今年の彼岸花
昨年も同じ頃、小石川植物園に、彼岸花を見にきている。
植物学者の牧野富太郎さんは、この花について、書いている。
〈さてこのヒガンバナが花咲く深秋の季節に、野辺、山辺、路の辺、河の畔りの土堤、山畑の縁などを見渡すと、いたるところに群集し、高く茎を立て並びアノ赫灼(かくしゃく)たる真紅の花を咲かせて、そこかしこを装飾している光景は、誰の眼にも気がつかぬはずがない。そしてその群をなして咲き誇っているところ、まるで火事でも起こったようだ。〉(『植物一日一題』ちくま学芸文庫)。
昨年も同じ頃、小石川植物園に、彼岸花を見にきている。
植物学者の牧野富太郎さんは、この花について、書いている。
〈さてこのヒガンバナが花咲く深秋の季節に、野辺、山辺、路の辺、河の畔りの土堤、山畑の縁などを見渡すと、いたるところに群集し、高く茎を立て並びアノ赫灼(かくしゃく)たる真紅の花を咲かせて、そこかしこを装飾している光景は、誰の眼にも気がつかぬはずがない。そしてその群をなして咲き誇っているところ、まるで火事でも起こったようだ。〉(『植物一日一題』ちくま学芸文庫)。
紫陽花を盗んでくるという変わったおまじないを教えてもらった。
土用丑の日(今年は7月24日(金)、8月5日(水))に、まず他人の家でめぼしい紫陽花を見つけ、盗む紫陽花に「今日の日に 紫陽花わいの福袋 紫ものぞ 我がものとしれ」と唱え摘む。それを家に持ちえり、半紙にくるんで玄関に飾るというもの。これにより、お金に困らなくなるそう。
場所によって微妙に唱える言葉や、やり方が違うもののまだこういったおまじないが愛知、京都、石川、島根など各地で行われているらしい。
「小笠原からの手紙」でおなじみ、植物学者・安井隆弥さんから、メール便。開けてみると『The TAKASAGO Times』誌(高砂香料工業株式会社)。表紙に「特集・小笠原」とある。安井さんは 「小笠原の野生植物について」こう、書いている。
〈 海洋島の植物は草食動物の食害を全く受けなかったので刺をつけたり、毒を持つなど身を守る機能を進化の途中でかなぐり捨てたかのようである。そこへヤギが入って来て瞬く間に食べつくす。また大陸からの外来種は競争力が強く、小笠原本来の林を占拠しアカギやモクマオウの林にしてしまう。このように外来の生物の侵入によって、固有種をはじめ既存の植物は追いやられ、細々と生きている。〉
〈小笠原の自然はユニークであるが脆弱でもある。外来の動植物により小笠原の固有種をはじめ在来の生物が圧倒されようとしている。私たち小笠原野生生物研究会では細やかながら植生回復の作業に参加し、美しい自然を次世代へ伝えようとしている。〉
島育ちのやさしさ。外部勢力の圧力。その中にあって、世界自然遺産を守るご苦労 …… お疲れさまです。
まだまだ寒い日が続きますが
太鼓の稽古の時
境内にちょこんと咲く
梅の花を発見♪
一歩一歩春が やってきているのですね☆
梅の次は桜かなぁ?
可愛らしいお花が出迎えてくれるので
キツイ稽古へ行くのも
ちょっと楽しみになった
amedio( *´艸`)でした♪
ヒイラギの棘と格闘しつつ、手にたくさんの傷をつけながら作成したリース。今年の痛い思い出となりました。
そんなヒイラギ、この季節しかほとんどでないうえに、痛い思いをして作る生産者の方が激減しているらしい… ということで用意してくれた花屋さんはヒイラギを手に入れるのも一苦労だったようです。
でも、やはりクリスマスは”ヒイラギ”かと。
先日、群馬県の四万温泉へ行ってきました!
行先は、ノスタルジックな温泉街がいいなぁと
パラパラと旅行のパンフレットを見ながら
直感で選んだのですが
とっても、天気が良かったうえに紅葉のシーズンで
とても良い旅になりました♪
私たち夫婦の旅は、風まかせ♪
あまり、細かくは決めずにいいなぁと思ったところで
ぶらりとバスを降りることもあります。
今回は、甌穴群でバスを途中下車し
そこから45分ほどかけて歩いて温泉地まで行きました♪
今回は四万温泉到着までの旅をご紹介します♪
写真を撮り忘れましたが
温泉につく途中に足湯も見つけ
のんびりと浸かったり
かわいい猫を見つけてしばらく遊び相手になったり
バスでは通過してしまっていたであろう
いろいろな発見がありました♪
旅の目的地までスイスイっと行くのも良いですが
たまには、思い切って降りてみて
自分の足で歩いてみると
旅先でもいろいろな発見があるので
ぜひ、お勧めしたいamedioでした♪
ご近所にできたばかりのAu Bon Miel(オボンミエル)さんは、薄い檸檬色から焦茶色までのグラデーションカラーで日本や西洋のハチミツがずらりと並ぶ、小さいながらも充実の蜂蜜専門店。どれも試食もさせてもらえて、とくにニホンミツバチが集めた、香り豊かで濃厚だけど後味スッキリの国産ハチミツは、身体が目覚めるような美味しさ。ご店主は、養蜂家でもありミツバチのこと、ハチミツのこと、聞くと詳しくもらえる。はやくもミツバチを愛する人々が集まる場所となっている。中京区役所の屋上庭園でニホンミツバチを飼っていることもここで教わり、区のホームページでタイミングよく採蜜見学会参加者を募集していたので、行ってきました。
緑豊かな印象の京都でも中京区は緑が少なく、町の緑化推進のためにも区役所の屋上庭園にニホンミツバチの巣箱を設置して、区民ボランティア「京・みつばちの会」を中心としたメンバーがさまざまな蜜源となる植物を育て、ミツバチを飼育しているという。
この会の呼び掛けで、周辺のお店や学校、なんと二条城でも養蜂が始まった。ミツバチは一度刺すと死ぬと言われていて、命がけなので、めったなことでは刺さない。なかでもニホンミツバチは性質が穏やからしい。だから個人宅でもスペースがあれば飼うことができるし、実際飼っている人が増えて、養蜂の輪は広がりつつあるとのこと。だけど黒いものや不審な動きをするものには警戒心を抱いて刺すこともある。顏周りに飛んで来ても、振り払ったりきょろきょろ動きを追ったりせずにそっと見守るべし。実際、ニホンミツバチは小さくてまるっこくて可愛らしく、ブンブン近くに寄ってきても怖くない。
重箱式と呼ばれる巣箱を引き出すと、金色の蜜が詰まった巣が現れた。採れたてのハチミツを巣ごと試食させてもらう。濃厚で、ほのかな酸味と豊かな甘みが広がる・・・やはり採れたてはとびきり美味しい。一匹のミツバチが一生かけて集めるハチミツは、小さなスプーン一杯分だそうだ。貴重なミツバチの命の源を横取りしていると思うと、申し訳ないが心してありがたくいただきました。最後に、蜜源となる植物の苗も参加者全員に配られた。ミツバチとの共生の小さな一歩が踏み出せそうで、とてもいいイベントだった。
少し前に、これもAu Bon Mielさんで教わった映画「みつばちの大地」 を観た。最新の技術を用いて、飛行の様子、巣箱の中、交尾や誕生の瞬間、病源に侵されていく姿までも、等身大で映し出す映像には驚きの連続!太古から受粉という仕事を通じて、地球上のあらゆる生物の命を繋いできたミツバチの「超個人」な生き様には、感動しかない。
映画では、経済最優先でもはや養蜂家というより殺蜂家と呼びたくなるような乱暴なやり方でハチミツの量産をしているアメリカの養蜂家、毛沢東の時代に穀物を食べる雀を大量殺戮した結果昆虫が増え、あげくに大量の殺虫剤をまいてミツバチが全滅したので人間が手で受粉をしている中国の農家、昔ながらの在来種を愛し共生していこうとするスイスの養蜂家、ミツバチの未来を守ろうと懸命な努力を重ねるオーストラリアの研究家たちといった、ミツバチをとりまく人間たちの様子も追っていて、監督はこの映画を撮るために地球を4周半したという。
奇跡みたいに美しい映像に説教臭さはまるでなく、ただただ初めて知ることの連続で目からウロコをボロボロ落とすばかりだったが、ミツバチの大量死のさまざまな要因には、どれも少なからず人間の営みが影響していると思い知らされた。観ているうちに気持ちがどんどんミツバチ寄りになっていき、人間の傲慢さや横暴さに痛いほど気づかされ、もっと謙虚になって出来ることを考えようと思わずにはいられなかった。
彼岸花が咲いた。例年より十日も早い。彼岸花だってこの陽気では戸惑っているんだろう。彼岸花が咲くといつも造化の妙に驚く。一つの花が反っくりかえって全体が燃えるような赤になるのは見ていて飽きることがない。福岡の青年が送ってきた白い彼岸花は芽を出さない。いや、待てよ、白のほうは正確に秋分の日になるのを待っているのかもしれない。(山口瞳『年金老人奮戦日記』)
……
こういう山口さんの昔の日記を読んでいたら、彼岸花が見たくなって、小石川植物園に出かけた。入園料400 円。入園券を見て、東京大学大学院理学系研究科附属植物園が、正式名称であることを、知った。入り口で訊くと、門を入ってすぐ左に咲いています、と教えてくれた。
咲いている。咲いている。早い時間なのに、先客(男)二人。カメラを構えている。そのうちのひとりが、「結構、蚊がいますよ」と言った。それを聞いて、少し慌てて、帰った。これが、私の「庭時間」だった。
……
『チルチンびと』81号〈特集・庭時間のある暮らし〉は、好評発売中です。
福島県の茅葺き民家で暮らす、境野米子さんから、この秋も「フクシマからのたより」が届いた。(『チルチンびと』81号掲載)
……
真っ赤に実ったユスラウメを今年こそと思い、町の測定所に持ち込み、セシウムを測定してもらいました。「検出せず」でした。3年目にして初めてジャムがつくれました。しかし裏山のシイタケ、タラの芽、コゴミ、ウドなどは収穫しませんでした。キノコや山菜はまだまだ線量が高く、茹でずにそのまま天ぷらにしたのでは、セシウムは減らせません。
……
ほかにも、自宅の茅葺き屋根や敷地の除染作業のことなど、尽きない苦労が、ある。しかし、そのなかに、こうも書かれている。
……
庭のあこちには真っ白なホタルブクロや紫紺色のアザミ、青紫色のツユクサ、ホオズキの花が咲き、早朝の草むしりの時には芳しい香りに包まれ、シアワセを感じます。セシウム汚染にもめげず、また汚染作業をも生き延びた草花が愛おしく思えます。
……
原発事故から3年余りがたった。こんなふうに、秋を迎える庭もある、ということを忘れないでいたい。
……
『チルチンびと』81号〈特集・庭時間のある暮らし 〉 は、好評発売中です。
先日、バスツアーで日帰りハイキングへ行ってきました♪
場所は、大柳川渓谷!
まだ大きな旅行会社のツアーには入っていない
穴場の渓谷です(*^_^*)
吊り橋が10本、滝が8つと見どころも多く
のんびり歩いて2~3時間で回れます♪
川沿いは景色が変わるし
涼しいし 水の音も楽しいし
登山とはまた違った良さがあります♪
帰りは、日帰り温泉にも入ってのんびり♪
たくさん歩いた後のお風呂は最高です♪
バスツアーの良いところは
おふろセットのような余分な荷物はバスに預け
身軽でハイキングができるところ♪
調べてみると、いろいろな日帰りツアーがあるので
紅葉のシーズンまで楽しもうと思うamedioでした
(*^_^*)