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女子学生服 昔々

『ニッポン制服百年史』展

『ニッポン制服百年史』展

『ニッポン制服百年史』展

 

『ニッポン制服百年史』展( 弥生美術館、6月30日まで)に行く。
「女子学生服が ポップカルチャーになった !」というサブタイトル。そして、こういう解説が……。
〈 今から一〇〇年前に欧米からもたらされた洋装女学制服。日本の学生文化にすっかり定着しました。長いスカートがカッコよかった八〇年代。チェック柄スカートの登場で一気にミニ化が進んだ九〇年代。二〇〇〇年代には色・柄・デザインに驚くほどのバリエーションが誕生しました。……〉

江口寿史「Kawaii」の絵葉書を買い、隣の「港や」で、カレーとアイスコーヒー。カレーとアイスコーヒーは、女子学生には似合わない、と思いながら。

 


美を紡ぐ人たち

美を紡ぐ  日本美術の名品

美を紡ぐ  日本美術の名品

 

『美を紡ぐ  日本美術の名品』(東京国立博物館、6月2日まで)に行く。
「絶対に見逃せない !」というキャッチフレーズの作品展示マップを見ると、「浜松図屏風」からはじまって、与謝蕪村、伊藤若冲、横山大観、葛飾北斎、雪舟、狩野永徳らの作品が並んでいる。「ぜいたくな展覧会だった」という、帰りにすれ違ったひとの声が聞こえた。

ショップで、榮太棲飴を買い、外の植え込みで記念撮影。ツツジも見ごろ。

 


ブブノワさんと絵とワセダ

ブブノワさんの絵画展

ブブノワさんの絵画展

 

「ブブノワさんの絵画展』( 早稲田大学 會津八一記念博物館、6月16日まで)に行く。休日のキャンパスは、閑散としている。
えっ ?  ブブノワさん ? という方も多いだろう。展覧会の図録に、こうある。
〈   ワルワーラ・ブブノワさんは一九二ニ年六月に来日した。 …… 来日後間もなく二科展などに油彩や版画を出品し、構成主義の理論と実作によって村山知義ら大正期新興美術運動に大きな影響を与えた。   来日より二年後の一九二四年からブブノワさんは早稲田大学や東京外国語学校などで、ロシア語とロシア文学を教えだした。…… 〉(  ブブノワさんと早稲田・安井亮平)

1886年5月、サンクト・ペテルブルグの生まれ。ポスターの絵には「人間が扉を開けた」というタイトルが付いている。

 


『ストリート ミュージアム』の初夏

ストリート ミュージアム

 

日比谷線の六本木駅から、新美術館へ向かって歩いていたら、壁面に派手めの文字が現れた。Street  Museum  (5月26日まで )とある。その周囲に、いくつかの作品が並んでいる。このあたり、美術館への行きや帰りの客、あるいは、アートの関係の仕事の方が多いだろうから、絶好の場所ではないだろうか。


眺めているうち、作品の展示とは無関係に、山頭火の句が浮かんでくる。
草のそよげば何となく人を待つ

 


チルチンびと market

チルチンびとマーケット

 

今週末より各地でチルチンびと market が開催されます。

新潟、福井、愛媛、愛知、福島と続きます。

お近くにお越しの際は是非お立ちよりください。

 

 

■新潟県 ノモトホームズ 竹尾モデルハウス  5/19(日)10:00~15:00

チルチンびとマーケット新潟

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■福井県 住まい工房 5/26(日)10:00~15:00

チルチンびとマーケット福井

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■愛媛県 西渕工務店 6/2(日)10:00~15:00

チルチンびとマーケット愛媛

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■愛知県 エコ建築考房 本社ショールーム 6/9(日)10:00~15:00

チルチンびとマーケット愛知

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■福島県 増子建築工業 まどいの杜ギャラリー 6/30(日)10:00~16:00

チルチンびとマーケット福島

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※チルチンびと market 情報は こちら をご覧ください。


印象派とオレンジ・ペコ

印象派への旅  海運王の夢  ー  バレル・コレクション

 

オレンジペコ

 

『印象派への旅  海運王の夢  ー  バレル・コレクション』( Bunkamura  ザ・ミュージアム、6月30日まで)に行く。ついこの間、令和のカウントダウンで沸いた道路を横切って行く。

〈英国から日本へ初航海 !門外不出の名画 ドガの《リハーサル》〉
〈海運王のコレクション、初めての船出。  ドガ、ゴッホ、クールベ、ブーダン……〉
〈イギリスの “海運王”  ウィリアム・バレルが  夢を託した選りすぐりの名画、初来日 !〉
などという展覧会パンフレットのコピーで、その雰囲気は、おわかりいただけるだろうか。

帰りに、ショップで、紅茶  オレンジ・ペコを買う。これが、この展覧会にふさわしいもののような気がした。

 


長崎の街の写真屋さん、閉店す

カメラのフォーカス 長崎パチリ

 

もし、この「広場」に、よく遊びにいらっしゃる方なら、「長崎パチリ」という長崎の街の写真屋さん・フォーカスのコラムを、ご記憶だと思う。アマチュアカメラマンの1枚の傑作。そして、手書きの新聞。毎月、長崎ならではの撮影会のお知らせ。年末には、写真年賀状をつくるお誘い。などが、のっていた。そこに、いま、こういうご挨拶がある。

〈  フォーカスは5月半ばをもちまして、お店を閉めさせていただくことになりました。プリント数減少により、店を維持することが困難になり、この度、苦渋の決断に至りました。街の中の写真屋としての役割りを全うしたいという想いで、ここまでつとめてまいりました。志半ばでの閉店に、ご利用頂いている皆様に申し訳ない気持ちでいっぱいです。……〉

フィルムのカメラからデジカメへ、スマホへ。そういう時の流れに、精一杯の抵抗をつづけてきた街の写真屋さんに、かける言葉が見つからない。
(コラム「長崎パチリ」は、こちらからごらんいただけます)

 


薫風、そして、キスリング

キスリング展 ー  エコール・ド・パリの夢

キスリング展 ー  エコール・ド・パリの夢

 

『キスリング展 ー  エコール・ド・パリの夢』(東京都庭園美術館、7月7日まで)に行く。

〈……  丁寧な筆致による洗練されたレアリスムと、静謐なムードに満ち、輝かしく官能的な色彩によって、キスリングはエコール・ド・パリの重要な芸術家として位置付けられるのです。 …… 〉(パンフレットから)

帰りに、クリアファイルと絵葉書を、おみやげに買う。5月の風が、心地よい日。

 


あなたは何派? 右脳? 左脳?展

information or inspiration?

information or inspiration?

 

『information or inspiration? 』展(サントリー美術館、6月2日まで)に行く。「右脳と左脳でたのしむ日本の美」ということである。それについて、パンフレットの文章は、以下のごとく。

〈人は美しいものに出会った時、2種類の感動のしかたをします。作品の背景や制作過程、作者の意図や想いを知ることで生まれる感動、そしてもうひとつは、ただただ理由もなく、心が揺さぶられる感動です。本展は、デザインオフィス  nendo  代表・佐藤ナオキさんが提案する左脳的なアプローチ、右脳的な感じ方の双方で、日本の美術をたのしんでみる展覧会です。つまり、1つの展覧会のようで、2度たのしめる展覧会なのです。 ……〉

1粒で2度おいしい、というお話。
帰りにショップを覗くと、なぜか、金沢の郷土料理・治部煮がある。3度 おいしい展覧会。

 


令和元年の『ウィーン・モダン』

『ウィーン・モダン』展

『ウィーン・モダン』展

『ウィーン・モダン』展

『ウィーン・モダン』展

 

『ウィーン・モダン』展(国立新美術館、8月5日まで)に行った

〈ウィーン世紀末の全貌を  まだ、あなたは知らない。〉、〈本展は、ウィーンの世紀末文化を「近代化への過程」という視点から紐解く新しい試みの展覧会です。〉
ということで、グスタフ・クリムトやエゴン・シーレの絵あれば、オットー・ヴァーグナーの椅子、そのほか、ドレスあり、ブローチあり、花入れあり……。

帰りに、ショップで、缶入りの紅茶と4Bのエンピツを1本、買った。気がつくと、入り口でもらった記念のカードに、令和元年五月一日という印。