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お引っ越し

市ヶ谷は、サクラの名所である。駅を降りると、すぐ目の前に 、サクラの通りが広がる。それをさらに靖国通りを行けば、サクラ。左手のお濠の両側にも、サクラ。一口坂を降りて、すぐ左に私たちの事務所がある。この『チルチンびと広場』制作のために事務所を開いたのは   2010年 10月のことだったから、三度の花見を愉しんだことになる。

私たちは、そこで考え、語り、悩み、笑った。そうして、『広場』を育ててきた。いろいろなことが、あった。スタッフみんなにも、いろいろなことが、あった。11月1日。この事務所から、移転することになった。むろん、『広場』を愛してくださる方たちとの、あたたかい、楽しいおつきあいは、これからも、ずっと続いていく。

荷物の片づいた部屋は、ただの白い箱だった。私は、部屋の入口から、中に向かって、黙って、小さく頭をさげた。

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株式会社 エムアイディーオーの新住所
〒155-0033
東京都世田谷区代田 3-26-11
啓明宮前橋マンション 506 号室
tel: 03-6450-8415    fax: 03-6450-8457

 


秋刀魚の押し寿司

今年は秋刀魚が高値だ。

デパ地下で見つけた、お得な秋刀魚の押し寿司。

秋ってなんだかしあわせだ。

 


南九州 in 京都 ――KARAIMOBOOKSさんで

 

先月、街巡りの途中でみつけたKARAIMOBOOKSさん。若いご夫婦と可愛らしいお嬢さん、家族3人のアットホームな雰囲気の店内に入ると、一番目立つところに水俣関連の本がずらり。他、九州関連本がずらり。石牟礼道子さんの本や原発、沖縄、ジェンダー論など社会派の本や雑誌、中南米関連の本も充実。いままで横目で通り過ぎていたところにまで視野が広がるような本棚だった。

店主の奥田順平さんに、自ら発行している「唐芋通信」をいただく。本で心の旅ができる、逃げたい、自由になりたいとき、本が希望になることを思い出させてくれる文章だった。凝ったデザインをせず、文字のみの“ザ・通信”らしさも潔い。「妻が書いたものの方がわかりやすいです」と、奥様の直美さんが西日本新聞に寄せたコラムもコピーしてくださった。なぜここ京都で、九州の人がサツマイモを呼ぶときの「カライモ」という名をあえて店につけたのか。また石牟礼道子さんや水俣との出会い、母としての思いなどが率直に綴られてほんとうにわかりやすかった。店の空気や文章から、誠実で、情熱があって、たくましくて優しい、そんなご夫婦の人柄が感じられた。

同じ週末、夫を連れてまた行った。ちょうどその時お店にいらしていたフォーラム福島の支配人、阿部泰宏さんを、奥田さんが紹介してくださった。ご家族が自主避難で京都住まいをされていて、数ヶ月に一度福島から会いに来るとき、よくここへ寄られる。福島の事故と水俣病を巡る問題には非常に似たものがあると感じて、ここで出会った本から先人に学んだり、奥田さんご家族と話をすることで救われる気持ちになったそうだ。「避難している身で遊びに出かけるのも気が引けるので、ここは貴重な娯楽の場所。気持ちが楽になる」と。

突然、外部から降りかかった災難から家族を守るため、大変な覚悟と決心で避難して、さらにそんな肩身の狭い思いをするなて。東京育ちの私は、その「外部」の一部には違いなく、思いがけず京都にやってきてのうのうと鴨川サイクリングを楽しんで、何を言っても説得力がない。と思ったけれど阿部さんは私のまとまりのない拙い意見もきちんと聞いてくださる。そして複雑な胸中を穏やかに、客観的に、率直にお話してくださった。毎朝目が覚めると明日はどうなるか不安に思う、その気持ちは皆同じはずなのに、強引な避難区域の線引きのために地元同士や家族内で、考え方の食い違いによる衝突や温度差が生まれる。闘う相手は身内じゃない。そういってとても心を痛めておられた。

『チルチンびと 77号』境野米子さんのコラムで、自主避難されている方を訪ねて京都に来られていたと知ったこと、震災前にお住まいを訪ねたことを話すと、「ここで境野さんの名前を聞けるとは!」と喜んでいただいた。なんと偶然、その後入ってこられたお客さんも福島の方で「やっぱりこの店にはなにかあるなぁ」と驚かれていた。私も、本屋さんでこんな出会いがあるとは思いもしなかったし、“カライモ”は私の両親の出身地、鹿児島の方言でもあり、不思議な縁を感じた。

 

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P.S. 境野米子さんのブログに、ちょうどフォーラム福島で11月2日(土)から上映される「飯舘村 放射能と帰村」(土井敏邦監督)の試写会のことが書かれていた。阿部さんも、これは原発事故を扱った中でも、心の底から秀逸と思える1本です、とメッセージをくださった。

 

・・・「何よりも心が汚染されてしまったことが一番、悔しい」というひと言。

この言葉が最後にずしりと重く訴えかけてきます。

高低浅深の差こそあれ、福島県民みんなが抱えている思いです。

もし、ご覧になる機会があったらぜひ観てください。

 

 


ニコライ堂(東京復活大聖堂)が史上初のライトアップ

石造の重要文化財なかで、ニコライ堂(東京復活大聖堂)は国内最古。

そのニコライ堂が 「文京・千代田はしまつり」の一環として

10/5~10/14までライトアップされていた。

ライトアップの演出は多々あるが、こちらは幻想的だった。


アウトサイダー

龍泉洞サイダー  日本名水百選   龍泉洞の水を使用

 

冷蔵庫の奥に、忘れていたサイダーを見つけた。「龍泉洞サイダー 日本名水百選 龍泉洞の水を使用」と書いてある。東北旅行のオミヤゲに 「広場」のスタッフ amedio がくれた。気のせいか、飲むと、水の味が濃いような気がした。(水っぽいというのとは違う)。「柚子乙女 金沢湯涌サイダー」を飲んだことがある。 飲むと、ほんのり柚子の香りがした。「塩サイダー」を飲んだことがある。これも、金沢のほうの製品だった。vigo のオミヤゲだった。塩味が、暑さに効いて、おいしかった。

以前は、サイダーといえば「三ツ矢サイダー」が、スタンダードだったが、近年、このテのものが増えたのだろうか。そんな話を、友人にした。「そういうカワリダネのサイダーを、なんと呼ぶか知ってますか?」「いや、知らない」「アウトサイダー」 「?」

 


プーケットの旅②

プーケット2日目

雨季ということもあり、プーケットの海は雨風で

ちょっと透明度は低めなのだと

旅行会社の方にも言われていたので

オプショナルツアーを申し込み

プーケットから高速船で15分の

「コーラル島」までおでかけ♪

 

「コーラル島」は1年を通して波が穏やかな海で

天気もわりと良いとのこと♪

 

出発した時は、台風?!と思うほどの

雨でしたが、コーラル島への船着き場に着くと

その雨もどこへやら~!

日差しも出てきました♪

高速船

この高速船が、本当に早くて…。

バナナボートより上下するし(笑)

なにしろスピードもすごい。

そして、その速度と勢いでの15分は非常に長く感じます…。

 

海外旅行の旅のポイントは

最低限のオプショナルツアーだけを申し込み

あとは現地で天気や体調と

相談しながら追加すること☆

バナナボートの申し込みしなくて

よかったぁ…と本当に思いました(笑)

 

コーラル島に着いてからは、

さっそくシュノーケリング♪

少し泳ぐと、魚が見える見える!!

シュノーケリングする前に、肉眼で魚たちに

囲まれているのがわかりました!(^^)!

小さい熱帯魚たちの

あまりの可愛さにシュノーケリングをつけながら

大騒ぎでした(笑)

↑マスクをしているからほとんどモゴモゴ状態…(笑)

コーラル島

ランチも辛すぎないタイ料理で

とてもおいしく

午後は、ビーチチェアでお昼寝をしたり

またシュノーケリングをしてみたりと

自由に過ごしました!(^^)!

海の中でお魚を間近に見ていると

本当に「お邪魔しまーす」という感じになります♪

そして、この魚たちの世界がずーっと続くためにも

人間が、自然を大事にしないといけないと

考えさせられます…

 

ビーチでお昼寝

お昼過ぎにプーケット島に戻り街を散策。

 

夜になるとガラリと雰囲気が変わり

ちょっと怖いので、安全な夕方に散歩。

(特に私たち夫婦お酒飲めないので…夜に行くと

ただただ危険なだけ…(笑))

 

パトンビーチ

ここがパトンエリアで一番有名な繁華街

派手なバー

あちこちに虎のオブジェがついているBAR…ギラギラしてる…。

小さいバー

小さいBARがギッシリ…。ちなみに、お酒のボトルを外に見えるように置くことも本当は違法…でも現地の方から聞いた話では、ほとんどのことは賄賂で解決…。警察にお金を払って見過ごしてもらっているとのこと。さすが…海外…汗

 

もちろん、飲み屋以外にも、ちょっとした

お土産屋さんなどもあり、

かわいい小物(タイのバッグ150円ほどで買えます)も

GETしてきました!(^^)!

 

島と町でこの雰囲気の違い!!

刺激的な街でした~。。。(^_^;)


雨の中でもダンスを ― 映画『ベニシアさんと四季の庭』

 公開中(※全国順次公開)の『ベニシアさんと四季の庭』を観に行った。元々多くのファンを持つベニシアさん、地元が舞台というのもあってか、平日のお昼というのにかなりの人でした。

『チルチンびと』で連載中のコラム「京都大原の山里に暮らし始めて」で、ご主人の山岳写真家・梶山正さんが紹介してくださる豊かな庭と周辺の風景や、TV番組「猫のしっぽ カエルの手」でも拝見していたけれど、映画ではさらにベニシアさんの「心の庭」ともいえるような風景が映し出される。

貴族出身のベニシアさんが、その暮らしに満たされず心の声に従ってインドへ、そして日本へ。偶然か必然か辿り着いた京都に恋をした。やがて梶山さんと出会い、大原の家と出会って“一生モノ”の自分の居場所をみつける。けれど平穏な日々ばかりではなく・・・。

庭に四季があるのと同じように、人生にも優しい春の日もあれば、厳しい冬の嵐の日もある。どんな日でも、自然の流れに任せながらもただ流されるのではなく、本当に自分がいいな、こうしたいな、と思う場所へ真摯に向かう彼女の姿は、一生懸命で可愛くて、潔い。夫の梶山さんも、息子の悠仁君も、娘のジュリーさん、孫の浄君、友人たち、皆真っ直ぐでチャーミングな人ばかり。人は、出会うべき人や場所やできごとに出会うようになっているんだな、と思う。

川上ミネさんが奏でる美しい調べとともに、ベニシアさんの庭と心の四季が綴られていく。宝物のような言葉もたくさんちりばめられていて、秋にぴったりの、心豊かになる映画でした。

 

“生き方、暮し方は、ひとりひとりが創りだす芸術作品です。(中略)古いものは私たちの家に美を添え、やがて地球の土へと還っていきます。古いものを、かっこよく!” (映画より)

 

“人生は常に教訓を与えてくれます。日々の生活の中にこそ、答えがあるというのがポイントです。さあ、生きているという奇跡を楽しみましょう。人生とは、嵐が過ぎるのを待つのではなく、雨の中でもダンスをすることなのだと忘れずに。” (映画パンフレットより)

 


日本初上陸!『200個のキャンベル・スープ缶』 

世界有数のコレクター、ジョン・アンド・キミコ・パワーズ夫妻のコレクション、アメリカン・ポップ・アートがやってきた。個人コレクションとしては世界最大級で、これほどまとまった数のポップ・アートの名作を、一挙に展示することは、本国アメリカ合衆国の美術館でもないそうだ。会場を進むにつれ、画集の中に入り込んでしまったような感覚をおぼえた。なぜだか、無性にダグラス・クープランドの『Generation X』を読み返したくなった。

 

展示構成

1章:ロバート・ラウシェンバーグ

2章:ジャスパー・ジョーンズ

3章:ラリー・リヴァーズ、ジム・ダイン

4章:クレス・オルデンバーグ

5章:友人としてのアーティストたち

6章:アンディ・ウォーホル

7章:ロイ・リキテンスタイン

8章:メル・ラモス、ジェイムズ・ローゼンクイスト、トム・ウェッセルマン

 

アメリカン・ポップ・アート展  @国立新美術館  10/21(月)まで

 


ハチミツを買いに古本屋へ

数年前、三十もだいぶ過ぎてやっと一人暮らしを始めた’あまちゃん’な私。行きつけの店なんかできたらいいなと思っていた。そんなとき友人に教えてもらった代々木八幡のカレーバー、zanzibar。京都出身の女主人は天然で別嬪で、絶妙なタイミングで激辛の発言とカレーを繰り出す。当時の常連さんも優しくておかしな人ばかりで、まもなく会社員を辞めて小さな編プロの丁稚奉公生活に入った私にとって、オアシスみたいな場所だった。猫が扉のところにいたりして。あのゆるーい空気が漂う雰囲気は、今思うとリトルキョウトだった。

その女主人に教えてもらった、ギャラリーみたいな素敵な美容室のお姉さんとnowakiさんに、異口同音に「コトバヨネットさんには、ぜひいってみて」と不思議な名前の古本屋さんを薦められた。二人のおすすめならばと行ってみると、住宅街の中にひっそりとある古いビルをうまく工夫して使っていて何か雰囲気がある。店内には古道具、家具、器、文具とか、変わった人形、柑橘類、野菜などいろいろ置いてある。何屋さんなのか?

 

人形は人気だそうで、メンバーがよく変わる。

 

店主の松本さんは帽子にメガネで飄飄とした風貌だけれど、すこし話しをし始めたら「あ、この人しゃべってくれるひと!」 とわかり、いまや近所のおばちゃんと井戸端会議をするような気分で訪ねている。衣・食・住にはかなりのこだわりがあると見受けられ、音楽に関してはレコードマニアの夫と私にはまるで内容がわからない話をしていたし、映画や美術にも造詣が深く、ではインドア派かと思えば、周辺のお店の人々と面白そうなイベントを次々に企てたり、本をつくったり、京都の空家情報にも詳しく、アクティブな感じ。いったい、何屋さんなのか?

 

高知のアハナベックさんの山野草リースで、秋めく店内。

 

同じビル内には、偶然にもここにアトリエを構えている 西淑さんや、珈琲屋さんmiepumpさんが居て、たまにほのぼのと現れてくれたりして楽しい。松本さんに教わった天土オルガニカさんの野菜は、味も見た目も芸術的だし、先日買った松山産の百花蜜は薫り高く美味(※ハチミツは現在売り切れ中)。もうじき檸檬が入るみたいでまた行かなくては。何屋さんかはともかく、何かがありそうだから行ってみる場所となっている。

 

松本さん曰く、周囲のお店とつながってイベントを企画したりするのが、これだけ盛んになってきたのは震災後が顕著だけれど、以前からこの辺りには「物々交換文化」がわりと生きているんだそう。お金は、なさすぎてもしんどいけど、ありすぎれば胡散臭さも漂う、ちょっと面倒なもの。その力を過信せずに知恵と感覚と経験をちゃんと使って生活に楽しさを生むことを体現している。あんまり自分やお店をカテゴライズしないで、いろんな役割を担っている。そうするとこんな風に自然にヒト・モノ・コトの循環が起こり始めるんだなと思う。 よくみたら、店名のところに“古書と生活/文化雑貨”屋さん、と書いてありました。

 


『コミュニティ建築』発売!

『コミュニティ建築』(『チルチンびと』11月号増刊)

 

 『コミュニティ建築』(『チルチンびと』11月号増刊)は、ただいま好評発売中です。
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時代が大きく変動していく今、地域社会の破壊と創造が、かつてない規模と深さで起きているように見えます。新しい地域社会と文化を創造しつつある人々が生み出す、その生き方の表現としての建築を、取材し編んでいきたいと思います。(刊行の言葉から)
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 目次の一部
●『ALWAYS   三丁目の夕日』に込めた原風景への思い・阿部秀司
● 鹿児島県鹿児島市〈しょうぶ学園〉 知的障がい者支援施設が、地域に開いた
●歴史的町並みへの温かいまなざしと架構に込めた思いコミュニティ建築の構想力 吉田桂二の仕事

まちに開く「家」
●千葉県〈ブラウンズフィールド + 慈慈の邸〉 房総・いすみの風景が結ぶ農と食と宿
●東京都〈ペインズウィック〉思いのこもつた洋菓子を笑顔とともに手渡したい
●千葉県〈森の診療所+ 森のカフェ〉自然素材の建築で健康づくりを発信する診療所 + カフェ

まちと人をつなぐ
●長野県飯田市〈 わくわくホーム〉地域材で建てたQMソーラーの老人ホーム
●埼玉県〈みどり保育園〉住まいのように安心して成長できる場を、園・建築家・工務店で実現
●山口県下関市〈杜の宮〉住宅としてのしつらえを大事につくりこんだ小規模老人ホーム
かぎりなく住まいに近づく高齢者の居住施設 ・ 三浦 研
木の空間で育つ ・ 仙田 満
木のもつ癒しの力を科学する ・ 宮崎良文
豊かな時間が流れるまちへ ・ 宮本太郎
再生可能エネルギー資源と地域循環経済  ・ 植田和弘

まちの建築を木造にするために
図解・ 集成材に頼らない、木造公共建築の構造計画 ・ 山辺豊彦
計画の前に知っておきたい防火のポイント ・ 安井 昇
農林漁業の6次産業化で地域をもっと生き生きと・大多和  巌 、 岸 憲正

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 『コミュニティ建築』(『チルチンびと』11月号増刊)は、定価  1,680 円 です。