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凧よ、揚がれ

今年の六月。高円寺の喫茶店で「凧」の作品展が開かれた。

作者は『チルチンびと』誌上でおなじみの建築家・大野正博さんの次男、研介さん。住宅街の喫茶店は、大勢のお客さんで賑わい、入っていくと「凧のお仲間ですか?」と声をかけられた。凧の人気の広く深いことを知った。

壁に飾られた凧。そこに描かれた絵。書かれた文字。丹念に張られた糸。「全部、実際に揚げたものだそうですよ」と、店の方が説明してくれた。「いい風、揚がるよ!  今日は」 という研介さんの声が聞こえるようだった。なにかの機会に、これをご紹介したいと思った。

研介さんは、幼いときから空中でヒラヒラする旗や凧が好きだったという。学校から帰ってこないので迎えに行くと、道端ではためく旗を、ずっと眺めていたという。

私は、どうかたくさんのひとに、このギャラリーの「凧名人展」を訪ねていただきたいと思う。研介さんを取りまくやさしさが風となって、凧を舞い上がらせているのが見えるだろう。

 

Chilchinbito  Gallery  凧名人-大野研介作品集

「Chilchinbito Gallery  凧名人-大野研介作品集」をご覧になる方はこちらから、どうぞ

 


つぶつぶ雑穀食、体験してきました。

天音堂 リフォームラボの上利さんが主催する「長老を囲む会」に参加してきました。「長老を囲む会」は、長老(=ここでは年齢問わず様々な分野で先人の知恵を引き継いで、誠実で真摯な活動をしている方のこと)に信頼できるオーガニックな衣・食・住を教わったり、体験したり、話し合ったりする会。今回、第五章第五話の長老はあらいゆみさん。もと一級建築士だったあらいさんが、建築現場の粉じんなどの影響で発症した化学物質過敏症を克服する過程で生活に取りいれた、つぶつぶ雑穀食の考え方を教えてくれました。

 

日本人ならば雑穀を食事の8割食べられれば体の栄養バランスがとれるそう。現代人はおかずばっかりたべて、ご飯をたべない傾向にあるそう。動物性蛋白質や糖分やらがただでさえ過多なのに、さらに化学調味料や添加物が加わって、非常に身体に負担をかけているんだそうです。で、ご飯を食べないから糖分がたりなくなって甘い物たべちゃったりと悪循環。精製しすぎない雑穀と、自然塩(日本人なら日本の海の塩)、味噌、梅干し、漬物、菜種やエゴマなどの植物油、地野菜と海藻、乾物などなど。要は日本で採れるものを食べる。風土に合った食事をする。むかーしむかしの日本の食生活をしていれば、身体も心もすこやかに育つということなんですね。

 

おかしなことにいまや無農薬の雑穀は米よりも高いのだけど、長い目で食べ物で血=身体がつくられることを考えたら取りいれたほうが断然お得なんでしょうね。もちキビを入れたご飯は、その名のとおりモチっとして甘みがあり、しっかり塩を効かせてつくったおかずは健康食のイメージを覆す満足度の高さ。参加者全員「美味しい!」の連続で、デザートまで結構なボリュームだったけれど、みなさんペロリと平らげてました。試食時には現場から戻った大工の伊東さんも合流して、家や木や家具の話なども飛び出し、アットホームで賑やかな食卓となりました。

 

もちキビ、小豆、キヌアにアマランサス・・・合わせる食材も調理法も、バラエティ豊か!

会場となった上利さん邸「樹木と菜園エコな家」は、キッチンもリビングも広々、天然無垢の床が寝転びたくなる気持ちの良さで、日中は燦々と陽が差し込んで暖房を入れずとも暖かく、七匹(!!!)のわんちゃんたちものびのび幸せそう。楽しくて濃い一日が過ごせました。「長老を囲む会」主催者の皆様、あらいゆみ先生、ご一緒していただいた参加者のみなさま、ありがとうございました。

左から、今回の長老あらいゆみさん、天音堂上利さん、大工伊東さん、長老を囲む会スタッフのRyoさん


横浜アート その①

たまたま、家へ帰ろうと横浜駅で乗り継ぎをしていたところ

見つけてしまいました…

 

駅の構内の柱に面白そうなイベントの文字。

 

「スマートイルミネーション横浜2012」

 

時計を見るとすでに20:00…

翌日も朝から予定がありましたが

イベントは23:00近くまでやっているということで…

行ってしまいました。… ┐(´-`)┌

 

イベントの概要や詳細はほぼ柱のイベントの文字からは読み取れず…

場所もよくわからなかったのですが …

とりあえず開催されているっぽい象の鼻パークへ。

私にとっては、翌日の予定もあるので、一か八かの大勝負!!

…そして 行ってみたところ、あ!!あれかも!!という

イルミネーションを発見!!!!!

 

イルミネーション

 

ちょうど、本部のようなところがあり、パンフレットを受け取ると

「国内外の多彩なアーティストや大学が参加。環境演出型のプログラム…

横浜に幻想的な夜景を生み出します」と書いてありました。

 

象の鼻パークの木にもたくさんのライトがついていて

材料費500円を支払うと、電球・果物のケース(すみません名前わからず…)、

袋+参加記念の光るバッヂをもらえるとのことだったので

迷わず参加(*^^)v

材料

テーブルに移動し、袋に書いてある丸の中に顔を書き

作成中

まわりに好きなデザインをほどこして電球を入れキュッと絞って完成♪

完成

さっそく、木に結んできました!!

ゆらゆら揺れて、かわいい♪

ゆらゆら

 

他にも光にちなんだアートが多々あり(会場も4カ所ほどあったようです)

来場者が自転車を漕ぐ力で光が付くという作品も…♪

アート

 

みんな、一生懸命漕いでいました!

自転車

横浜の税関もいつもと違うライトアップで

アートな雰囲気がいっぱい♪

税関

その他のアートは次回ご紹介します♪

amedio(*^^)v


こうぼ生活、はじめます。

 

慈慈の邸 さんで開催された「こうぼ食堂」ナヲさんの酵母料理教室「酵母と暮らそう」に参加してきました。

電車に揺られること2時間ちょっと、千葉県房総はいすみ市に到着。慈慈の邸はゆったりのびやかで美しく、いい気が流れていて心からくつろげる場所。玄関、キッチン、トイレ・・・多彩な左官や庭にも見どころがたくさん。眺めているだけでもあっというまに時間が過ぎます。

月曜の朝早くからお料理教室って、いったいどんな人が集まるの?と思っていましたが、大盛況。チルチンびと広場のツイッターを見て来てくださったという「手づくりや」さんは、埼玉よりなんと3時間以上かけていらしてました。勉強熱心!「月のとうふ」さんという地元在来種でつくるお豆腐屋さんや、君津で地元の野菜をつかった料理を出しているカフェの方、こうぼ食堂で市川ナヲ先生の魅力にはまってしまった方々・・・など、皆さん「こうぼ料理」に注目する方々ばかりで、自己紹介タイムからして面白かった。次に、食材となる大根を調達しに皆でブラウンズフィールドへ。

大きい~~。こんな大根相当時間がかかるだろうと思ったら、昆布酵母を入れて炊くと、あっというまに中までやわらかなるわ味もまろやかになるわ・・・恐るべし酵母!その他にも旬の柿やりんごの酵母、いったいどうやって使うの?という疑問を一発で解決してくれるレシピ5品。スタッフのスピッツさんがものすごく上手に炊いた香ばしい玄米といっしょに、いただきまーす!
噛めば噛むほどじんわりと身体に栄養がしみわたるような、滋養に満ちたごはんタイム。おなか一杯になります。

わかりやすく、常に生徒目線でお話ししてくれるナヲさんは、ナチュラルで少女みたいなほんわりした雰囲気。ここまで教えてくれちゃっていいの!?というぐらい丁寧に、酵母のABC、酵母の魅力を語りつくし、質問にもいつも+αな姿勢で熱心に答えてくれて、お人柄を慕ってやってくる人が多いのもうなずけます。

最後に、すぐに酵母生活がはじめられるように瓶と獲れたてキウイをお土産にいただきました。早速家に帰り、まずははじめのいっぽ。

この表面張力がだいじなポイントらしいです

酵母についてはまだまだ解明されていないことも多く、可能性がぐんぐん広がる。酵母って、愛いヤツ♪そんな風に思えてくる、朝9時半から午後3時までたっぷり充実の酵母教室。楽しかった!ナヲさん、慈慈の邸のみなさん、そしてお教室で一緒になった皆さま、どうもありがとうございました。

 

さらに嬉しいことに、「こうぼ食堂」の市川ナヲさんがチルチンびと広場でコラムをスタートしてくれることになりました!一人でも多くの方に、ナヲさんの魅力が伝わるとともに、酵母世界への扉が開くことを願って・・・スタート時期は追ってお知らせします。楽しみに待っていてくださいね~

 


怪談 消えたポスト

ポスト

 

都心の会社に勤める、私の相棒の話です。そ奴は、ある夕、一通の手紙を書き終えました。いまどき、メールでも電話でもない、手紙というのは、それだけこころを込めて、ぜひ先方へ伝えたいことがあった、と思し召せ。で、いつものポストへ急ぐと、オヤ、こんなところにもポストが。投函したあと、脇にあるプレートで最後の集配時刻が18時半であることも、確認。やれやれです。

さてつぎの週。その道を通りかかると、ポストがない。ない。急ぎ会社に戻り、同僚に確認すると、「毎日あそこを通るけど、ポストなんか見たことない」「疲れてんじゃないですか。幻覚ですよ」と冷たい。郵便局に訊いた。「ポストが現れて、消えた? いやあ、ポストの設置や移動には手続きが必要で、必ず記録を残しますが、それも残ってないし」と局員。で、その角にある店を訪ねた。おばさんが、いう。「ここにポスト? 見たことないわねえ」 それでも、と食い下がり「なんかこの辺、変わったことなかったですか」「ああ、そういえば、先週ドラマの撮影があったわね。私の店も貸してあげたけど。そのとき、ポスト? ウーン、そういえばロケ隊の荷物に、赤い箱があったような……」 それだ。

店にあった名刺を頼りに、制作会社に連絡する。「ええ、確かにロケでポストは使用しました。ポストには撮影直前まで注意書きを貼り、終了後には、すぐ撤去するはずなんですが。いやでも、そーですか、あなたは、それに手紙を入れた。そーですか。いますぐ、そのポストから手紙を探して、私のほうで投函しましょうか」

それから半月後の夜。くだんのドラマは放映された。ポスト? もちろんありましたよ。赤い姿が主役に見えましたね。

(写真のポストは、当゛事件゛とは関係ありません)


今年の風邪は長引きますよ(ほんとに)。

―2日目―

喉の違和感がひどくなるので、お医者さんへ。処方箋は効果なし。

―4日目―

話題の「扁桃炎」か?と心配になり、再度お医者さんへ。しかし、発熱しないと、ほとんど相手にされない。

―1週間―

ゴボゴボと咳が止まらず、またまたお医者さんへ。「ちょっと長引いてますね」と、今回、抗生物質を処方される。

―2週間―

「マイコプラズマ」や、「肺カルチノイド」がニュースになっていたこともあり、今度は呼吸器科へ。胸のレントゲンを撮るが異常なし。今回は、ぜんそく用吸引薬を処方される。

―3週間―

発熱、頭痛、関節炎、倦怠感、全てなし。乾いた咳と、湿った咳がランダムに止まらない。お医者さんは、結構のんきだな。

―4週間―

うがいも、ぜんそく用の吸引薬も、さぼりがちに。

―1か月―

寝不足が続き、だんだん、もう、どうでもよくなってくる。

―1か月と1週間―

今度は「咳ぜんそく」ではないかと、不安がつのる。

―1か月と2週間―

ようやく、のど飴なしで生活できるようになり、峠は越えたと実感する。

―1か月と3週間―

それでもなかなか完治しない。コホッコホッ。

―約2か月―

もう一生、風邪なんてひかない、と誓う。とてもつらかった。

恐ろしい色したうがい薬

 


相乗効果

 

「枯白のある風景」を観にpoooLさんへ。webからでも伝わる、雰囲気のある作品の様子に惹かれて一度お会いしたかったので、在廊日を狙っていってきました。

お会いしてはじめてお二人で制作されていると知った。二人は沖縄の芸術大学で同級生として知り合い、意気投合して卒業後、故郷に戻って二人でアトリエ兼ギャラリーを開いたそう。もちろん沖縄で出会うまでは、お互い同郷だとは知らず。人生って縁とタイミングですね。

お父様が木工をされていた乾喬彰さんは木、大学で彫刻専攻で様々な金属を扱っていた松岡直実さんは鉄、と元は役割が分かれていたけれど、今ではその境目はないそう。喧嘩になりませんか? と思わずありきたりな質問をしてしまったのだが、制作のことで喧嘩したことはないと。それよりも相手の中の、自分にはない発想に驚いたり刺激を受けたりするらしい。理想的! どちらがどちらを作ったか一見全くわからないくらい統一感があるけれど、紙にイメージを起こすところから始める発想力豊かな乾さん、直感的でいきなり制作を始める松岡さん、それぞれのエネルギーが交わって作品に厚みが増すのだろう。使い手の想像力も試されるような、置いてあるだけで空間にストーリーが生まれてくるような作品を見ていると、つくづくこういうのが似合う家に住みたくなる。

 

 

お隣gallery re:tailさんでは4人展「コランダム」を開催していた。同じ学校の卒業生という点では「枯白」さんと同じだけれど、こちらはそれぞれ全く個性が違う。小さな箱やハットピンなどをジュエリー制作の手法で制作する塚本聖広さん、真鍮に文字や模様を美しく彫り上げていく芳田慎平さん、緑をテーマにグリーンを持ち歩くガラス管のネックレス、カトラリーや多肉職分の入ったガラス鉢に小さなガラスの動物たちで独特の世界をつくっていた有澤 香予さん、テキスタイルのような気持ちいい曲線と色の組み合わせの絵を描く山本梓さん…4人4様だが同じ空間に展示してあっても違和感がない。

和気藹藹として楽しい展示でした。同じアトリエで「cha箱」として制作をしている4人、来年も同じくre:tailさんで展示をされるとのこと、今度はどんなテーマで四つの世界が広がるのだろう。


学びの時間を共有した仲間と、ずっと一緒に何かができて、お互いの刺激になっているって、とても幸せな関係だなと、思いました。

 

 


音探し♪

東京都にも自然がいっぱいの場所があります。

そのうちの一つが、ここ『等々力渓谷』

等々力渓谷

 

階段を少し降りると一気に車の音が消え

風に揺れる葉っぱの音、せせらぎの音

自然そのものの音でいっぱいになります。

 

私の大好きな癒しスポットの1つです(*^_^*)

 

このような自然がいっぱいの場所へ行くと、

保育士の資格を取るために通っていた専門学校で

先生に「自然の中で音を10個見つけなさい」と

言われたことを思い出します。

 

よーく耳を澄ましてみると

いろいろな音が聞こえてきます。

大人になればなるほど、当たり前のように

耳に入ってきてしまい意識しないと聞こえにくい音です。

 

同じ風に揺れる葉っぱの音でも、

葉っぱの種類によって聞こえる音が違ってきます。

鳥のさえずりも、鳥の種類によって異なります。

 

皆さんも、ぜひ10個の音を探してみてはいかがでしょうか。

意外と簡単なようで難しいですが、

足もとの草花や、頭の上の大きな木、

みんな一生懸命生きているんだなぁと実感できますよ☆

 

amedio(^o^)

 

 


本日は晴天なり

秋が日に日に深まるうれしい季節だが、

気持ちまで晴れるようなお天気の日は、1年のうち、4,5日しかないと思う。

今日はそんな、貴重な日だった。

 


ナンという日

ナン

 

「ここの店、神田カレーグランプリで優勝したはず」「でも、表にナンも出てなかった」「奥ゆかしいんじゃないの」「あ、このナンおいしい」「ナンともおいしい」「ナンとなくおいしい」「ナンかおいしい」(大笑)  私は、神保町のマンダラでカレーBセット1155円を食べている。隣の席のОLふたりの会話だ。ナンだよ、その冗談。

外へ出る。おりから、古本まつり。沿道の屋台を見ると、ナンと『カレーライスの話』(江原恵)がある。100円。喫茶店で読んだ。1872年、福沢諭吉が『学問ノススメ』を発表した年、日本に料理本が出始めた。『西洋料理通』(仮名垣魯文)、『西洋料理指南』(敬学堂主人)がそれで、カレーの料理法も初めて紹介されたとある。

「カレーノ製法ハ、葱一本、生姜半個、ニンニク少シヲミジンニ刻ミ、バター大匙一デ炒リ、水一カップ半ヲ加ヘ、鶏肉、エビ、タイ、カキ、赤蛙等ノモノヲ入レテヨク煮ル。ソノ後、「カレー」ノ粉小匙一ヲ入レテ一時間ホド煮ル。ヨク煮エタトキ塩ヲ加ヘ、又小麦粉大匙二ヲ水デ解イテ入レル。(『西洋料理指南』)

ナンだか疲れた。