2017年4月 の記事一覧

漱石、母校、春

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4月6日。お茶の水小学校の入学式。人気のうどん店「丸香」の行列がとぎれたあたりに、その小学校はある。
門の横の石碑に ……

吾輩は猫である
名前はまだ無い
    明治十一年    夏目漱石
   錦華に学ぶ

……の文字。

今年は、漱石の生誕150年、没後100年にあたる、という。漱石の通った錦華小学校は、のちに統合され、お茶の水小学校となった。その母校の入学式。今日、校庭の桜は、満開だった。

 


セツ・モードセミナー 閉校を見送る展覧会

セツ・モードセミナー  閉校を見送る展覧会

 

「セツ・モードセミナー  閉校を見送る展覧会」に行った。地下鉄を、四谷三丁目で降りて、6,7分のところにあるカフェギャラリー「ゑいじう」でひらかれている(4月23日まで)。お店の 1、2階に、卒業生100人の絵がかざられている。樹木希林さんの、セツ先生との想い出のハガキも、あった。

100人100点の絵をみていると、『大人の女が美しい』(長沢節著・草思社文庫)に書かれた、穂積和夫さんの解説の文章を、ふと思い出した。

〈セツ流の生き方を妥協することなく本当に徹底したのは、結局セツ一人だったのかもしれない。言うに易しく、行うに難しいモラリストならではのピューリタンの道だったのだと思う。それでも教え子たちそれぞれが、なんらかの形で生活や人生に影響を受けたことも事実だろう。〉

………


この “ チルチンびと広場 ”では、セツ卒業生の方々の「私のセツ物語」を連載中です。穂積和夫さんの「セツ物語」も、ごらんいただけます。コチラから、どうぞ。

 


生誕100年 長沢節 展

生誕100年 長沢節 展

生誕100年 長沢節 展

 

4月1日。小雨。寒い。本郷の弥生美術館へ行く。「生誕100年  長沢節展」である。(6月25日まで)。入口で、笑顔の先生が迎えてくれる。「センセイ、おひさしぶりです」。
そして、いくつもの画をたのしんだ。サンジョルジュ島の船着き場。モンテロッソ。こころの故郷  会津若松南町のりんご畑。大原。……
その帰り、となりのカフェ・港やへ。カプチーノにセツ先生のサインをあしらいました …… というコピーがついた、セツ・カプチーノ(500円)を飲む。セツ二階のコーヒーが、懐かしい。


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この「チルチンびと広場」でも、セツで学んだみなさんが、“ 私のセツ物語”と題して、想い出をつづっています。コチラから、ごらんいただけます。入場無料 !