2018年2月 の記事一覧

『羊の木』を観に行く

羊の木

羊の木

 

映画『羊の木』を、TOHOシネマズ新宿へ観に行く。…… 国家の極秘プロジェクトとして、港町に受け入れられた6人の 受刑者。その “ 新住民 ” は、すべて元・殺人犯だった。…… というふうにストーリーは展開すると、パンフレットにある。原作は、山上たつひこさん。

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始まる前の客席で、テレビで見た金沢の大雪のニュースを思い出したのは、山上さんが、金沢にお住まいだと、うかがったからである。今日の天気は、どうだろうと、ここに来る前に、やはり金沢在住のMさんに聞いたら、とにかく、真っ白。家の前の松の木も雪をまとい、なんの木か、わからない。町バスは、運休。宅配も、今日は中止らしい。雪はふわふわの雪。スーパーに行ったら、パンは売り切れていた。外にいるのは、雪かきの人だけ。平成で二度目の大雪だという。

しらぬまにつもりし雪のふかさかな 久保田万太郎
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“ 新住民 ” を迎えに行くところから、映画が、始まった。

 


なつかしき「みんなのうた」

みんなのうた

 

『「みんなのうた」の世界展』へ行く。(杉並アニメーションミュージアム・3月25日まで・入場無料)。
NHKの「みんなのうた」は、なつかしい。「大きな古時計」 が聞こえるかと思えば「おお牧場はみどり」が流れる。そうそう「森へ行きましょう」「山口さんちのツトム君」もあった。歌が流れ、映像が流れ、それに使われた人形などが、展示されている。あっ!宇野亜喜良さんの、作品 もありました!
子どもよりも、ついてきた親のほうが、熱心にビデオをのぞき込み、歌に合わせて、調子をとっていたりする。でも、わかるな、その気持ち。

 


冬やさい クワイ

kuwai

芽が出ることから縁起物として用いられるクワイ。

青銅色が美しく、アンティークの置物のようだ。


「ブリューゲル」展の冬景色

「ブリューゲル」展

 

「ブリューゲル」展が、開かれている(東京都美術館、4月1日まで)。「画家一族150年の系譜 」   というサブタイトル。パンフレットには、さらに、「受け継がれた一族の魂」「画家一族がやって来る」という文句が踊っている。一族、一族、一族。家系図も、のっている。

ピーテル・ブリューゲル1世(父)/ ピーテル・ブリューゲル2世(子)/ ヤン・ブリューゲル1世(子)/ ヤン・ブリューゲル2世(孫)/  アンブロウス・ブリューゲル(孫)/ アブラハム・ブリューゲル(ひ孫)/ ヤン・ファン・ケッセル1世(ひ孫)/  ヤン・ピーテル・ブリューゲル(ひ孫)

東京で大雪のすぐあとに行ったから、ピーテル・ブリューゲル2世の、雪に埋もれた村の絵が目についた。「鳥罠のある冬景色」。1601年の作らしい。それから400年以上たっても、雪の積もる様子は同じであることを、うれしく思った。