ギャラリー

令和元年の『ウィーン・モダン』

『ウィーン・モダン』展

『ウィーン・モダン』展

『ウィーン・モダン』展

『ウィーン・モダン』展

 

『ウィーン・モダン』展(国立新美術館、8月5日まで)に行った

〈ウィーン世紀末の全貌を  まだ、あなたは知らない。〉、〈本展は、ウィーンの世紀末文化を「近代化への過程」という視点から紐解く新しい試みの展覧会です。〉
ということで、グスタフ・クリムトやエゴン・シーレの絵あれば、オットー・ヴァーグナーの椅子、そのほか、ドレスあり、ブローチあり、花入れあり……。

帰りに、ショップで、缶入りの紅茶と4Bのエンピツを1本、買った。気がつくと、入り口でもらった記念のカードに、令和元年五月一日という印。

 


浮世絵のなかの子どもたち

遊べる浮世絵展

遊べる浮世絵展

遊べる浮世絵展

『遊べる浮世絵展』(練馬区立美術館、6月9日まで)に行く。
「江戸の子ども絵・おもちゃ絵大集合」である。たとえば……

プロローグ、 「浮世絵と江戸文化」では、ほうづきづくし ほたるがり  歌川国芳、ほか  。1 「愛される子どもたち 」 では、夏姿母と子  鈴木春信、ほか  。2 「 遊びと学び」では、  風流おさな遊び   歌川広重、ほか  。3 「子どもと人気のキャラクター 」では、  桃太郎  勝川春山、ほか 。4  「遊べる浮世絵 」では、うし若丸一代記  長谷川貞信、ほか。という具合。

〈……   本展では、こうした江戸時代の子どもたちの生活の様子や、当時の遊びを題材に、大人も子どもも楽しめる浮世絵の世界をご紹介します。〉とのこと。

帰り、ショップで、絵葉書三枚。


連休の中の「ルート・ブリュック」

 

『ルート・ブリュック  蝶の軌跡』展

『ルート・ブリュック  蝶の軌跡』展

 

『ルート・ブリュック  蝶の軌跡』展(東京ステーションギャラリー、6月16日まで)に行く。


〈北欧・フィンランドを代表するアーティスト、ルート・ブリュック。名窯アラビアの専属アーティストとして約50年にわたって活躍し、初期の愛らしい銅板から膨大なピースを組み合わせた晩年の迫力あるモザイク壁画まで、幅広い作品を手がけました。……〉(同展のパンフレットから)

連休の東京駅は人人人人。一歩、中に入ったステーションギャラリーは、静かでゆっくり楽しめる。


御即位30年記念

『両陛下と文化交流』展

『両陛下と文化交流』展

『両陛下と文化交流』展(東京国立博物館で、4月29日まで)に行く。〈特別展  御即位30年記念〉〈日本美を伝える〉という言葉が、タイトルに添えてある。
そして、東山魁夷筆の「御即位の行事を飾る屏風」など。「天皇皇后両陛下の外国御訪問に紹介された名品」として、岩佐又兵衛筆の絵巻など。そして「皇后さま  お召しのイヴニングドレス」も。
昭和も初めの頃のお生まれ、と思われる女性客が9割。昭和も遠くなりにけり。ショップで買ったゴーフルも、さすが、金の缶入りでした。


アウトサイダー・アート!!!

櫛野展正のアウトサイド・ジャパン展

 

『櫛野展正のアウトサイド・ジャパン展』(東京ドーム  ギャラリー  アーモ、5月19日まで)に行く。

〈これが日本のアウトサイダー・アートだ !〉  〈ヤンキー人類学から老人芸術まで〉  〈表現しなきゃ生きられない  突破者たちの祭典 !〉という文字が、パンフレットに踊っている。作者 72人。作品総数 2000点以上。多彩なアートを発掘したのが、キュレーター・櫛野展正さん。まあとにかく、ごらんいただきたく。 

 

 


ムーミンの春休み

ムーミン展

ムーミン展 キャンディー

 

『ムーミン展』(森アーツセンターギャラリー、6月16日まで)に行く。

〈……  トーベが最後まで手元に残しておいた貴重なコレクションから  日本初公開の作品も並びます。ムーミンの小説、絵本から代表的なシーンを原画で楽しむことができる、ムーミンファン必見の展覧会です。……〉(展覧会パンフレットから)。「これまでにないムーミン原画展」という、キャッチフレーズ。

春休みのコドモたちでいっぱい、かと思ったら、中年以上の女性たちが多い。ショップで、キャンデー2本をおみやげに買った。

 

 


ル・コルビュジエの写真

ル・コルビュジエの写真

 

上野の『ル・コルビュジエ』展の帰り、4年前にコルビュジエの写真展を見たことを 思い出した。会場はワセダの會津八一記念博物館だった。そのときの目録に、こう書かれている。

〈1936年、詳しい状況は分かっていないが、ル・コルビュジエは16mmのカメラを入手している。…… 彼は映像用カメラを使って多くの静止画を残している。…… 再発見された画像を見ると、ル・コルビュジエが映像用カメラを用いて様々な物やフォルム、形跡 ー  木の幹、瓦、レンガ、木片、波、岩、小石、索具、帆装、網、工具、機械、船、ボート、動物等 ー  を収集し、その後の創作活動に役立てていたことが分かる。……〉

モノクロの  人生の1場面 だった。

 


12坪の家と考現学

吉田謙吉と12坪の家  ー  劇的空間の秘密

 

『吉田謙吉と12坪の家  ー  劇的空間の秘密』(LIXILギャラリー、5月25日まで)に行く。舞台美術家であり、文筆家である吉田謙吉氏が建てた、12坪の家。
〈  建築家ではない謙吉が設計した、たった12坪の家(約40平米)には小さなステージが設けられ、各部屋には複数の用途が兼ねられ、狭いながらも細部に工夫と夢が詰め込まれている。…… 〉 と、この企画展に合わせて出版された本に、ある。その家の仕掛けをのぞき、舞台美術の仕事を拝見。吉田謙吉考現学。

 

 


アアルトの言葉

『アルヴァ・アアルト   ー  もうひとつの自然』展

『アルヴァ・アアルト   ー  もうひとつの自然』展

 

『アルヴァ・アアルト - もうひとつの自然』展(東京ステーションギャラリー、4月14日まで)に行く。

フィンランドの建築家。個人邸宅から公共建築までを設計。建築にあわせて、家具、壁面タイル、ドアノブなどのデザインもした、という。

分厚い展覧会のカタログの 274ページに、アアルトの言葉が紹介されている。
〈近代の形式主義の時代が終わり、今、建築は新しい課題に立ち向かおうとしている。機械に対して優位な立場に人間をおくことができるのは、芸術家よりも建築家であろう。建築家には明確な職務がある。それは建築材料の機械的な性質を人間的なものにすることである。しかし人間の創造には破壊が付きものだという矛盾を抱えている。………〉


ちひろの好きなワンピース

『ちひろのキッズファッション』展

『ちひろのキッズファッション』展

 

『ちひろのキッズファッション』展(ちひろ美術館  東京、5月6日まで)へ行く。いわさきちひろの描いたたくさんの絵の中の、たくさんの子ども服をみることができる。
「ちひろの好きなワンピース」というコーナーがある。白い丸襟、ふんわり膨らんだパフスリーブ、たっぷりギャザーの入ったフレアスカートを好んでデザインしたという。
館内においてある感想を書くノートに、「母がつくってくれた服を思い出しました」と書いてあった。