2022年6月20 の記事一覧

小笠原島の虫たち

小笠原島の虫たち

 

毎号 、小笠原島のユニークな話題をお伝えする「小笠原からの手紙」。今号は、虫の話。
〈植物と違って、この虫が見たい!  と出かけることはほぼ無い。ここに挙げた虫との出会い、そのほとんどが偶然といっていい。この日も珍客が我が家にやって来たのだった。〉という書き出し。いろいろな虫が登場してくる。
〈セミが鳴き出すと「秋だね」と、小笠原の人は言う。 セミとはミンミンでもニイニイでもなく『オガサワラゼミ』のことで、小笠原のセミ科はこのオガサワラゼミ1種のみで昭和45年に国の天然記念物に指定された。……外来種のトカゲの捕食圧で近年激減していると聞くが、夏の終わり頃、森に入るとジジジと元気よく鳴いては飛び交う姿を、今のところは見られてはいる。〉
このほかに、オガサワラチズモンアオシヤク、オガサワラタマムシ、オガサワラシジミ、シマアカネなど、虫との偶然の出会いと別れを、島で暮らす伊藤千栄子さんが、文と写真で見せてくれる。
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