年お邪魔して、その茅葺屋根の堂々たる存在感と迫力に驚いた。

葺き替えるのには非常に多くのお金も人手もかかるけれど、

地元の萱と地元の人の手で行うことに意味がある。とお話されていた。

食卓には山菜を使った保存食や、畑で採れた野菜が並び、

自然の恵みを満喫させていただいた。

しかしこの春、そのどちらもが放射能の危険性に脅かされている。

両極端な専門家の意見、溢れる情報、曖昧な指示…

米子さんは、ご家族や職人さん達の健康を守るため、

ご自身でウクライナ製の放射能測定器を購入したそう。

無色透明、人間の五感では太刀打ちできない相手だけに、

これが正解という答えを出すのは本当に難しく、日々溢れる情報に

惑わされて自己判断といわれてもみんな困るだろう。

避難すべきかとどまるべきか。お子さんのいる方いない方、

個人の価値観によっても見解は違ってくると思う。

今日のエントリは、原発から30キロ、南相馬で、何が起きているか!

「自分の身に起こりうる理不尽な出来事としてこの事実を知って伝えてください」

という、心から振り絞るような声。

うこぎ

つくし

大きな茅葺屋根の古民家


つくしんぼ

小さい頃、団地に住んでいて、団地の前はだだっぴろい草むらでした。

小さかったから、とっても広く見えていたけれど

きっと大人からしてみれば、そんなに広くもない空間。

 

毎年、毎年、そこにはたくさんのつくしんぼが生えていて

ビニール袋いっぱいに摘んでは持ち帰り

お母さんに得意気に見せたりしていました。

 

引っ越しをして、ちょっぴり都会に行き

時代とともに、公園も減り、空き地も減り

コンクリートばかり

 

今は一年に一度も見ないこともあるつくしんぼ

 

小さい頃はどこにでも生えているのが当たり前だと思っていたけれど

今は探さないと見つからないつくしんぼ

 

あのころは、いっぱい摘んでいたけれど

今は1つでも見つけることで小さな幸せをくれるつくしんぼ

 

今年は、見れないかと思っていたけれど 皇居外苑で見つけました。

 

地面から、一生懸命顔を出して生きている力に ちょっぴり感動した一日でした。

 

amedio(*^-^)


「みんな丘へvol.2」平屋ギャラリー

flyer

 

老朽化で、取り壊しになる平屋でのイベント。

サイトのイラストを担当してくれた西さんが参加していると言うので、遊びに行ってきました。

緑がずーっと続く大学通り沿いを15分ほど歩いたところ。
知らない間に春になっていました。

入れ替わり立ち代わりいろんな人がやってきてかなりの賑わい。

hiraya_gallery

外からの様子

nishi_shuku

西さんのイラスト

gallery

梁の上にも展示が

 
今月末にも根津で展覧会が行うようです。

 「絵、音、形、」
 表現方法の異なる3組の作り手が、共通のテーマで作品を作成・発表する展覧会

  西 叔 (イラストレーション)
  扇谷 一穂 (音楽と絵)
  ヒサマツ エツコ (空間)

  日 時:2011年4月29日(祝・金)~5月4日(祝・水)
      12:00~20:00 最終日17:00 close
  場 所:ギャラリーやぶさいそうすけ
      東京メトロ千代田線 根津駅①出口より徒歩2分

 


続 ・ 花を見に行く

  — 上野へ花見に。その途中、「十三や」 という、くし屋さんの看板。以前、この店のご主人に聞いた話を、懐かしく思い出した。
 「くしをつくるのに、難しいのは、やっぱり歯ですね。歯をつくる仕事には、蛍光灯はダメです。自然の光じゃないと。そうでないと、歯のなかまで見えないんですよ。だから、夏場がいい時期。朝9時すぎから夜7時こ゛ろまで、座って仕事をしていますよ」
 「 いいくしはねえ、くしの重さと手の重さだけで、力をいれなくても、髪を通るんですよ。ここのくしを買ったひとが、これまで使っていたのに比べると、歯が髪によく食い込んで、怖いっていうんです。でも、くしって、本来、そういうものですよ」
 店の入り口のガラス戸に、春の日ざしが光って、なかの様子はうかがえない。それでも、くしの歯を削り、磨いている姿が、見えたような気がした。

shop

morimori


風土カリー

 

チルチンびと地域主義工務店の会、定例会で振舞われる、

風土社・山下社長のカレー。

1昼夜かけて煮込んだ野菜の旨味がじわじわ。ウマイ!

いろんなものがじっくり煮込み煮込まれ、「風土」っていう味。

しかし後味はサッパリ。その極意はこんど自分のカレーに使おう。

 こちらは一見なんだかわからない、煮込み。

キャベツとタマネギの甘み+トマトの酸味+豚肉の旨味、

そこに少々シナモンが入って、絶妙なハーモニー♪

うまいっ。。肉料理だけど白ワインに合う。これも「風土」な味がする。

 

このごん太アスパラは栃木・イケダ社長のさしいれ。

甘く、みずみずしく、たっぷり。自然の味わいがたっぷり。

なにもつけないで食べても美味しい!!

風土な味の数々でした。takeko

 


えがちゃん

「江頭2:50」はじめて見たときは、この人なんなの?!!と思っていた。

しかし、いつのころか好きになっていた。

 

地球を持ち上げているえがちゃん

えがちゃんが地球を持ち上げているガチャガチャのストラップ。

他のバージョンがもっと欲しかったが、あっという間にガチャガチャの本体が撤退!!

いったいなぜ?!?!?!?!?!

 

えが茶ん

1クールのレギュラーより、1回の伝説!!

烏龍茶はおいしかった。

a-van


☆オーロラ☆

思い出がいっぱいのフィンランド旅行に行ったのは、もう5年前。

新婚旅行で「どうしてもオーロラがみたい!!」…と、ほぼ私のゴリ押しで行き先が決定(笑)

 

オーロラを見る条件は意外と厳しくて、

晴れていないといけないし(雲があると見えないから)、暗くないといけないし、

オーロラの動きが活発じゃないとだめ…。

 

私たちが行った時は、空が分厚い雪雲に覆われて、見られませんでした…涙

(帰りに飛行機の中から、根性でオーロラを探し、チラッと見たけれど、機内が明るかったので、毛布で窓を覆ったりしてやっと見えたという状態…)

 

 ホテルのお土産屋さんで見つけた、このオーロラスタンド。

 aurora

 後ろにキャンドルを置くと、オーロラが揺れているように見えるのが素敵♪

 いつか、こんなオーロラを見たい!!と、リベンジを誓った思い出の品です。(amedio)


毒キノコ?

これは、石川県の山中で撮ったものである。

毒キノコなのか?美味しいのか?

チャレンジ出来ない自分が、そこにいる。。

kinoko

kurara


悪趣味の一つ

家の壁紙、よく見るとこれは桜ではないだろうか。

wallpaper

金色に花といった全体の印象で、
ほぼ衝動的に購入したものだけにあまりよく見ていなかったが。

考えてみると金色の壁紙とは、悪趣味の一つだったかもしれない。

しかしながら、この壁紙はどこかしら控え目さがあって品がいい。
(そこに一目ぼれしたのだけれど)

それはなぜか。桜であるからなのかもしれない。

でも本当にこれは桜なのか?

フランス製の壁紙だけに、あやしい。

フランスには桜があるのか調べてみる。

あるけど、ピンクの桜が一般的らしい。この絵はピンクじゃない。

まぁ、いっか。

私は桜と思おう。

wallpaper

vigo


花を見に行く

 上野へ花見に。 歩いていると、すぐ前を、若いふたり連れ。オトコか言った。「去年より、5日、満開が遅れたらしいね」オンナが言った。「それって、サク ラも自粛したのよ」
 

  不忍池の横の道を行くと、「十三や」という看板が目に入った。この、くし屋さんには、取材にうかがったことがある。
 

 — くしの材料はツゲである。それも、ウチでは、鹿児島産、開聞岳近くでとれるものを使う。それが、肌ざわり、弾力性、丈夫さで、断然すぐれている。その原木を 前に、どの部分から日本髪にさすくしを取るか、などと考える。ツゲのくし屋ほど、ていねいに切る人はいない。と、これは製材屋さんの話。それから板にした状態で、10年近く寝かせる。その板を、削る前に、20日間ほど、燻す。その燻すのも、ツゲのおが屑。ツゲのおが屑は、火力が安定していて、温度が平均して出る。だから、豆を煮るのにいいと、以前は、佃煮屋さんが、もらいにきたものだった。—
 

  ご主人の味のある話は、尽きることがなかった。 < この項つづく>
 

morimori

kushi