2021年12月 の記事一覧

春支度は「なげいれ」から

花としつらえ

 

『チルチンびと』冬 110号、12月10日発売です!
特集は「暖かくて木の香りのする家」。新年を前に「花としつらえ」という、横川志歩さん指導による“なげいれ花”の話題も、用意してあります。

〈安土桃山期、茶席を飾る茶花として千利休が大成したとされる「なげいれ」。その信条は、日本の四季に生まれた草花のひと時の輝きを、なるべくありのままに生かすこと。〉というのが、なげいれのご紹介。さらに、文章はつづく。
〈「花を生けることによって、気持が変わりますよね。1輪でも命のあるものが入ると、家にも命が宿るんです」。横川さんのなげいれの魅力は、花と器、そして、空間の響き合いにあるようだ。〉
たくさんの美しい なげいれ の実例がごらんいただけます。

……

『チルチンびと』冬110号は、12月10日発売です。お楽しみに。

 


ベニシアさんの近況

ベニシアと正、明日を見つめて

 

『チルチンびと』冬 110号、近日発売です!
特集は「暖かくて木の香りのする家」。もちろん、 人気連載「ベニシアと正、明日を見つめて」も、あります。ベニシアさんのこんな近況を、お伝えしています。
〈梅雨明けの7月中旬から、僕は一人暮らしになった。ベニシアがグループ・ホームで暮らすようになったからだ。ここ2年半の朝と夕、訪問看護のヘルパーさんが目の不自由なベニシアを世話してくれていた。介護施設の見学にも何度か行ったが、そのたびにベニシアは入居を拒んだ。僕は仕事や買い物の外出も、やりにくい状況が続いていた。……〉
そういう経過を経て、ベニシアさんは入居。ホームに馴染めないベニシアさんを慰めるため、家に呼んでベニシアさんに美味しい料理をつくってやろうと、梶山正さん思いつき、いろいろの調理器具を手に入れる。……
というお話。
いかがですか。

………

『チルチンびと』冬 110号 ・特集「暖かくて 木の香りのする家」は、12月10日発売です。お楽しみに。


さよなら 三原誠さん

三原誠さん

 

三原誠さんが、亡くなられたという知らせを聞いて、びっくりした。
つい何カ月か前、この“ 広場 ”の「私のセツ物語」に登場したばかりだったからだ。絵と文をお願いすると、快く引き受けてくれて、自分より向いた人がいると、何人かの方を紹介してくれた。
三原さんの原稿は,「夏のテラス」というしゃれた雰囲気のもので、友人の誕生日に近くの八百屋で買って来たスイカを、セツ先生たちと食べる話だった。添えられた絵は、先生とスイカと三原さんらしい人が描かれていた。もしかして、天国でセツ先生と楽しく再会することを、予感していたのかもしれない。まだ、51歳だったという。ご冥福をおいのりします。

……

三原誠さんの「私のセツ物語」は、コチラからごらんいただけます。